f 「 うーん…、あまりいらない気もしてきましたね、 」
m 「 じゃー…やらなくていいじゃん、ね?ね? 」
f 「 どうにかします 」( ふふ
m 「 もう、なんでよぉ…… 」
f 「 えーと…ここは…こーして……目閉じて下さい 」
m 「 ん、はい…… 」
f 「 ここは…こうで…… 」
m ( どうなってんだろ…… )
f 「 完成致しました! 」( にこ
m 「 ん……、ぇっ…誰。これ 」
f 「 mtk様ですよ、?笑 」( 微笑
m 「 ほんとに僕?これ…… 」
f 「 えぇ、そうですよ、 」
m 「 ……知らない人…みたい… 」
f 「 ふふ、もっと可愛らしくなられましたね 」( こく
m 「 じゃあ…準備…するか… 」
f 「 えぇ、そうですね 」
…
in舞踏会会場
m 「 めっちゃ人いる… 」
f 「 そうですねぇ…… 」
母 「 mtk 、分かっておりますね? 」
m 「 ……は、はい… 」
長女 「 mtkなら大丈夫よ! 」
次女 「 こんなに可愛いんだもの、安心しなよ〜 」
m 「 そんなこと言われても…… 」
探してみてもいい人なんて
見当たらない…
m 「 はぁ…… 」
姉たちは、いい人と
巡り会えている
m 「 …僕だけ…… 」( ボソッ
? 「 お相手になって頂けますか? 」
m 「 ……えっ、ぁ…はい… 」( 驚
だ…誰…
仮面をしていて顔が分からない。
? 「 では、お手を… 」( 手出
m 「 ぁ……はい… 」( 手繋
? 「 ……っ 」
m 「 ッ……わ… 」
華麗に舞を踊る彼
そして、僕が遅れを取らせないように
サポートしてくれている。
m ( この人に…気遣わせてる……? )
僕は焦って
1歩踏み出そうと足を出したが、
ツルッと滑ってしまった
m 「 わっ……!? 」
僕の腰に手を当て、
倒れない様に支える彼、
? 「 お怪我はありませんか? 」( 体支
m 「 は……はい… 」
気付けばそれと同時に曲が終わり
周りの伯爵らからは拍手が出ていた。
m ( えっ…え、えぇ…この人すご… )
彼よりも小柄な僕。
ひょいと持ち上げる彼が少し
かっこよく思えてしまった。
m ( 何、男に惚れてんだよ…ばか…… )
? 「 …?どうかしました…? 」
m 「 ぁ…いえ……、あの…お名前は… 」
アネモネ 「 んー…アネモネ…とでも答えておきましょう 」
m 「 ぁ…アネモネ…? 」
ゞ ( どうして急に花の名前を……?まぁ本名かもしれないし…いっか、 )
アネモネ 「 少し、外に出ませんか? 」
m 「 ん…宜しいですよ… 」
アネモネ 「 では…行きましょう、 」( 手繋
m ( …この人…背高いなぁ…… )
いいなぁ……
公爵家に生まれたやつは……
…
アネモネ 「 今夜は月が綺麗ですね…… 」
m 「 ですね…… 」
いつもは黄色に見える月が
白く照っていて…
まるで蛍光灯のように煌々と光っていた
見ているだけで、
見とれてしまう。
アネモネ 「 とても綺麗な瞳ですね…… 」
少しずつ距離を詰める彼
m 「 っえ……? 」
急な事に後退りしていく僕
壁際まで押し寄せられ、顔の距離が近くなる
m 「 あのっ……ちょっと…、 」
アネモネ 「 mtk様…私…貴方に惚れてしまいました。」
m 「 d……わ、私に……ですか? 」
アネモネ 「 はい…貴方様にです… 」
m 「 …ならば……、そのお顔を見せては頂けませんか……? 」( はて
不意にでた言葉にくすっと笑う彼。
アネモネ 「 それは……出来ません 」
m 「 どうして……ッ…ん、 」
アネモネ 「 …もっと親密な関係になった時に…です。 」( 口指当
m 「 ん…、分かり…ました…… 」
アネモネ 「 では…お身体が悪くなると心配ですし…そろそろ中へ入りましょう… 」
m 「 あの………、次は…いつ、会えますか… 」
アネモネ 「 分かりませんが…貴方が望んだ時にお会いできますよ…きっと、 」( チュ
m 「 ん……ッ //はい… 」( 照
あの人と…また……会いたい。
僕は初めて男の人に恋をした。
…
f 「 mtk様に合う良い方は見つかりましたか? 」( はて
m 「 ん〜…秘密…ッ 」( ふふ
f 「 んふ、そうですか… 」( にこ
兵 「 伯爵夫人様ッ……!! 」
母 「 どうした。 」
兵 「 伯爵様が…ッ…戦死…致しました… 」
m 「 …ッ……!! 」
お父様が…亡くなった……?
f 「 mtk様……? 」
m 「 私に任せて下さいッ…! 」
皆 「 ……!? 」
母 「 何を言ってるの…ッ!貴方は女なんだから変なことを言わないで頂戴! 」( バシンッ
m 「 ッ……、す、すみません…お母様… 」
f 「 ですが…mtk様…… 」
m 「 確かに…私には無理だよ…大丈夫… 」
母 「 えぇ…流石…私の娘だわ… 」( ぎゅ
f 「 ……mtk様…… 」
…
m 「 ryuちゃん、準備して 」
f 「 は、はい……?? 」
m 「 地図、 」
f 「 わ、わかりました…ッ、 」
( mtk様は…何をお考えに……? )
to be continue … 、
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