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放心状態になった時優しい
声がした、懐かしい様な聞き覚えある声が。
【広斗さん?何で此処に、
それより村山は何処です?】
轟がその名前を言うのは
最初から分かっていた。
【今少し買い出しに言ってる、
安心しろすぐに帰って来る。】
俺はその言葉を聞いた時、
体の力抜けた様に床にしゃがみ込んだ。
【安心したら力抜いてでも
どうして、広斗さんが】
俺は轟の顔を見て言う。
【お前が心配だったからだ、
お前は少し我慢癖がある
そうやって気付かぬ内に
我慢し続けて、体に負担になる、
洋介我慢しなくて良い思った事
口にして良いんだぞ】
そう言って俺は洋介の頭を撫でた。
【広斗さん少しだけ貴方に
寄りかかっても良いですか?】
俺は洋介を抱き締めた。
【勝手にしろ、】
暖かい村山とは違った暖かさ
この人の存在を感じていたい。
【ありがとう。】
もしも広斗さんを選んでたらきっと、
鬼邪高は、なかったの
だろうか、そしたら
村山にも出会わず無知で
どうしょうもない気持ちを
抱えて生きていたのだろう。
俺は、また、
ドサッ
SWORDの戦いの中目の前で
倒れる轟を抱え村山の
所へ連れて行った。
その途中、
【むらやまの所、】
俺は轟を見て言う。
【待ってろ、今村山に会わせてやるから、】
俺は広斗が抱えて居る
人物を見て轟てわかった。
【轟ちゃん!?】
俺は轟に村山を見つけた事を言う。
【轟、村山見つけたぞ。】
俺は村山に手を伸ばし言う。
【むらやま、帰りたい鬼邪高に、
かえりたいむらやま、かえ、】
そのまま俺は気を失い眠りに付いた。
【村山、轟を帰らせて
やってくれ、コイツお前の事を
ずっと呼んでたから、
大事にしてやってくれ、】
俺は広斗から轟を受け取り優しく抱き締めた、
【ん・・】
轟が目覚め俺は轟の顔を見て言う。
【おはよう、轟、大丈夫?】
俺は村山にしがみ付く。
【村山、ずっと居て、】
俺は轟に言う。
【ずっとそのつもりだよ】
村山のその言葉を聞くと
そっと俺は、目を閉じた。
【轟、】
村山は俺の名前を呼び
口付けをして来た。
俺はまた村山の存在に
縋り彼を選ぶ、他の人を選ぶ
事なくずっと永遠に、
関わった人に自分の事を
好きと言う感情を残したまま、
俺はその人の事を
忘れてしまう、記憶消去を
持ってる俺は村山の事
しか覚えきれない、
その事を理解してるのは、
村山良樹だけだった。
【広斗お前その子が
記憶消去を持ってるのに
関わったらしいけど
それしんどいぞ、
だってその子に
次会ったらお前の事、】
俺は言う。
【分かってる、】
その言葉を言うと、唯一人部屋に戻り眠った。
【アイツ等が幸せならそれで俺は十分だ、】
そう言って眠りに付いた。
end