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ねぇねぇ、ドズさーん。

何ですか?ぼんさん。

今日は!月が!きR

綺麗ですね?ぼんさん。

………イジワル。

ふへへ、それで、どうなんです?

しっ、死んでも、いい。

死んじゃぁダメですよ~

(゜.゜)え?そういう?

ちょそんな顔しないでw

えへへ、なーんてね!

大好きです、ドズさんっ!


ちょうど、満月の夜の夢。

心地いい風が頬を撫でて、

貴方は急に目の前を横切った

暖かく、優しい風に負けて

貴方が倒れる。


ちょっと、ぼんさん!?


ある満月の日の事だった。

月灯りが目に染みる。


入院。

倒れた後、直ぐに運んだ。

怖かった。

待ちわびる退院。

早く、早く!

付きっきり、皆に全部任せて。

ごめんなさい、社長なのに

って言ったら、

お節介な社長って笑ってくれた



大丈夫です!

ぼんさん、しぶとそうですもん!


ぼんさんのことです。

明日には元気になってます。


ぼんさんですよ?

社長を置いては行けません。


眠かった。ずっと。

耳は聞こえてたけど。

何回呼ばれても、

起きる気にならなかった。

魂が身体から抜けそうで。

……貴方の声が、聞こえた。

気がする。

行かなきゃ。そろそろかぁ…



不思議と、痛くはなかった。

おはよう、ドズさん…

あ、寝てる!珍しい。

…きっと、疲れてたんだな。

貴方の声を、

ずっと聴いてたよ。



……なぁに見てるんです?

ぼんさん。

ふへへ、随分と

遅起きなようで、何よりです!

新月の夜のことでした。

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