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『…一人部屋じゃないの重罪やろ』
ハーツの部屋割りを見た瞬間、口に出してしまった。やべ、と思いつつも同じ部屋の人を探す
三人部屋。その部屋の人は あたし エース デュース だった。
絶対隅のベッドにしてやる。
.
「やっほー、ユウちゃん ♡ 」
『そんな… エース おのれ…』
部屋に着くと、既にベッドが占領されていた。その絶望のあまり膝をついてしまった
「なんでオレを恨むんだよ 部屋割り順にしただけだろ?」
『お前プライバシーとデリカシーゼロだな!!』
『おかげで真ん中だよ!!』
えーへん…と泣き真似をすると残念でしたーとエースが嘲笑う。
『いいもん りょーちょーに言ってカーテン付けてもらうもん』
「カーテンって… 病院じゃんそれ」
『お前うるさ』
.
後日 寮長に許可をとってすごく可愛いカーテンをつけましたとさ。
『あ そうだエース』
「なに?」
なにか思い出したようにエースを呼ぶ。
『カーテン開けていいから朝起こして』
「え〜、なんでオレが」
『じゃあいいわ デュースに頼む』
「うそうそ オレが起こす」
『ん、おねがい』
慌てて引き止めると、ユウは意地悪な顔をして笑って言った。
エースはその顔にきゅんときたらしい