テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
・以下のことが大丈夫な方だけスクロールして本編を見てください!
・iChance(🎰🔫×█👑?)風味ですが恋愛要素はありません!ChanceがちょっとiTrappedに感情向けかけてるぐらいです。
・チャンスがちょっとキモいです。ごめんなさい。
・設定捏造めっちゃありまくりです。そして擬人化の世界で生きてます。
・ほんとに一文だけちょっぴり下ネタが挟まります。
・初投稿なのでめっちゃ短編です。すぐ読み終わるしあっさりしてます。
「なあiTrapped?」
そういえば、とふと思い立って部屋に満ちていた静けさを打ち払って相手に話しかける。
「ん?」
「お前ってちゃんと顔あるのか?」
「あるに決まってるだろ、そうじゃなきゃ食事も取れないしこうやって会話もできない。」
何を急にといったような反応だが、ちゃんと返事はしてくれる。
少し失礼だったな…もうちょっと、こう、オブラートに包んで質問すべきだったか。
「そうだな…」俺はうぅんと唸ったあと、こう続ける。「でもなんかあるか心配になるんだよな。ちょっと触ってみていいか?」
「まあ…ちょっとだけなら…。」「わかった、ちょっとだけ」
了承を得れるか心配だったが、得れたあとすぐ互いにソファーに座ったまま正面に向き合う。ちょっとドキドキするな…
すこしだけ手が迷子のようにのらりくらりとしていたが、意を決して手を伸ばし優しくiTrappedの顔を触ってみる。
黒い四角の中に手を突っ込むのは深淵に触れてしまうようでなかなか怖いが、手からはほのかに柔らかな頬の感触がする。
が、ちゃんと顔の感触がしたことに軽く興奮したと同時に驚き、つい手をバッと離してしまった。
「うわっ!!」
驚いた俺の声にiTrappedも驚いて少しビクッと肩を跳ねた。
「うわってなんだよ…」
「ごめんごめん、ちょっとビックリしちまった…」
「はぁ……」
呆れた雰囲気を醸し出しながら、ちょっぴりわざとらしいため息をつかれて興奮したテンションがやや下がるが、再度顔に手を伸ばし、優しく触り始める。
「(……ここが鼻か…?んで…ここは多分目だな…)」
触ることでしか形を確認できないが、なんとなく美形…な感じがする。
…ちょっと目を触った時にまつ毛の長くて細かな毛の感触がしっかりと感じられて、なんというか少しくすぐったくて手がぞわっとしてしまった。唇?もぷにっと柔らかくて……本当に男か疑いたくなる。ちゃんとついてるのかこいつ…?
う〜ん…思ってたより輪郭がしっかりしてるしやっぱり男かもしれない、でも唇薄いしやっぱ女か…?いや、顔で性別を決めるのは今の時代あんまりよろしくないか…。あぁあ!触れば触るほど実際に顔を見てみたくなってきた…!!
どんな瞳の色をしていているのか、なんていろいろ考えていながら触っているとあっという間に時間が過ぎていき、とうとう痺れを切らしたiTrappedがゆっくりと怪訝そうに口を開いた。
「あのさ…そろそろ終わってもいいんじゃないか?」
「あっああ、そうだな。」
少々名残惜しいが慌てて顔から手を離し、元の座り方に戻ると、静けさも戻ってくる。
…あいつの顔を見れる日はくるのだろうか。
コメント
2件
激エロすぎます。最高の小説を、ありがとう😭😭😭