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・明るいけどドジっ子
・周りから愛されるタイプ
・恋愛にちょっと鈍感
・スポーツ万能で笑顔がチャームポイント
・クラスのムードメーカー
・ひよりのことが好きすぎて空回りしがち
・重い一切なし、喧嘩もなし!とにかく明るい!
・恋バナ大好きな元気女子
・ひよりと悠真をからかう係
・コミカル担当
・明るくムードメーカー、ちょっとお調子者
・サッカー部所属、悠真の親友
・悠真をからかったり、ひよりを見守ったりする、コメディ担当
朝の空は澄んでいて、少し肌寒いけど気持ちがいい。
私はリュックを背負って、学校の門をくぐった。
「今日も元気にがんばるぞー」
なんて、心の中で小さくつぶやきながら昇降口へ向かうと――
「ひより〜〜っ!!待ってぇぇ!!」
後ろからドタドタと足音が聞こえた。
振り返る前に、どんっ、と肩に誰かがぶつかった。
「わっ!?ゆ、悠真!?なんで全力ダッシュなの!?」
「はぁ…っ、ひよりの筆箱……落ちてたからっ!拾ってきた!!」
桜井悠真は息を切らしながら、私の水色の筆箱を差し出した。
「これのために外から走ってきたの…?ありがとう、でも全力で走らなくても――」
言いかけてふと気づく。
悠真の顔、赤い。
「……悠真?顔、赤いよ?」
「え!?あっ、いや、その……朝日が!ほら!まぶしいし!!」
いや、今日の朝日、そこまで眩しくないけど…。
その瞬間、のあがニヤニヤしながら現れた。
「ひより〜、今日も悠真が可愛いねぇ?」
「か、可愛いって何だよ!!」
「だってひよりの前だと顔真っ赤っかになるし〜?」
「ち、ちがうし!!」
…ほんと、どうしたんだろう、悠真。
(やばいやばいやばい!!!)
朝、校門を抜けた瞬間に見つけた。
ひよりの筆箱が、地面に落ちている。
俺は何を思ったか、全力で走り出していた。
「ひより〜〜っ!!待ってぇぇ!!」
ぶつかっちゃった。マジでごめん。
ひよりが振り向く。
目が合うだけで、心臓が跳ねる。
「ひよりの筆箱……拾ってきた!!」
言い訳のつもりだけど、声が裏返る。
ひよりの顔、なんだか可愛くて、余計に焦る。
「……悠真?顔赤いよ?」
「!?!?!?あっ、違う!!朝日!!朝日が!!!!」
わけのわからない言い訳が飛び出した。
俺、終わってる。
のあがニヤニヤして近づいてきた。
「悠真ー、今日もひよりに反応しすぎ〜」
「ちょ、ちょっと黙っ…!?のあ、違うから!!」
のあはいつもニヤニヤしてくるから困る。
ひよりの前でだけ赤くなること、完全にバレてる。
でも、今日こそ一歩進みたくて。
気づいたら声が出てた。
「ひより!今日、一緒に帰らない!?」
言った後で後悔した。
でももう遅い。
ひよりが目を瞬かせる。
「え?帰り?なんで?」
(なんでって……好きだからだよ!!!言えるわけないけど!!!)
「り、理由は……ある!!」
ひよりはきょとんとしたまま。
「かわいい…」
「はっ!ダメダメダメ!ここは学校…!!」
その瞬間――
「おーい、悠真〜!朝からなに一人で暴れてんのー?」
明るい声が近づいてきた。振り返ると、サッカー部仲間の大地が笑顔でげた箱から顔を覗かせていた。
大地は悠真の親友で、クラスのムードメーカー。
少しお調子者なところもあるけれど、二人のことを見守ってくれる頼れる存在だ。
「…って、あれ?ひよりもいるじゃん。おはよ!」
「お、おはよ…!」
ひよりがちょこんと頭を下げると、大地はニヤリと笑った。
「あ、なるほどね?またひよりの前で悠真が爆発してたわけだ」
「爆発してねぇし!!」
「してたよ?顔真っ赤だし、意味わかんない動きしてたし」
「う、うるさい!!」
大地は肩を叩いてくる。
「はいはい、そいえばひより、こいつ朝からずっとお前の話してたんだぜ?」
「ちょ、大地ぃ!!!」
ひよりは頬を赤くして、小さく笑った。
「……じゃあ、帰り…いいよ?」
その瞬間、俺の心臓は確実に死んだ。
帰り道、悠真の暴走は止まらない!?
のあのからかいも絶好調で、ひよりのハートは大パニック!?