主要登場人物一覧
蔵島壱成(18)…2代目主人公ULTIMATE 支援機動班所属
柳生敦也(50)…ULTIMATE支援機動班所属
松浦風雅(18)…警衛隊ULTIMATE第1実動部隊所属 総理大臣射殺事件で逃亡中
菊池謙介(36)…ULTIMATE支援機動班班長
中島佑紀弥(18)…ULTIMATE第1実動部隊所属
長内貴也(51)…2代目ULTIMATE総監
福良啓司(28)…ULTIMATE総監秘書
赤木龍一(32)…ULTIMATE中央指令部長
水崎一躍(22)…ULTIMATE中央指令部副部長
越前龍馬(34)…ULTIMATE第1実動部隊長
片倉旬(45)…警衛隊西日本方面本部長
工藤哲也(44)…警衛局監察部管理官兼監察部外部捜査班管理官
「何さっきから勉強してんだよ笑飯の時ぐらい勉強やめろよ笑」
昼休み、中島は食堂でカツ丼を食べながら問題集を開いていた蔵島に言った。
「適任度試験受からねーと監察に報告されるからよ」
「適任度試験?」
「あー。上司に受けろって言われて」
「大変だな笑」
「第1はどうだ?」
「何も変わりねーよ。あえて言うとしたら越前部隊長、受付のある女の人に恋してるらしい笑笑」
「へー」
「興味ねーのかよ」そう言いながら中島はついていたテレビに目をやった。
「次のニュースです。封鎖区域内で相次ぐ強盗団による事件を受け警察と警衛隊は合同での調査団を封鎖区域内に派遣しました。 ここで速報です。吉井総理射殺事件で指名手配されていた松浦容疑者が逮捕された模様です。 」
「あの野郎捕まったんかー」中島が呟いた。
「本当に松浦が殺したのかなー。」蔵島は開いていた参考書を閉じながら言った。
「どうゆう事だ?」
「いや、偶然耳にしたんだけどよ、今中央監察部がこっそり総理大臣射殺事件を調べてるらしくて使われた銃弾が亜細亜連合特有の銃らしくてよ。その銃は亜連、又はその傘下組織しか手に入らねーとよ。」
「てことは、松浦は亜連と関係があったということに今なってんのか?」
「そういう事だ。でも松浦は過去に亜連に家族を殺された経緯がある。家族を殺したグループに仲間入りするなど俺には考えれないなーって」
「確かに…」中島と蔵島が話していると偶然、横の席に工藤がやってきた。
「工藤さんですか?」中島はすぐに声をかけた。「あ?そうだけど」
「自分UL所属の中島です。ちょっとお聞きしたい事あるんですけど」
「聞きたいこと?」
「はい。今監察部は例の射殺事件を調べているとかって」
「総統からの命令で調べている。警衛から犯罪者を出したくないからって命令してきた。仕事増やしやがって」
「銃の話まで聞きました。」中島の言葉に工藤は目つきを変えた。
「俺たち中央監察部いや外部捜査班は、松浦は射殺事件とは無関係だと考えている。恐らくは亜連のメンバーもしくは傘下組織メンバーで射殺現場にいた奴らの犯行だと。松浦の身辺調査を行ったが亜連との関わりは特には見つからなかった。松浦はおそらく何もやってはいないだろう。松浦を最初に犯人と決めつけたのは俺ら外部捜査班だ。責任を感じている」
「俺らに何か出来ることはありませんか?」蔵島が聞いた。
「お前らULはULの仕事があるだろ?」
「自分達の仲間なんです。仲間を助けたいんです。お願いします」蔵島の言葉に工藤は静かに答えた。
「一時的に中央監察部に異動という形でなら来てもいいぞ」
「まじすか?」テンションが上がっている蔵島達を目にして工藤は笑みをみせた。
「よし、ならこれから訓練だ、ついてこい」
そう言うと工藤は2人を連れて道場に向かった。
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