テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
しい子です🍀小説の書き方変えてみました✨ご意見待ってます😊前回とは続いておりません!自給自足のための作品です!
※捏造だらけです!!
※口調など違っているところがあるかもしれません。ご指摘くださいますと嬉しいです!
地雷さんは回れ右!理解ある優しい方はそのままお進み下さい🩷
ハイ視点
居酒屋を出たとき、アオはいつもより静かだった。 酔っていないと言い張っていたけれど、歩幅が少しだけ狭い。俺の隣を歩きながら、無意識みたいに袖を掴んでいる。普段ならそんなことはしないのに、今日は手が離れない。
「大丈夫?」
そう聞くと、アオは少し考えてからうなずいた。
「平気。そんな飲んでない」
いつも通りのつもりなんだろうけど、声が少しだけ柔らかい。 部屋に着いてソファに座ると、アオがぽすっと隣に座った。肩が触れたままなのに、離れようともしない。テレビをつけたまま、どこかぼんやりしている。
横顔を見ていると、アオがゆっくりこちらを向いた。
「何」
「いや、顔赤いなと思って」
「気のせい」
そう言いながら視線を逸らす。そのくせ、俺の膝に指先が触れている。
少しだけ様子を見るつもりで、何も言わずにいたら、アオのほうから近づいてきた。額が俺の肩に当たる。重さを預けるみたいに、ゆっくり体重をかけてくる。 心臓が変な動きをする。
「眠い?」
そう聞くと、小さく首を振った。
「……なんか、安心する」
酔っているからこそ出てくる言葉だとわかっているけど、胸が熱くなる。
俺はそっとアオの背中に手を回した。抱き寄せると、素直に腕を回してくる。普段なら、こんなに自分から触れてこないから少しだけ優越感を覚える。
「ハイ」
名前を呼ぶ声がいつもよりゆっくりで、少し甘い。
「俺のこと、好き?」
「めっちゃ好き」
アオはしばらく俺の顔を見つめて、それからほっとしたみたいに息を吐いた。
「よかった」
その一言で、胸がいっぱいになる。
アオの髪を撫でる。指を通すと、目を閉じて、さらに体を預けてきた。
「覚えてるかな、明日」
小さくつぶやく。
「覚えてなくてもいい」
「なんでだよ」
「俺が覚えてるから」
そう言うと、少し照れたみたいに笑って、それから、俺の服をぎゅっと握ってくる。
「離れないで」
酔っているせいで素直になっているのはわかる。それでも、その言葉を聞いてしまうと簡単には離せない。
「離れない」
静かに答えて、抱きしめる力を少し強くする。 呼吸がゆっくり重なっていく感じがして心地がいい。
こんなに甘えてくるのは珍しい。明日になればきっと照れて強がる。でも今は、俺だけに向けたこの表情を独り占めできる。
それだけで十分だと思いながら、アオの背中をゆっくり撫で続けた。