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-mtk side-
👩🏻💼「速報です。消恋病の治療法が見つかりました」
「まだ完全では無いですが副作用の心配はほぼ無いようです」
「え…うそ」
「僕、この病気直せるの、?」
「お母さん、大事な話があって」
「僕、治療を受けて僕の好きだった人の記憶を取り戻したい」
「… 」
「元貴がしたいことはさせてきたけどこれだけはだめなの 」
「もし失敗したら何が起こるのかまだ分かってない」
「多少の記憶が思い出せないだけじゃん、?なにがだめなの」
焦ったように早口で言う僕にお母さんは遮るように
「最悪…全ての記憶が無くなるのよ」
「現になった人もいるみたいだし、。」
「…」
「っ…それでも」
「それでも僕は手術を受けたい」
本当に大切だった人のことを忘れた僕は最低なやつだ
全部の記憶が消えたって良い
僕はそれなりのことをしてしまったんだから
お母さんは目に涙を貯めながら
「わかった…本当にそうしたいのならそうしなさい」
「うん…ありがとうお母さん」
僕の手術は無事大成功した
手術後眠ってから3日がたった
誰かが僕を呼ぶ声がする
「元貴!!」
「大好きだよ笑元貴」
目が覚めた
頬に涙が伝うのがわかる
「若井…?」
「若井、滉斗」
「そうだ…!!僕の恋人の名前は若井滉斗」
今すぐ若井に会いたい
会ってまたやり直したい
そう思って探した
4ヶ月後
やっと見つけた
若井だ
やっと会えた
どうしよう
緊張してきちゃった
やっぱり帰ろうかな
迷惑だよね
いや、だめだ
お母さんがせっかく背中を押してくれたのに
よし、いこう
「わ、わか…」
「滉斗ー!!おまたせ!!!ごめんね〜」
「大丈夫だよ笑笑俺がはやく着来すぎただけだし笑」
「え…」
そりゃそうだ
何年も開けてたんだ
当たり前だよね
若井には婚約者が出来ていた
あーあ笑
だめだなぁぼく
でも最後に会うくらいは許されるかな、?
会って話したい
大好きな若井におめでとうって言いたい
僕は若井が出てくるまで待った
しばらくして若井が1人ででてきた
周りを見渡してカフェに入ろうとしたので
急いで止めて
「若井…?」
「若井だよね!?」
「久しぶり」
まぁ、まってたんだけど、笑
若井の動揺した顔はあの頃と変わってないな笑
「若井、結婚おめでとう」
泣くつもりなんて無かった
バレちゃうもん
泣いちゃダメ
「大好きだよ、若井」
「…ありがとう笑」
「これからも”親友”としてよろしくね」
僕のこの大好きは墓まで持っていこう