⚠注意⚠
・cpは🌟より水赤(💫🎨×❣️🌸)です。
・この小説はnmmnであり、ご本人様とは関係ありません。
・R-18の内容を含みます。
地雷でない方はお進みください!5行下から本編です。
今日は僕が唐突に都外のアウトレットに行きたいなんて言い出したから、れるさんに車を出してもらった。
いつものように僕の家まで車を走らせて迎えに来てくれる。
そのままれるの厚意により、ずっと運転してもらった。
…まぁ、ちむの運転技術が危なっかしいってのもあるけど。
目的地に着いてからも、ちむの行きたいお店に長いこと付き合ってくれた。
「ねー、これとこれ、どっちが似合う?」
「どっちもええんちゃう?」
「んもー、どっちもはなし!れるさんてまじで乙女心わかってない!」
「お前乙女ちゃうやろ」
そんな言い合いをところどころ交わしながら 一通りそこを満喫すると、すっかり日が沈んでいた。
アウトレットにいるからそこで夕食をとることもできたけれど、なんだかれるさんの手料理が恋しくなってきて、作ってもらう気満々で「今日家行っていい?」と尋ねた。
あっさり了承を得て、再びれるの運転する車に乗り込む。
車内でれるがすたぽらのオリ曲を原曲のキーよりも低く口ずさみ始めるのを聞いて、すかさず「キー違うよ」って指摘する。
「運転しながらなんやからそんな細かいこと求めんなや」って拗ねられたけど。
お家に着いてれるさんの調理したご飯を食べて、そのままお風呂も借りた。
お風呂を出ると、れるはソファに座って恋愛ドラマみたいなのを見ていた。多分、最近放送が始まったやつだ。
もはや許可もとらずにその横に腰を下ろす。
特段興味があった訳でもないけど、他に何かする気も起きなくてドラマに見入る。
そのドラマ内に出てくる彼氏らしき男性が、彼女のことを車に乗せて、ショッピングモールへと向かう。
デートが終わって、おそらく彼氏の方の家の場面に移った。
そこで彼女のつくったご飯を食べて、べったり寄り添って映画を見始めた。かと思えば、彼女の方が突然立ち上がって話しかけた。
『そういえば今日こっちのパジャマにしてみたんだけど、どう?』
『どっちも似合うよ』
『どっちもはダメ!みーくんってば乙女心わかってない〜!』
『あはは、ごめん』
このやりとりに、このデートプラン。どこか既視感を抱く。
……そうだ、これ、全部。
今日のちむとれるさんがしてることと完全に一致してる。
…いやいや、こんなの別に今に始まったことじゃない。ていうか、ショッピングした後に相手の家行くとか友達同士でしても全然変じゃないし。
そうは思ってもこれ以上このドラマを見続けたくなかった。けど、今離れたら逆に不自然に思われるかなと思ってできなかった。
だけど、多少不自然だとしてもあの場で離れるべきだった。
画面が薄暗くなって、寝室が写るのを見て、 「…こういうシーンあるやつか」と観念する。
いや、こんなシーンメンバーと見るなんてどんな拷問?
…れるはどんな気持ちで見てるんだろ。
純粋に気になって横を向くと、それと同時にれるが僕の方を振り返る。
画面の中のカップルとは違って僕とれるの身長差が小さいから、額と額がぶつかりそうになる。
テレビからは、わざとらしいくらいのリップ音が鳴っている。
ちゅっ、ちゅ、って鳴り止まないその音をバックにしながら見つめ合うのは、なんていうか……。
「…恥ずかしい?」
「……べつに」
4年以上良くも悪くもただのメンバーとしてやってきて、今さらこんなことで意識しない。
…してない、けど。
「…顔見られたくない?」
「……うん」
心のざわつきは隠せなくて、素直に頷く。
「こんなんで恥ずかしがるとか小学生かよ」って揶揄われると思ったけど、実際は違った。
「じゃあ見ないでいてあげる」
さっきよりもさらに近づかれて、そっと上唇を喰まれる。
手をソファに置いたまま指先を絡まれ、なんとなくその唇を喰み返す。
…いや、ちむメンバーと何してるんだ!?
一瞬冷静にはなったけど、顔見られたくないからっていう名目で体勢をそのままにし続ける。
それどころか、れるの背中に手を回す。
「…このドラマ見てたらそういう気分になっちゃったの」
「ふーん?」
聞かれてもないのに、自分でも訳の分からないことを喋る。視線で画面を指しながら言うと、れるが右手でテレビのリモコンを取って電源を切る。
「どう?そういう気分やなくなった?」
口端を持ち上げながら、面白がるような声色で聞いてくる。
絶対、ちむのこと試してる…!
