テラーノベル
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kman
不穏。
五月蝿い。
走り抜ける車の音。
人の話声。遠くのサイレン。
全部が耳に刺さる。
全部、嫌い。
全部、憎い。
「はぁ……」
深いため息をついた。
世の中の「当たり前」を受け止めきれない自分に嫌気がさす。
きっと俺は生きることに向いていない。
この世界で「普通」として存在することに。
昔は、何も気にならなかった。
音に溶けることが出来ていたから。
でも今は違う。
恐怖に縛られて立ち向かうことすら出来ない。
大人になると、強くなるとか。
泣けば泣くほど、強くなるとか。
全部嘘だった。
いや、嘘ではないのかもしれない。
ただ例外があるだけで。
俺はきっとその例外なんだ。
歳を重ねれば重ねるほど、辛さや苦しみだけ覚えていく。
泣くほどに強くなるどころか、泣くことしかできない自分に嫌気がさす。
酷く騙され続けてきた気分になった。
外に行けば全部が俺を悪く言ってるように聞こえる。
実際全員が全員言ってる訳じゃないのは分かってる。現実的に無いなんて分かってる。
分かってるけど。
本当に同じ脳みそが疑がい始めてしまう
場所が変われば考え方も変わると言うけれど、
俺の思考は、あまりにも極端だ。
人間は脆い。
そう再確認する。
「おーい!こめしょー!!」
「うお、 っ …雨栗か……」
大きな音は嫌いだ。
人の声なんて論外だ。
なのに、
こいつの声だけは受け入れることが出来る。
どれだけ大きくても嫌じゃない。
「買い物ー?」
「あ、ぉう、 まぁ…」
私も買い物に来た、とにっこり笑って言った。
眩しい。
「今度さ、家行っていい?」
「え? あー、まぁいいよ。いつ?」
「来週の金曜は?」
「空いてる。じゃあその日」
「よっしゃ!!ありがと!」
「はいはい…」
元気だな、すごい。
その場で手を振って別れた。
金曜日。
あいつが来る日。
後からLINEで「泊まりたい」と送られてきて、
仕方なく許した。
仕方なく、とは言えど
まぁ嬉しい。
黙々と部屋の片付けをて彼が来るのを待った。
中途半端なとこで終わってもた…
すんまそん。
コメント
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初コメ&ふぉろ失礼します!! 歪んだknam最高しゅぎる❤︎