鍵が、かかっている。
なんで俺は閉じ込められているのだろう。
ここは何処なのだろう。
もう2日は経っていた。
空腹と不安で眩暈がした。
ガチャガチャ
鍵を開ける音が部屋に響く。
「、、!、?」
そこにいたのは決別したココだった。
俺たちは決別していた。別々の道を歩んでいくのだと思っていた。
なのに、なんで。
「よお」
聞きたいことは山ほどあったはずなのに
いざとなると言葉が出てこない。
薄々気づいていた。
こんなことをするのはココじゃないか、と
「腹、減ってるだろ?」
「、、、」
「ちょっとまってろ。」
数分後
「はい、あーん」
素直に食べた
二口目からはココの手から奪って食べた。
二日ぶりの食事は、いつもより美味しく感じた。
ココは、鞄をゴソゴソして、
薬ケースを取り出した。
「これ、なーんだ?」
「、、、?」
「飲む?」
「飲まないと言ったら?」
ココは、少し考えるそぶりをした。
「あの店、燃やしちゃおっかな?❤︎」
「、、、、、、」
「イヌピー悪い子だなあ?」
ココはそれを口に含み,俺にキスをした。
「ん、ふぅっ、」
ゴクん。
「あ、は、、」
乾いた笑みと声をこぼす。
ココは少し悲しそうな顔をした。
心臓がどくどくと音を立て始める。
体が熱を帯びていく。
ココに、触れて欲しい。
「い”っ!?いた、い、、」
腕を掴まれ、
そのまま手を持ち上げられ押し倒された。
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