今度は、負けじと僕がテーブルに放置されていた別のリモコンを掴んで部屋の灯りを落とす。
「…暗いから気分抜けない」
「へぇ…?」
「動くよ?」
「ん、…」
解してもらったあと、初めて面と向かって自分の体を晒す羞恥心をおぼえる。
自分から巻き込んだ割には覚悟が持ちきれなくて、歯切れが悪くなる。
「っあ”…!なにっ、…!?」
急にせり上がる圧迫感。
下腹部を次々に突かれて、破裂しちゃいそう。
「ゃ、あ…っ、くるしぃ”、!」
「じゃあゆっくりにしたげるから目閉じて?」
言われた通りにすれば、優しく口を重ねられる。
その温かみに、なんだか心がじわりと奪われていく。
音は鳴らないのに、さっきドラマで見ていただけのラブシーンが自分たちの記憶に塗り替えられる。
キスしてる間にも後ろはゆっくり刺激される。
擦れ合う度に息が止まりそうになる。落ち着いて呼吸しようとしても、それも叶わない。深く侵入されるのを奥で受け止めようとして、受け止めきれなくて。
やっぱり少しだけ苦しいけれど、それがむしろ…。
それに思考力が口もとに注がれてるから、痛みを感じ取れなくなって、自然と足の指先がシーツをつかむ。
「感じてる?」
「うるせぇ、はやくしろ…っ」
「さっき苦しい言うたのちむやろ?」
「んっ、それとは別だもん!っあ、それやばい…っ♡」
首や鎖骨まわりをいやらしく舐められて、れるの髪がさら、と肌に触れるのがこそばゆい。
くすぐったい、って文句を言おうとしたら軽く歯を立てられる。
「んんっ、かむなよ、あとついたらどうすんだよっ…、」
「じゃあ舐めるだけにするな?」
「そうはゆってなぃ…、い”っ♡」
「噛んでないんやけど、感じすぎやろ♡」
もう痛みと気持ちよさの区別もつかなくなって、勝手に体がじたばたする。
それをれるの身長に割に大きな手でベッドに縫い付けられる。
「動かんといて?そしたらもっと気持ちよくしたる♡」
「も、いい…っ、♡」
緩んでたスピードが速まる。
それに比例して、心拍数も加速する。
その心拍数を落ち着かせるように僕が心臓のあたりに手を持っていくと、あらぬ方向に勘違いするれる。
「へぇ、ここも触ってほしいん?
ちむのえっち♡」
「はぁ、!?ちげぇよばか…っ、!」
「めっちゃたっとるけど?♡」
「だって…ぇ、っん〜〜♡」
知らんとばかりに第二関節でくりくりしたり、舐めたりする。
こんなとこで気持ちいいとか思いたくない。
感じたくないって思えば思うほど、僕の喉は言うことを聞かない。
出したことのないようなあだっぽい声ばかり洩れ出る。
「んあっ、ぅあ”!?♡」
「ちむ、恋愛モノ見るだけで毎回こんな興奮すんの?」
「っや、ちがう”〜っ、!♡」
口もとに手を当てて、声があふれ出るのを抑える。
抑えようとはしても、気持ちの高鳴りはバレちゃうみたいで。
それが伝わらないように息をふーっと吐くと、それを制止するように口づけられる。
「ほら、人工呼吸したげるよ♡」
「いらねぇって…!」
僕が体を捩ると、それに呼応してれるがすぐ横に寝っ転がる。
抜かれた安心感も束の間で、次は指をいれてくる。
「指も気持ちええ?」
「っふ、……♡」
「そんな力むなや、今日はこれで終わりにしたるから」
指だけで体内を懐柔される。れるの指も僕の一部になってくみたい。
僕の中をちらつく指に弄ばれるのを、情けなくも欲してしまう。
ふたりの境界がぼやけて消えそうになるとき、耐えきれなくなった。
「……っ〜!♡♡」
自分の限界線が壊れるのを、はっきりと感じた。
目覚まし時計もセットしてないのに、変な時間に目が覚める。
同じベットで眠るれるを一瞥してから、逆側に体の向きを変えて再び眠りにつこうとする。
だけどなかなか眠りに落ちることはできない。昨夜のことばかり思い出してしまうから。
その中でもひとつの発言を掘り起こす。
“恋愛モノ見るだけで毎回こんな興奮すんの?”
何事も無かったかのようにリラックスして寝てるこいつには、何があっても言いたくないけど。
その答えは自分の頭の中でならよく分かる。
あのときドキドキしてた理由なんてたったひとつだよ。
「…ばーか」
すぐ横ですやすや寝てるその理由の張本人にデコピンでもしてやろうかと思って、その手を引っ込める。
起こしたらめんどくさいから。
その代わりに、棚に手を伸ばしてスマホを取って、昨日のドラマのタイトルを検索にかけてみる。
いちばん上にヒットした記事をタップすると、放送時刻とかあらすじとかが書かれている。
「…ん?」
そこには、木曜よる11時放送と記されていた。
昨日は木曜じゃないし、時刻もちょっと違う気がする。
さらに画面をスクロールしていくと、
“これを見せれば、恋人をその気に♡”なんて宣伝文句。
…いや、まさかね。
わざと僕に見せるために、あのときに録画見てたとかじゃ……ないよね?
「もう、まじでばーか!!」
こんな思考に陥るのも、ドキドキして仕方ないのも、何もかもれるのせいだ。
余計に眠れなくなって、無理やり布団を頭から被る。
その状態でれるの足を軽く蹴る。それでも微動だにしない。
偶然なのか、意図的にやったのか。 延々と考えてしまう。
…ムカつくから、今度はちむがドラマなんて見せずにその気にしてあげる!
コメント
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初コメ?失礼致します いつも連載見てます主さんの連載の構成というかめちゃくちゃ好きです。表現の仕方もすごいなんか、、すごいです、ごめんなさい語彙力が無さすぎて伝えたいことが言葉にできない😭 ほんとにすごく大好きです! 主さんがよかったらなんですが、宣伝とかさしていただいてもよろしいですか?
やばぁぁぁぁいッッ!?🫶🏻︎💕︎︎((((((((((殴 こんなえッッなのに(本人まぢそっくりでほんとこ~ゆ~会話絶対裏でしてるって 思いましたぁぁっ( こっからどう進展してくのか妄想しますね︎︎👍(( 他の作品表紙変わりましたよねッッ!?✨ りにゅ~あるかわいいですっ!🫶🏻︎💕︎︎