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文豪異世界転生人生
はぁはぁと息を上げて走っている。足が痛くても、疲れても、何も感じなくても、とにかく、走る。はは、まるでこれじゃぁ、走れメロスだな。僕は、“江戸川乱歩”なのに、自分のことも、隠したいことも、隠せないなんて、僕は逃げていた。何から?と言われても、何から逃げているのか分からない。ただ、僕がわかっているのは…“この辛い人間社会、現実から逃げている”という事だった。昔から僕は、人の全てがわかった。全てわかるというのは聞こえがいいかもしれないが、全てというものは、わかった途端“希望、期待がなくなる”期待をしても、全てこうなる、ああなる。そうなる運命だ。かえように変えることはできない。ただ、できるとしたら、──────────────────────────────文豪だけだろうな。
ある小説家がいたそう。私も全てを知っている訳では無いが、感は働くほうだろう。
その小説家は私の名前からペンネームを考えたそう。ふふ、光栄ですね。
その方は、日本という国の方。日本の小説。まあ、分類としては、推理小説でしょう。その推理小説を簡単と思うんだそう。中々面白い考えでしょう?私は推理小説だけ。他の誰にも共感されないけれど、推理小説の世界は私の居場所。嗚呼、“なんて面白いのだろう”
俺はパーティによく参加をする。まあ、陽気な方だ。だけど、俺をよく思わねぇ奴もそりゃあ居る。パーティに参加をするが、好きな訳じゃねぇ。嫌われねぇように、いい人に少しでも見えるよーにしてんだ。まるで、“本当の自分を隠すように”
「「「なんて醜い世界なんだ」」」
そして、江戸川乱歩、エドガー・アラン・ポオ、コナン・ドイルは文豪としての人生の幕を閉じた。そう“文豪としての”この後、3人の否、それ以外にも沢山の文豪は、違う世界に転生をすることなんて、思いもしなかった。
乱歩は起きていた。なんだろう?と思い、目を開けた。どこか違う世界に来ていることに気がついた。
「え?ここどこ?」
身体は10歳ぐらいだ。
周りにも人がいる。布団で寝ている。
そこで、ある男が起きた。
「え!なんで私生きてるの!?あれ?心中して死んだはずなのに…」
その子は15歳くらい。
「あれ?他に人がいる?貴方は?」
と乱歩は聞かれた。
「…あとから君も名乗ってね。僕は乱歩、江戸川乱歩だよ。」
「え!あの、江戸川乱歩、否、大乱歩?日本の推理小説の父の!?」
日本の推理小説の父?
「そうだよ。君は?」
「嗚呼、そうでした。私は太宰治。」
太宰治ねぇ〜。え?太宰?太宰治?
「えっと、文豪の?」
「え!よくご存知で…あーあ、芥川賞欲しかった〜」
なんか、よくわからないやつだな。
「ん?あれ?私は…ていうか、ここどこですか!?」
「あ、もう1人起きたんだね。僕は江戸川乱歩。で、こっちにいるのが、太宰治。君は?」
「え!貴方、あの乱歩!?あ、私はエドガー・アラン・ポオです。」
ポオ!?憧れの文豪に会えるとは…しかも、推理小説の父。
「なぁ、俺もその話混ぜてくれ。俺の名前はコナン・ドイルだ!よろしくな!」
「あ、はい、お願いします。私は太宰治。」
「僕が江戸川乱歩」
「私の名はエドガー・アラン・ポオです」
と一通り自己紹介をしていると、ここに居る文豪、僕を合わせて10人の目が覚めた。
メンバーは僕、江戸川乱歩(10歳)と、エドガー・アラン・ポオ(18歳)、コナン・ドイル(18歳)、宮沢賢治(10歳)、太宰治(15歳)、中原中也(16歳)、芥川龍之介(23歳)、森鴎外(22歳)、福沢諭吉(16歳)、夏目漱石(20歳)だった。全員有名な文豪ばかりだった。
