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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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少し探索してわかったことがある

1つ目は、街の端まで行ったら中央までワープさせられること

2つ目は、数時間たつと5秒程街中の光全てが消えること

3つ目は、何かが移動している形跡がみられること

ちなみにもちろん携帯は圏外で繋がらない

一応水や食料はあるため生活はできるが、こんなとこにいつまでもいるのは流石にごめんだ

しかし、一刻も帰りたいと言いたいところだが

まだここから脱出する方法が見つかっていない

その時小さな足音がした


「誰?」

振り返るとそこには10歳くらいの小さな少女がいた

「君は誰?」

少女は

「私はムミンティア」

「ムミィでいいよ」

と答えた


ム ー ミ ン み た い((


自分は「天邪鬼」と答えたが、覚えにくかったのか「あまの」に略された

話を聞く限りムーミンは軽い記憶障害で、物覚えが悪く、よく物事を違う記憶と間違えるらしい


ムーミンの話によると

今までに自分の他にもいろんな人が迷い混んできたらしい

しかし皆行方不明

残ったのはムーミン1人だったようだ

何故行方不明になったか理由は知っているようだが教えてはくれなかった

ムーミンは

「いつか必ずわかる時がくる」

と言っていたが、正直見当もつかない

記憶障害で間違えているのか、あるいは真実か、

確認で聞こうとしたが、気づけばムーミンは消えていた

しかし教えてくれないのなら自分で調べるしかない

謎が多いためあまりむやみに動きたくはないが気になってしょうがない

まずは周りの建造物の中を調べてみることにしよう


意外と家の中は綺麗だったが生物が生活していた痕跡はない

生活の痕跡は無いものの、消えかけの足跡が数ヵ所あることに気がついた

その足跡はその建造物だけでなく、至るところにあった

最初こそムーミンのものかと思ったが、よく考えたらムーミンのものだったら消えかけの可能性は低い

やはり自分の前にムーミン以外の生存者がいたようだ


一通り見てまわり残すは一件になった

一見何の変哲もない家で、何かの気配も感じない

部屋に入り探索を始める

すると机にニ切れの紙が置かれていることに気がついた

それは地図で、もう一枚の紙には

『それは黒い姿で

こどもを狙う

にくを喰らい栄養にする

かくれることが重要だ

くイズを解いて脱出しろ

しゅうしんするときにそれは起こる

べストを尽くせ

やこうせいだと思って行動しろ

がリガリ聞こえたらそこから隠れろ

あか色の液体はそれを引き寄せる

るールは通用しない』


黒い姿ってあれだよな

スッッッゴイこっち見つめてきた奴

ルールってのは現実のルールってことだよなたぶん

よくわからないがこの地図とメモは前生存者の物だろう

残念ながら特別頭が良いわけではないので地図も含め後で考えよう


建造物から出たその少しの所で、音楽が鳴り出した

5時のチャイムのようなその音楽と共に辺りは薄暗くなった

手持ちのスマホでライトをつけ、早足で建造物に戻るとこにした

「そっちは駄目だよ、こっち」

声のする方を振り返るとそこには険しい顔をしたさっきの少女ムーミンがいた

辺りも更に暗くなりつつあるため急いで少女のもとまで速やかに走った

どうやらこの世界にも時間という概念が存在するようだ

緑色の壁の家に誘導され入るとすぐに外から物音がした

足音?のようだったがすぐにその音は止まり、急にドアからガリガリと爪で引っ掻く音が聞こえ始めた

しかし外は確認できない

そこで先程の前生存者のメモを思い出した

『がリガリ聞こえたらそこから隠れろ』

つまりこの引っ掻いている者の正体は黒い姿の奴の可能性が高い


どれくらいたったかわからないがその時はとても長く感じた

音一つ立てずに身をひそめていると先程の音楽と共に辺りは明るくなり始めた

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