カメラ基地
ディテクティブカメラマンのもとへ訪れたのはヒューゴボス。
ディテクティブ「どうした?」
ヒューゴボス「これを……マザーシップで見つけた資料です。」
ディテクティブカメラは、資料に目を通す。
ディテクティブカメラ「感謝する。」
ヒューゴボスは部屋を去った。
生産ライン特殊エリア
スカウトは目の前のボディに心が躍る。
スカウト「これを我が……」
エンジニアカメラ「はい。お父上からのプレゼントです。ミュータント化でさらに強くなれます。」
スカウトは一度死にかけて父親を絶望させたのを思い出す。
エンジニアカメラ「では、加工を始めます。」
エドワードとサーシャは、タイタン収納バンカーにいる。
タイカメ「ようこそ!ここなら安全や!」
身長が60mはあるタイタンの雰囲気は伊達ではない。
タイカメ「戦争が終わって、長く眠っていたが……どうやら暴れ時や…」
※ちなみにタイタンズは身長が縮んでます。
と、上のハッチが開く。
タイカメ「行ってくる……!」
そんなこんなでさらに1カ月。
ヒロイン「大丈夫?」
イエローシャツカメラ「何とか直りました!新しい武器が楽しみです!また一緒に戦いましょう!👍️」
ヒロイン「(^_-)-☆」
広間の隅で話すカップルを他所に、タヴェルは自分の部屋へ向かう。明日も早い。もう寝よう。そう決めた時、後ろの扉が開く。
ディテクティブ「タヴェルさん…ですね?貴女に関して調べたいことがあります。ご同行を。」
タヴェル「は!?待て!なんのことだ!?」
ディテクティブカメラ「あまり暴れると手錠をかけなければなりません。嫌ならついてきてください。」
タヴェル「…!」
仕方なくついていくことになる。
しばらく歩き、小部屋に着く。
ディテクティブカメラ「いきなりで申し訳ない。早速だが……」
そう言って3人の死体の写真とエンゲルの写真を見せる。
ディテクティブカメラ「貴女と彼らはどのような関係で?」
タヴェル「生徒と教師です。」
ディテクティブ「なるほど。では、この3人の死因に心当たりは?」
タヴェル「…………」
まさか、自分ら教師です、なんて言えない。
ディテクティブ「では、こちらの資料を……」
と、あるネット記事を見せる。
ディテクティブ「ペーパースクール、今年も生徒失踪。学校側『そのような事実は無い。』」
読み上げる。そして、
ディテクティブ「こちらに心当たりは?」
タヴェル「…………」
ディテクティブ「…………」
沈黙が流れる。その時、別のカメラマンが入って来る。
カメラマン「バブルさんから情報取れました。報告書です。」
そうして書類を渡す。
ディテクティブ「よくやった。下がれ。」
再びふたりきり。ディテクティブは口を開く。
ディテクティブ「外部には漏らしません。この戦争の全貌を知るためにすべて話してください。」
タヴェルは観念してすべてを吐き出した。
ディテクティブ「グレースからも事情聴取しなければいけませんね。ご協力ありがとう御座いました。」
殺人の事実も含めすべて話したというのにお咎めが無い。逆に不気味だった。
アライアンス基地支部
サークルと数人の生徒がユニオンたちと過ごしていた。サークルは自分の罪がいつバレるのか不安でならない。そばにはテレビが設置されている。何となく各地の戦場を眺めるサークル。と、映像に緑のノイズがかかる。文字が浮かび上がった。
『君たちの位置が敵にバレた。全員避難せよ。』
サークル「は?」
すると、ブザーが鳴り出す。
生徒とカメラマンたちが戦闘態勢に入る。
…………。
入り口のシャッターが吹き飛ばされた。人型の何かがいる!総攻撃をけしかけるが、効かない。アーム状の腕に吸収するされる。そいつは後ろを向くと、入り口から離れる。そこには、インパクターが攻撃態勢だった。壁が吹き飛ぶ。サークルは意識を失った………。
次に、瓦礫の下で目を覚ます。何とか出ようともがくサークルの背中の瓦礫がのけられた。
サークル「助かっ……」
サークルは絶句した。目の前にはサークルの倍の身長はあるアストロミュータントが立っていたのだ。右手には数本の針が握られている。ミュータントはサークルの頭に、右目に、刺していった。
サークル「あ゙あ゙あ゙あ゙!」
サークルの絶叫が響く。誰も助けに来ない。と、相手の腕からエネルギーブレードが生成される。サークルの腹を一突き。さらに激痛がはしる。残された左目で見上げる。その顔は、ラナだった。
ラナ「あは♪久しぶり、サークルせんせ♪」
両目が赤い。アストロになってしまっている。何かが飛来する。ラナの隣に立った。ラナは笑顔で喋る。
ラナ「あ、アビー!やっぱり来たのね!」
サークルはギョッとする。目の前に2人のミュータント。確かにもう一体のミュータントはアビーだった。ラナと似たような姿をしている。
ラナ「これ、好きにしていいよ!」
そう行って3mはあるはずのサークルの身体が簡単に投げ渡される。アビーも5〜6mはある。アビーはサークルを横向きに持つと、はらわたを食いちぎった。サークルにはもう、悲鳴を上げる力など無い。サークルの脳内で、自分が彼らにしたことが蘇る。とすると、次は……。サークルの予想通り。アビーはエネルギーブレードを生成する。
サークルはもう、諦めていた。
サークル「……………」
アビーはブレードでサークルの脳天を貫いた。そのままサークルは永遠に意識を手放すことになる。
アビー「地獄の業火で焼かれろ。」
死に際に聞こえたのはアビーの見たこともない本性から漏れた一言だった。