『待って一限目から音楽!?!?』
『なにそれハ!?歌唱テスト!?!?ハ!?』
剣持「狼狽え方面白すぎない?w」
『えっえっえっ!?』
『練習とかしとけば良かった音痴なのにぃ~!!!』
剣持「大丈夫だってw」
『大丈夫じゃねえよ!?!?』
剣持「誰も笑わないからさw」
『お前は笑うだろ』
剣持「…否定できないw」
『もおお’’!!終わってるよ~!!』
音楽室
剣持side
僕はか行なので割とはやい段階で順番が来る
剣持「高校2年生無限ループ舐めんなよw」
そう呟いて先生の元へ向かう
何十回、
何百回と数えきれないほど歌った同じ曲
下手なわけが無い
剣持「~♪」
『え!?上手くね…!? 』
と声を抑えた気になってデカイ声を出している𓏸𓏸
そーゆー素直なとこ、
嫌いじゃないよ
そう親しみを込めた目線に気づいた彼女は少し首を傾げて必然的に少し上目遣いになった
これ以上好きにさせないで
君を目線でなんて追いたくない
君がいないと生きて行けなくなりたくない
僕を、
俺を夢中にさせないで────
『』side
なんか…すっごく上手くて腹立つ…
くっそぉ…!負けてなんないな!!!
課題を解き進めて居るうちにあっという間に次は私の番、
という所まで近づいていた
『う~ん…』
正直あの刀也に勝てるほど歌は上手くないが負けたくないな(頑固)
え、
無理無理負ける(?)の想像するだけで涙が…(?????)
負けず嫌いの本領発揮じゃあ~!!!
なんて1人で気合を入れて先生の元へと向かった
『~♪』
剣持「は、
うま…」
私の歌声だけが響く静かな空間にそんな声がした
まぁな!(?)
剣持side
自信がないと言っていたので大して期待はしていなかったがここまで上手いとは、
透き通る歌声が空気を震わす
思わず魅了されるような魅力が彼女の歌声にはある
剣持「僕に縛られませんように」
君の美しさを、
引き付けられるものを知る度に君を僕の物にして独占したくなる
剣持「はは、
こんなに夢中にさせるなんてやるじゃん、w」
僕を夢中にさせておいて自分は他の人と結ばれる、
なんてハッピーエンドは許さない
剣持「責任取ってよ、
𓏸𓏸」
『』side
『ねぇ!!どうだった!?』
剣持「…まぁまぁじゃない?」
『やっぱそうかぁ~』
『刀也も めたんこに上手くてビビったよ!?』
剣持「声、
聞こえてたからw」
『え恥ず』