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人物
相沢 修哉
二年A組 17歳、高校2年生。182cmと周りより身長が高い。高いと面倒なこともあるようで、本人は少し気にしている。黒髪マッシュ
成績は良く、運動神経も良い。
顔は整っている方だが、仏頂面で無口なためよく怖いと言われている。だがそこがいいと一部からモテている。
帰宅部
篠宮 陽
二年A組 17歳、高校2年生。172cmという高くも低くもない身長。本人は特に何も気にしていない。茶髪センターパート
運動神経は良いが、頭があまり良くない。いつも赤点ギリギリ。
少し童顔で愛らしい顔をしている。また、誰にでも平等に明るく元気なおバカキャラなため愛されている。モテはしない。
サッカー部
相沢 修哉 視点となっております。
毎朝、俺を起こすのはスマホのアラームなんて学生らしいものじゃない。
怖い夢でも見たのか知らないが、家の中に響く弟たちの泣き声が俺のアラームと言ってもいい。
まだ眠いと訴える脳を無視して何があったのかと聞くのが毎朝のルーティンだ。
泣いている理由は日によって違う。
今日はお腹がすいた、だった。だが昨日は怖い夢を見た。一週間前なんか、暑かったから、だ。なぜ俺がそんな理由で毎朝早くに起きなきゃいけないのか、ずっと疑問に思っている。それでも俺は兄だから、弟たちのために起きる。
少し早めの朝を過ごし、学校までの道のりをのんびり歩く。この時間が一番楽だ。
何も考えなくていい。機嫌がいい日には花でも見ながら歩こうかと思うくらいだ。
唯一1人でいれて、うるさくない時間。
そんな時間も15分程度で終わってしまう。
校門が近づけば近づくほど、周囲の声は大きくなっていく。それに重なり、チャイムの音も聞こえてくる。
ああ、今日もまた始まる。
学校なんて、教師なんて、友達なんて。
そんなことは考えすぎてもう飽きた。避けられない運命ならば、歩むしかないと思う。
「相沢くん、おはよう!」
この子は…隣のクラスの子だった気がする。可愛いで有名な子。最近は俺に話しかけるのにハマっているらしい。
「おはよう」
毎朝、おはようと返すのにもうんざりしてくるほど、今日は機嫌が悪い。
そんな時、俺はいつもあることを思い出す。
それは…
「修哉ぁぁ!!」
背中に衝撃が走った。
「うお…っ
おい!飛びついてくるな!」
「わりぃわりぃ! 」
まったく悪いと思っていなさそうな顔。こいつのこの顔にも見飽きた。
でも、今日は少しだけいい日になるだろう。
「また寝坊か?」
「お、よくわかったな!
まぁ俺くらいになれば寝坊しても間に合うんだけどな!」
こいつのこの楽観的な性格に呆れるし、羨ましくも思う。
俺は考えすぎてしまうから。
「なぁ修哉、昨日のアレ見た?」
「アレってなんだよ。」
「アレだよ!昨日のアレ!」
こいつはいつも肝心なところを忘れる。
アホくさい。そんなところも、微笑ましいと思うやつはいるんだろう。
「いいから行くぞ。お前の話を聞いてたら遅れる。」
俺は空気と化した女子も、陽も置いて教室へ向かった。
教室はがやがやとした喧騒に包まれていた。
「お、相沢おはよ」
「おはよ。」
「なぁ、相沢は椎名ちゃんと山野どっちが可愛いと思う?」
誰だそれ。うろ覚えのやつの名前を出されても反応に困る。
「今女子のランキングつけててさー。
椎名ちゃんと山野が同数なんだよ」
くだらない。こいつらはいつになったらそのノリを卒業するのだろうか。本人たちに迷惑だし、聞かれる側としても不愉快だ。
一度ぶん殴ってやろう。
「なぁなぁ、なんの話?」
───陽。
「お、篠宮!
お前は椎名ちゃんと山野、どっちが可愛いと思う?今ランキングつけててさー 」
「おい、いい加減に───」
「ランキング?そんなダセェことすんなよ。みんな可愛いだろ。」
愕然とした。こいつも、このクソみたいなノリにつく側だと思っていた。だけど、違う。
こいつは、陽は───
俺の、初めての……
「はぁ?んなこと言ってんなよ
ぶっちゃけどっちがタイプ?」
───俺の陽に、そんなこと聞くな。
気づけばそいつのことを殴っていた。
「女子にランキングなんてクソみてぇなことしてんじゃねえよ。そのサムイノリいい加減やめろ。不愉快だ」
教室の空気が一瞬凍った。
そして、女子からの歓声が上がった。
「えっ。相沢くんかっこいい……」
「きゃー!やっぱりイケメンは性格もイケメン……」
教室が騒然とした。違う、俺は陽が言ったから───
かっこいいのは、俺じゃなくて陽だ。
「修哉はやっぱり俺の自慢の親友だぜ!」
陽がドヤ顔をしながら俺の肩に腕を回している。結果、オーライか?
こんな形で知りたくなかった。
俺の初恋。
コメント
1件
あらためて読み終わったよ〜!✨ 修哉くんの「俺の陽」って心の声、もうそれだけで震えたんだけど😭💕 朝から弟たちの世話で疲れてるのに、陽くんが来るだけで世界がちょっと明るくなる感じ、すごく伝わってきた。 陽くんの「みんな可愛いだろ」発言、まじで陽くんらしくて好きすぎる……! 最後の「俺の初恋」で終わる構成、完璧すぎるよ〜〜!次の話、絶対読みたいです!!🌸
とこてん
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