テラーノベル
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じんちゃんにみんなで告白してからだいたい1ヶ月が経った。俺はじんちゃんに会う度に好きになっていった。
照れる顔、驚いた時の癖、拗ねた横顔、眠そうな目、コロコロ変わるじんちゃんの表情に俺の心はさらに鷲掴みにされていった。
あれからみんな積極的にアピールしだしている。俺も何かしないとって思っていても特に動ける訳もなく。ちょっと変わったことと言ったら思いっきり「好き」と言えるようになったことくらい。
今日も移動の揺られる車の中で、隣で眠るじんちゃんの寝顔を眺めるだけ。
まつげ長いなぁ、肌白い、寝息すら可愛いんやなぁ。
なんて飽きることなく移動中ずっと眺めていた。
もうすぐで目的地に到着するとマネージャーからの伝言があったから、じんちゃんを起こす。
「じーんちゃん、起きて?もう着くって。」
「ん、わかった……。」
「……じんちゃん?」
名前を呼んでも反応なし。これはまた寝たな。
今度は肩を少し揺らしてみる。
「じんちゃーーん。もう着いちゃうよー!」
「んー、わかった起きる……。」
眠そうに目を擦りながら嫌々起きたじんちゃん。窓ガラスに頭をつけていたせいで変な寝癖がついている。
「じんちゃんこっち向いて?」
「……ん。」
素直にこっちを向くのが可愛い。優しく、跳ねてる髪の毛を撫でながら直してあげると気持ちよさそうにまた目を閉じる。
そんな無防備だと俺みたいなんに襲われるで。
って思ってもなんも出来んのやけどな。
目的地に到着して車から全員降りる。これからちょっと長めのロケ撮影があるため、みんなで流れを確認していた。
一通り確認し終わったあと、じんちゃんははやちゃんの元に行き、さらに綿密に流れの確認をしていた。
やっぱりそういう時に頼るのははやちゃんなんやな。
俺は年下でありチームの末っ子だ。どっちかって言うとみんなに引っ張ってってもらう立場。はやちゃんとかリーダーのじんちゃんみたいにチームを支えたりするのはできない。
でも、でも俺もじんちゃんに頼りにされたい。
俺ははやちゃんが羨ましかった。
ロケでは2組に別れて行動するとの事で、俺はじんちゃんと2人チームになった。
みんなからブーブーとブーイングが届いたが番組側が決めたことやでしゃーないやんな!ラッキー!
今回のロケは地方の美味しい料理屋さんに訪れようという企画だった。
俺たちが向かった先は住宅街から少し離れた、山の麓にある民家のとんかつ屋さんだった。そこに向かう途中で出会った街の人にそのお店について聞いてみると店主が何やらちょっと怖い人らしい。料理はほんまに美味しいけどお店の人が怖いからとなかなか行かない人もいるとか。
ちょっとした不安を抱えながらも、ついにそこに到着した。撮影のアポは事前に取ってあるとの事で、スタッフさんが1人中に入り、最初の挨拶だけしに行ってくれる。
大人しく外で待っていると、中から怒鳴り声が聞こえた。
いきなりのことにみんながびっくりした。じんちゃんも肩をすくませ、お店の方を見る。
少したって半泣きのスタッフがお店から出てきた。
事情を聞くと、スタッフが撮影に伺うと言っていた日付が間違っていたらしい。店主さんは時間に厳しい人みたいで、それを間違えたことに怒ってしまったらしい。
スタッフがみんな諦めようとしてる、そんな雰囲気を感じた。
「俺、行ってきてもいいですか?」
撮影させてもらうのは俺らやから、俺らで許可取りに行った方がいいに決まってると思った。
怖い人って言ってもきっと、ちゃんと話せばわかってくれるはずだ。ちゃんと謝って、それからちゃんと許可もらおう。
「え、舜太…。ほんとに行くの?大丈夫…?」
じんちゃんが怯えた目をしながら俺を心配して、言葉をかけてくれる。
じんちゃん人の怒鳴り声とか苦手やからなぁ。
「大丈夫大丈夫!許可もらってくるね。」
そう言い残し、お店の中に入る。入ってすぐ、カウンターの中に大柄のムッキムキのいかにも店主さんのような人が見えた。
「こんにちは、M!LKの曽野舜太です。今回は日付を間違えてしまい本当に申し訳ございません。」
入ってすぐ、深々と謝罪をした。そりゃお店側は何の準備もしてないんだから怒られて当たり前だ。怒鳴られるのを覚悟していたが、店主さんは静かに話し出した。
「……。もういいです。さっきは俺も言い過ぎたと思ったんです。……良ければうちのとんかつ、食ってってください。」
「っ!ほんまですか!!ありがとうございます!」
もう一度深々とお辞儀をする。
ほら、やっぱり話してみんとわからんのや!!
俺は外に出てスタッフとじんちゃんに許可が降りたことを説明した。最初に行ったスタッフさんからは何度もお礼を言われたが、いつもスタッフさん達がやってくれてるのを俺が今回やっただけだからとそう伝えると、スタッフさんは心底安心したように微笑んでいた。
無事撮影は終わり、帰りの車の中、また俺の隣にはじんちゃんがいた。
「……舜太すごいね。」
「ん?なんの事?」
「さっきの。とんかつ屋さんの時。」
「あぁ、別になんもすごいことしてへんよ。」
「ううん。すごいよ。だって俺どうしたらいいか全くわかんなくて動けなかったから。」
じんちゃんがめっちゃ褒めてくれる。俺じんちゃんに褒められるためにダンスとかも頑張ってるからこの瞬間が本当に嬉しい。
「なんか舜太成長したね。」
「え!そう?じんちゃんに言われると嬉しい!」
「ほんとに。なんか頼りがいのある大人の男って感じで。……かっこよかったよ。」
じんちゃんはちょっと耳を赤く染めながらぷいっと目を逸らしていう。
可愛すぎてつい抱きしめてしまった。
「ありがとじんちゃん!!じゃあさ、俺から1個お願いしていい?」
「くっつくな!……なに?」
「これからははやちゃんだけじゃなくて俺にも頼ってくれる?」
「うぇ?……うん。じゃあ頼りにするよ。任せたよ舜太。」
「っ!!うん!!!」
俺はさらに強くじんちゃんを抱きしめた。頬まで真っ赤に染めながら頼りにするなんて言われて、俺ホンマに幸せや!!
#ご本人様とは一切関係ありません
あんり
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MiNa🫧🍪
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コメント
3件
テレパシーもそうなんですけど、のりもちさんが書く❤️さんが好きすぎます💘 💛さんは勿論なんですけど、本当に可愛い🙏
**はる。:** じんちゃんの寝顔が可愛すぎる…! でも今回一番グッときたのは、とんかつ屋の交渉だよ。普段は末っ子で引っ張ってもらう側の舜太が、自分から「俺、行ってきてもいいですか?」って名乗り出たのがめっちゃカッコよかった。そしてその後、じんちゃんに「はやちゃんだけじゃなくて俺にも頼って」って懇願するところ、年下の切実な恋心が伝わってきて胸が熱くなった。成長した姿を見せたい、頼りにされたい…そんな想いが全面に出てて、俺も舜太のこと応援したくなったわ🔥