もし明日僕がいなくなって
家の時計は七時のアラームを鳴らす
もし僕がいなくなっても
僕宛の郵便物は僕が指定した時間に届く
もし仮に僕がいなくなっても
駅前のシャッター街は閉まったままだ
もし仮に僕がいなくなっても
デパートのイタリア料理の味は薄いままだろう
例えばだよ?
僕が一年後にいなくなるとしてさ
え?うん。何?急に。
僕の九月の誕生日にさ……
うん(へーこいつ誕生日九月なんだ)
いや、やっぱなんでもない
?????????
君ならさ、来てくれると思ったんだ。
(いやマジ何言ってんのこいつ)
結局僕がいなくなっても
この国は何一つ変えられないし
ゆくゆくは僕がいなくなって
みんな勝手やって崩壊へと進んでいくだけだ
試しに僕はいなくなってみたんだ
本当は世界が変わると思ってたんだ
でもやっぱり変わらなかった
存在があって初めて
生きていて初めて
タ ヲ
時間が止まった。いや、
止まっていた
いや時間なんて無かった
生きていると言うには語弊があった。
その場面に。いや。だけだ。
全ては自分だった。
聞こえてくる騒音は僕が鳴らしているものだった。
全てはわざとだった。
残酷が欲しくて音を選んだ。
たどり着く何かがあることも知っていた。
でもそれが何なのかは知らない。
そんなこと知りたくない。
人体には限界があることをしった。
いくらameが生き続けようとも、
こればかりはどうしようもないらしい。
赤ん坊がくるくる笑っている。
前にどこかで見た光景だ。
残骸畑を歩き始めた頃だろうか。
僕はあの子を無視した。
きっとあの子は忘れているんだろう。
人の善意も顔までは覚えられない。
逆はいくらでもある。
僕はずっと知っていたんだ。
自分にも隠していたんだ。
でも全部思い出した。
隠してた理由も解った。
でもどんなに理屈があっても、
君が泣いているときにかける言葉は解らないんだ。
というか見つからないんだ。
そういうものばかりじゃないか。
ここは言語化できない。
されてないものばかり充満している。
いつ誰が生み出してくれるんだこの
『 』
を!
いつ修正してくれるんだ。この
バグ
を!
ああ!もう何で今入ってくるんだ!
これは僕が引き寄せたんじゃない!
純粋な野生の邪魔だ!
何だこれは何に繋がる!
自分ではどうすることも出来ない不自由が、
何故野放しにされているのだ!
誰かこいつを縛ってくれ!
なんてさ、いくら口では言っても何も解らないんだ
コメント
5件
☆
誤
ワカッタヨほ