こんちゃす!
いやぁ~他のも進めますって、!おそらくね((
前回の続きです!投稿頻度が最高なのは最初だけです…
てか、♡いっぱいありがと😘😘
⚠BL要素出てきます
地雷の人はcomeback!
誤字脱字はスルーお願いしま~す!
蒼Side
暑い陽が当たって、汗が流れる。
俺はサウナのような教室の真ん中で、入る人に挨拶をする。
これをしないと一日が始まらない。
そんな上手いことを言うが、実際はそうでもない。
「いつもの俺」を演じるんだ。
挨拶を済ませ、目立つ桃色の髪が俺の視界をふわふわと動く。
簡単に言うと、俺の好きな人。桃ちだった。
男である俺が、男である桃ちに好意を抱く。おかしいことだと思う。
何度諦めようとしても、どうしても諦めたくないという自分が俺を引っ張る。
彼の声が、顔が、美しく輝いている。
彼の話や、仕草は、誰もが惚れてしまいそうなほどだった。
そんな桃ちには似合わないほど、俺は何もかもが反対なんだ。
俺はずっと、片思いのままなんだ。
それでもあなたの視線を感じた。
こういう時を利用して、桃ちに会いに行く。
少し眠そうな顔の桃ちに、ゆっくり近づいてみる。
「桃ち~!おっはよ~!」
俺は出来るだけ明るく、大きく手を振りしゃがむ。
「おはよ、蒼ちゃん」
おはよ、と返した桃ちは、どこか寂しそうな顔をしていた。
「あれぇ?桃ち、元気ないね…?」
桃ちの元気じゃない顔は、誰よりも沈んで見えてしまう。
少しでも桃ちを見ていたくて、目線を下ろし、顔を覗き込む。
首を右にコテンと傾け、少しでも桃ちが好きになってくれるようにと考える。
考えていると、桃ちも何か考えるような表情に変わった。
少しの沈黙から、桃ちの顔にはいっぱいの笑顔が浮かんだ。
「桃は元気だよ~?」
ふふ、と笑うあなたは、俺の気持ちをまるで分かっていない。
どうにかいつも通りにしようとする、桃ちの丁寧な性格が滲み出ている。
今は、桃ちが俺を見てくれる時間。
ということは、俺の気持ちをこっそり伝えるチャンスなのだ。
「なら良かった!元気が一番!」
そう言いながらも、桃ちは俺の表情で笑いを零している。
すると、桃ちが俺の額の部分に目を向けた。
あれ、おでこに何か付いてるのかな…
「蒼ちゃん、前髪切った…?」
誰にも気づいて貰えない。そう思っていたはずのことが指摘される。
流石桃ちは美容に気を使っているだけあるな笑
「え、?気づいた?笑」
気づいてくれたのが嬉しくて、返す言葉も喜びがこもっている気がする。
前髪をくしゃくしゃにし、思わず目線を引いてしまう。
「何となくそう思ったの~笑」
「さっすが桃ち!よく見てる~!」
こんな些細な変化に気づけるあなたは、本当に罪な男だ。
すると、俺の頭に桃ちの手が置かれた。
一気に身体が熱くなるのが分かった。
桃ちの少し冷たい手の平が、俺の火照った頭を横にズラす。
「蒼ちゃん、可愛いよ?」
可愛い。その一言は、俺の心にまた大きな稲妻を落とした。
俺の顔はきっと、今とてつもなく赤いだろう。
これが「照れる」ってやつかな…?あんまり照れたことないから分かんないや。
でもこれも、友達としてだよね。きっとそうだよ。
桃ちが俺に、恋愛感情を抱いてくれるなんてありゃしない。
「えへへ~、!ありがと!桃ち!」
こんなにアピールしているのに、桃ちは気づかない。
鈍感だね、桃ちは。
がら、と音を立てて入って来たのは先生。
相変わらず変わらない見た目をした先生は、どこか物寂しい。
「お前ら~、席につけ~」
何処か軽いような、重いような先生の言葉には頭が痛い。
桃ちをちらりと見ると、彼もまた、先生に視線を動かしていた。
さっきまで、俺のことを見ていてくれていたのに。
先生…先生…
「あ、HR始まっちゃう!?」
席が近いわけではないので、立ち上がって席へ向く。
「桃ちばいばい!」
これが桃ちとの、朝のお別れ。
今度は小さめに手を振り、自分の席に足を進める。
少し崩れた前髪を揺らしながら、桃ちは小さく俺に手を振り返した。
先生の話が、まるで再生速度が速くなった声のようだった。
隣の席の子は下で本を読んでいるし、先生の話を真面目に聞いていない。
優等生でありたいとか、そういう訳ではない。
そんな憂鬱感もそろそろ休憩。夏休みに入る。
楽しみではあるが、俺ももう高校生。
将来が懸かっているような時に遊んでいる暇などない。
8月に向けて一層暑くなるような7月の今。
誰もがやる気を無くして授業を受ける事もまともに出来なくなる。
「それでは、今日は棚の整理をやるから荷物を取っておくように」
掃除、かぁ…
別に得意とかいう訳ではないのだけれど、したい訳ではない。
「姿勢、礼」
委員長さんの合図で、HRが終わったことを伝えられる。
HRが終わると、先程まであったような仲間たちの声がわーっと戻ってきた。
1限目は、歴史かぁ…
勉強はあまり得意ではないから、より一層やる気が出ない。
どうしよう。
この思いが桃ちに知られてしまったら。
こんな時でも頭の中に浮かぶのは桃ちだ。
騒がしい教室の真ん中で、一人、頭を抱えている俺がいたとか。
何か自分でもこれおもんないって思ってきた🙄🙄
国語の勉強頑張ります…
それでは~、!
コメント
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う〜まっ.....文章力分けて....? てか佳夢さんと投稿頻度全く同じだね笑1回投稿して〜書きだめいじって2話投稿して〜毎日投稿しようとするけどやる気が出ない....あるあるだよね笑