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monake(もなけ)
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嵐の様に現れ、嵐の様に去っていった七つの大罪。
玄関の扉が閉まる音だけが静かに屋敷へ響く。
しばらく誰も口を開かなかった。
やがてセシリアが第一声。
セシリア 「 ⋯⋯ さて 」
〃「 漸く静かになりましたわね 」
美玲 「 えぇ 」
〃「 ですが笑い事ではありませんわ 」
琴音 「 黒百合に 、 人を操る人物⋯ですのよね ~ 」
柚木 「 しかも七つの大罪が自ら警告へ来る程の危険人物です 」
〃「 軽視は出来ません 」
紗那は壁へ寄り掛かり、腕を組む。
紗那 「 人を操るって具体的に何だよ 」
〃「 催眠か?薬か?」
美玲 「 分かりませんわ 」
〃「 だからこそ厄介なのです 」
すると、 ずっと黙っていたカラスが不意に笑った。
カラス 「 ねぇセシリア 」
セシリア 「 何ですの ? 」
カラス 「 其の話 」
〃「 もう知ってるよ 」
部屋の空気が止まる。
紗那 「 ⋯⋯ は ? 」
美玲 「 どういう意味ですの ? 」
カラスは頭を掻きながら苦笑する。
カラス 「 俺がフリーでやってる時居たんだよ 、 俺を洗脳させようとした輩が 」
誰も喋らない。
カラス 「 でも俺にはそう云うの通じないからさ 、 笑 」
〃「 なんで洗脳出来ないんだ 、 って喚いてたよ 」
柚木 「 ⋯ 会った事がある 、と ? 」
カラス 「 多分ね 」
〃「 操るって点に関しては其奴ぐらいしか居ないよ 」
セシリアの笑みが消える。
セシリア 「 場所は 」
カラス 「 東地区 」
〃「 黒百合家の縄張りのすぐ近くだよ 」
美玲が地図を広げる。
美玲 「 なら ⋯ 」
〃「 敵は既に此方の縄張りを調査していますわ 」
其の瞬間、 コン、コン。
首領室の扉が叩かれた。
調査員 「 首領 」
〃「 失礼します 」
セシリア 「 入りなさい 」
調査員が部屋へ入る。
顔色が悪いようだ。
調査員「 報告です 」
セシリア 「 どうしましたの 」
調査員は息を整え、小さく告げる。
調査員「 正門前に 」
〃「 黒百合家から荷物が届きました」
紗那 「 荷物 ? 」
調査員「 差出人は 」
全員が息を呑む。
調査員「 エヴァ・ローゼンベルクです 」
部屋の空気が一変する。
セシリア 「 ⋯⋯ 中身は 」
調査員は少しだけ黙る。
そして、震える 声で答えた。
調査員 「 まだ開けていません 」
〃「 ですが 、 箱の中から呻き声のようなものが ⋯ 」
全員の表情が凍り付いた。
美玲「 ⋯⋯ え ? 」
首領室の窓越しにも聞こえる。
玄関ホールから響く、 木箱からの呻き声だけが、屋敷中に静かに鳴り続けていた。
名前:アスモデウス
性格:妖艶
年齢:?
好物:愛、欲望
嫌物:魚
得意武器:蛇腹剣
苦手武器:無し
CV:真堂圭
備考:サタンに怒られても何度も夜の街に繰り出し、若い女や男を食っている。
コメント
1件
うわ…これ、重い空気がすごい伝わってきた。カラスが「もう知ってるよ」って言った瞬間、読んでるこっちも息を止めたよ。しかも差出人がエヴァ・ローゼンベルクで、箱から呻き声って…。セシリアが笑顔を消したのも納得の展開すぎる。伏線の張り方が本当に巧いなあ。次が気になって仕方ない!