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森の中を進むミライは、火と小道具の力でシグマをかいくぐりながらも、まだ心の緊張を解くことはできなかった。森はただの木々の集まりではなく、自然の迷路のように入り組み、道に迷わせる力を持っていた。
「まさか…森までこんなに複雑だなんて」
小さなため息をつきながら、ミライは地面に落ちている葉や石を頼りに方向を探る。
風の向きや木々の隙間の光を観察し、慎重に歩を進める。
すると、森の奥でかすかに声が聞こえた。
「…誰かいるの?」
ミライが木々の間に目をやると、そこには小柄で好奇心旺盛そうな少年が立っていた。
「ぼ、僕はカイ!君は?」
少年は少し驚いた様子で自己紹介する。
ミライは警戒しながらも、心の中で安心感が広がった。
「味方かも…?」
二人は互いに自己紹介をし、森での生き延び方や火の使い方、道の安全な進み方を確認し合う。
カイは小さな発明が得意で、枝や石を使った簡単な装置を作るのが上手だった。
「ふふ、これで僕たち二人なら森でもうまくやれるかも!」
ミライは少し笑みを浮かべ、仲間ができたことに胸を温める。
しかし、森の迷路はまだ完全に攻略されたわけではない。
木々の間には見えない罠や迷路のような道が広がり、二人の前にさらなる試練が待っていることを、静かな風が告げていた。
ミライは火を抱き、カイと共に次の道を進む決意を固めた。
「これからも、科学と工夫で乗り越えるんだ…!」
森の中で、新たな仲間との冒険が始まった――。