テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
赤い花束
むかしむかしのお話ね?
ある小さな男の子が言った
なぜその花束は赤いの?
女性は何も喋らない、もう一度聞いてみた
なぜその花束は真っ赤なの?
何も喋らない
小さな男の子は聞いた
なんで喋らないの?
女性の口が空いた
いつもお花に水やりをしてくれる、…..
ありがとう…..
小さな男の子は言った
どういたしまして!
次の日
小さな男の子のお父さんが亡くなった
とても頑固で厳しい性格のお父さんだった
毎日ルールを破れば寒い日でも暑い日でも1日中外に立たされていた
小さな男の子はその日いつもと同じ時間に女性の持っている花束に水やりをしに行った
なぜか花束は雪が積もったように真っ白になっていた
でもそれに小さな男の子は気ずかない
10年後
大きな男の子のお母さんが交通事故で亡くなった
とても優しく、心の広い性格のお母さんだった
とってもショックで大きな男の子は自殺をしようか迷った
大きな男の子はその日いつもと同じ時間に女性の持っている花束に水やりをしに行った
なぜか花束は愛のように真っ赤っかになっていた
大きな男の子は泣いた。
おしまい。
今日はここまでお父さんにバレるから。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!