風邪が吹き、砂が舞う。しかし突然風の吹く音しかしなかったのにガチィィンという金属音がした。そして「くっそ、こいつ硬すぎだろ!!」という声が聞こえた。その声の発生主は全身に黒い服を着て、頑丈そうな黒の布手袋を付けていた。どこも肌が出ていなかった。そして彼はガスマスクを付けていた。右の方にポコっと出っ張りがあるやつだ。そして彼と対峙しているのは百足…に似た化け物だ。3m位ある巨体で長い腕が沢山生えており、その腕で彼を抱きしめようとしている抱きしめられたら多分ブチュっと潰されてしまうだろう。しかし彼は信じられない跳躍力でその腕を避けるそして持っている銃を撃つ。しかしやはり効いてはおらず。「チッ、こいつを使うか。」といい取り出したのは長さ50cm、高さは30cmはある巨大な平べったい銃だった。そして彼は銃の表面にあるマガジンをセットする場所と思われる所にマガジンをカチッと入れた。普通の中は下から上にスっと入れる感じだと思うがこの中は四角形のマガジンを横からそのままがちっと入れていた。そんな入れ方でどうやって撃つのかは分からなかった。しかしどんな事をしてもむ無駄だ。その怪物、ワーグは今まで使われていた銃等は一切効かなかったバケモンなのだから。「行けぇぇぇ!!」という言葉と共にキュイィィィンと何かをチャージしているような音がした。プシュゥゥゥと空気がものすごい勢いでその銃から出ているようでそしてドンとものすごい銃声がした。そしてその銃から放たれた弾丸はワーグの頭部を貫いた。周りに黄色い血がベチャッと着く。信じられない光景だった。あの銃が今まで傷一つ付かなかったワーグの頭部を貫いたのだ。「おっさん、大丈夫か?」彼は私に話しかけてきた。「あっ、ああ。」私は腑抜けた返事をしてしまった。しかし今、今ここで聞かねば。「君…何者だい?」「俺か?俺は…K…Kって呼んでくれ。」「分かった。本当にありがとうK。」「お安いご用さ。」そう言って彼は乗っていたバイクに跨り去ってしまった。この時私はまだ知らなかった。彼、いや、彼らは、少しだけ遠くの未来でこの世界の救世主となるのだった。
西暦〇〇〇〇年突如として現れた新型ウイルスは瞬く間に世界に広がりそのウイルスに感染した感染者は皆虫のような化け物、ワーグになってしまうのだ。そして人口のおよそ50%がワーグになってしまった時、ラジオからこんな放送が流れた。「皆さーん生きてますかー?えーっとー俺はーまあ、ワーグウイルスを造った者でーす。まあ僕の事は支配者とでも呼んでください。だってじきに皆俺に支配されるんですから。え?感染したらこいつに支配されるのか?と、思ったでしょう。ワーグは僕の支配下になります。そしてこのワーグウイルスは肌に触れただけで感染しちゃうのでー皆ぁ、俺にぃー、支配されちゃう訳ですねぇぇぇ!!!まあ当たり前ですがワーグウイルスは空気中を舞っているので息を吸っても感染しちゃいまぁーす。まあ専用のマスクとかでもありゃあ生きられるんでしょうけどそんなもん無いですしねぇー。まあ、支配されるのを受け入れてくださいって事でしたー。あー後ねーまあこの世界の支配者になったらからこの日本って国をねー15個の区に分けてみてーその1区一区にまあなんて言うんだろ他のワーグより強い言うなればボスワーグを一体ずつ解放しといたから、まあ頑張って倒してみてね。無理だろうけど。倒したらまあぁーその区のワーグは居なくなるよ。って事でまあここまで聞いてくれてありがとうねー、じゃねー。」という物だ。そして全人類はワーグになった…訳ではなかった。世界の約9割が支配された時ワーグウイルス用ガスマスクが完成した。一体どうやって作ったのか、誰が作ったのかは誰も知らない。いや、4人しか知らない。残りの1割は支配者に反逆をするため、ガスマスクを付け、ワーグ対抗用銃を持ち、今日もワーグを狩っている。
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