「えーと、なんか、能力が使えるっぽい。漱石さんは坊ちゃんとか有名でしょ?多分、僕たちが使えるのは、“自分が書いてきた作品”なんだよ。」
「成程、なら、生と死」
そう太宰が言うと、周りに緑のモヤが出てきた。
「な、なんでしょうコレ。」
「うーん、心理試験」
この心理試験は僕の能力で、その異能力の効果がわかる。
「それは回復だね。いざとなった時に役立つよ。」
「へぇ〜格好いい!」
呑気だなぁ。
「我は、坊ちゃん。」
と漱石さんがいう。
すると分身体のようなものがでてきた。
「僕も試してみよう。雨ニモマケズ」
すると、幸運アップ、体力上昇、天気を操る。ということができていた。
「賢治くん凄いね!」
「凄いよね!」
同じ年齢のためか、とても息が合う。
「ふむ、俺は作品が少ないんだがな、名言でも行けるかもな。天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」
と諭吉さんが言う。僕の心理試験はいつも発動しているから、能力の説明をした。
「あ、その能力は皆の未来を見て変えることができるよ。」
「成程、中々使えるな。」
他にもみんな色々試した。
「最後に、乱歩さんの能力みたいです!」
と太宰。
「は?」
「そうだな、乱歩のやつも見て見てぇ」
「はぁ!?まあ、少しだけだよ」
「地獄の道化師」
僕のこの能力は炎や周りにあるものを操るんだけど、使い道があんまりない。
「おー!かっこいい!」
と賢治くん。
「にしても、作品多いやつは、色々とすごそうだな。」
「嗚呼、そうなんだけど、体力を意外と消費するから、大変なんだよね。」
「なるほどな。まあ、俺達もいるし、大丈夫だ!さて、住むところはどこにする?」
「たしかにそうじゃな。」
「あ、あちらに、お手紙が…」
と太宰が手紙を指さして言った。
「ん?どれどれ?」
手紙の内容はこうだった。
『文豪の皆様。
あなた方には、学園に通ってもらいます。住所はこちらとなっております。
きっと、ポオ様の能力、モルグ街の殺人でワープが出来ると思います。クラスはつけば分かります。では、ご武運を。
Bより』
「はぁ!?んだよ!この辺なやつは!」
「落ち着き給え。コナンさん。」
「さて、俺らはどうすればいいんだ?」
「私の能力でこの住所に行きましょう。中原さん」
「そうだな」
「さて、行こう。ポオさん、よろしく。 」
「はい。能力モルグ街の殺人」
そうしてると、どこかへワープをした。その出来事から、僕たちのつまらない人生は幕を閉じ、とても大変で楽しい人生の幕を開いた。
後書き
乱「えーと、僕呼ばれてるわけだけど」
太「そうですねぇ」
乱「うわ、太宰いたんだ。」
太「はい。勿論」
乱「で、作者が居ない理由は?」
太「えーと、『初めてのオリ小説だよ!?無理だよ!?私、そんな勇気ないよ!?』とのことです。」
乱「へ、へぇ」
太「まあ、なんか話しましょう」
乱「そうだね。」
太「今回の『文豪異世界転生人生』は文豪(特に推理小説の)にハマった作者がはっと思いついた物語。」
乱「能力とかあって、学園があったらいいなという、想像、妄想したことによって出来たんだよね。」
太「この小説は、楽しく、文豪を見て欲しい。文豪に興味を持って欲しいという思いがあるそうです。」
乱「文豪を知ると世界が楽しく!?」
太「どっかで聞いたことがあるような…」
乱「気の所為気の所為」
太「私の一人称が私(わたし)で、ポオさんの一人称(わたくし)なんですね。」
乱「そりゃあまあ、しょうがないよね!ポオさんは凄いから!」
太「さすが、ポオさんファン。」
乱「まあね!日本の推理小説は簡単すぎる。しょうがない!」
太「それでは」
太&乱「小説内はこれで終幕」