続きです!
⚠️太中⚠️
bl注意
太宰『じゃあまた明日ね、中也』
中也『………おう…….』
太宰『そんなに嫌そうな顔しないでよ!?』
中也『さっさと行け』
太宰『はいはい』
ガチャン
数分後
ガチャ
中也『ビクッ』
お母さん『中也…?』
中也『な、なんでしょうか…』
一瞬母親の顔が曇った
中也『ビクッ…』
お母さん『太宰さんに何か言ったかしら…?』
中也『え…..?いえ…別に….』
お母さん『そう….』
なんだろう、お母さんの言動が不可解だ…なんで急に太宰先生の事を….?それにさっきから落ち着かない様子….
お母さん『ねぇ…中也…』
中也『は、はい…なんでしょう…?』
お母さん『敬語….やめてほしい…と、思って….』
中也『……?』
意味が分からなかった、急になんで…?
中也『な、なぜですか…?』
お母さん『だ、だって…私達…親子なのよ…?』
お母さんは震えた声でそう言った
中也『…..』
中也『お母さん….』
お母さん『な、何…?』
中也『俺の事…好き…?』
咄嗟にそう声が出た
お母さん『!』
お母さん『(敬語外してくれた…..!!)』
お母さん『も、勿論よ!!』
中也『勉強出来ない俺でも…?』
お母さん『ッ…?』
お母さん『な…何言って…』
中也『…何でも….』
やっぱり…か….
お母さん『じゃあ、これからは敬語外してね….?』
中也『うん…』
お母さん『じゃあね…』
ガチャン
中也『…..』
中也『俺は何を期待していたんだろう….』
やっぱりいつまで経ってもダメなんだな…
ポタ…
顔が濡れた気がした、視界が曇り、下の床のカーペットは水滴が落ちていた
俺は近くにあったクッションを握りしめ抱きしめ、静かに泣いた
次の日の朝
中也『ん….?』
中也『朝…?』
どうやら俺はあのまま、朝まで寝ていたらしい
部屋の扉の前にはご飯が置いてあった
きっと母親が置いていってくれたのだろう…
俺はご飯を食べて、着替えて、身だしなみを整えて下の階に向かった
中也『おはよう』
お母さん『おはよう、中也』
お母さん『ごめんね、起こしたかったんだけど…気持ち良さそうに寝てたから…』
中也『ううん大丈夫』
中也『ご飯ありがとう』
お母さん『いいのよ、』
お母さん『今日は学校休みよね』
中也『うん』
お母さん『貴方に、服を買いたいなって…思って….駄目かしら…?』
中也『え、いや、えっと』
何で母親はこんな事を?前は勉強って…
お母さん『嫌だったらいいのよ…?』
中也『そんな事は…』
お母さん『そう!!じゃあ行きましょう!!』
デパートの服屋
お母さん『これとかどうかしら?』
中也『お母さん…?』
お母さん『何かしら!』
中也『な、なんで女物….?』
そう、さっきから母親は女物の服しか持って来ないのだ
お母さん『ごめんなさいね、つい…』
中也『そう….』
???『あれ…?』
中也『!!』
嫌な予感がした、後ろを見たらそこには──太宰先生が居た
太宰『中也くんに、お母さんじゃないか』
中也『太宰先生…..』
お母さん『あら、どうも』
太宰『どうしたんですか?』
お母さん『少し服をね…』
太宰『でもそれ女物では…?』
お母さん『つい…』
太宰『そうですか…』
お母さん『でも似合うと思うんです』
え?お母さん?
太宰『奇遇ですね…笑私もです』
え?太宰先生?
バッ
2人共同時に俺の方を向いた、
凄く嫌な予感がする
お母さん『これ着てみてくれない?』
中也『え、あ、…うん….』
畳んであるから女物か分からねぇ…
太宰『じゃあこれも』
中也『無理』
太宰『なんで!?』
数分後
中也『着替えました……』
渡されたのは案の定女物だった
太宰『え、可愛い….』
お母さん『買いましょうか』
中也『えぇ…』
お母さん服買い中
俺と太宰先生は近くのベンチで座っていた
太宰『普通の服も買ってもらえてよかったね』
中也『あぁ…』
太宰『……大丈夫だった….?』
中也『….』
中也『おう…』
太宰『そう…良かった…』
中也『ッ….んで….』
太宰『ん?』
中也『何で…手前はそんなに….優しいんだ…?』
太宰『優しい人なんて、そうそう居ないよ、居るのは嘘から出た優しさだけだ…他の人からしたら私は優しくないかもだしね….勘違いかもだし…』
中也『そうか….』
太宰『ふふっ…』
太宰『そんな顔しないの….(笑)』
太宰先生は優しく俺の頭を撫でた
中也『!?//』
中也『へ…あ…//』
中也『~~~ッ//』
太宰先生の肩に寄りかかり
中也『けど…俺にとって太宰は優しいから….//』
太宰『!』
太宰先生はすこし吃驚してから
どこか苦しそうな顔をした
ドサッ
急に物が入った袋が落ちる音がした
中也『ビクッ!!』
太宰『あ…』
お母さん『あ、あわわ….』
中也『お、お母さん!?』
お母さん『駄目っ!!帰るわよっ!!中也!』
グイッ
お母さんは俺の腕を強く引っ張った
中也『いっ…』
太宰『中也….!?』
中也『(だい…じょうぶ…)』
俺は口パクでそう言った
太宰『ッ….』
家
お母さん『中也、駄目よ…絶対…』
お母さんは俺を強く抱き締めた
中也『お母さん….』
お母さん『貴方に恋人が出来るなんて…考えたくないッッ!!』
お母さん『しかも”男の人”….』
中也『ッッ….』
胸が痛くなった
中也『大丈夫だよ…お母さん….“誰も好きにならないから”….』
お母さん『うん….それでいいのよ….』
終了です!
次回はお母さんの過去?です!
誤字があったらすみません💦
読みにくかったり長かったりしたらすみません💦
ではさようなら〜
コメント
23件
絶対学校でテストとかの 成績いいじゃないですか 語彙力ガチすごいですよ
何で今は多様性の世界じゃないですか?お母さん?(圧
お母さん…悪い人じゃないんだろうな…次回楽しみです!頑張ってください!