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kurara
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#nmnm
かめちょん
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コメント
14件

完結、おめでとうございます🤟 ひゃー!!りょ、涼さん....! 悪澤さんだった貴方は計算だったの??!! え、ちょっとびっくりです.... やはり涼さんは女神のように優しいお方なのですね。 最後の親指かっこぃぃ....。私もやってみたいです。((←多分できない) 若様と大森さんには、ぜひぜひお幸せになってほしいものですね。 番外編も必ず見ます( *´艸)
すごく大好きな作品でした…🥹
完結おめでとうございます✨ 若井さんと大森さんが幸せになれてよかったです! 藤澤さん……優しすぎる……😭 番外編も楽しみにしてます…!!
ヘリオトロープ 最終話
大森side
【プロジェクト イベント当日】
若井「ドキドキしますねっ、主任」
あれよあれよとプロジェクト当日の今日まで来た。
今回のプロジェクトはSNSでも発信していて、注目は浴びている
後は今日が成功するのみだ。
大森「今日は忙しくなるからな。だからお前の働きに期待してる」
若井「が、が、頑張りますっ」
イベント開始まであと2時間……
各人身配置や、照明や音楽の最終チェックを行っていたら
「元貴ーっ!!」
遠くから名前を呼ばれ、声のした方へ振り向くと、焦った顔の涼ちゃんが俺の所へ走って来るのが見えた
藤澤「ハアハア……っ、もと、きっ、たたた、大変っ……ハアハア」
若井「藤澤さんっ、大丈夫ですか?!」
大森「涼ちゃんどうした?何かトラブル?」
藤澤「ハアハア……サンプル配る派遣の子がっ、急遽体調不良で3人来れないって……」
大森「はあぁぁぁ?3人?!派遣会社には代打の人来れないか聞いてみた?!」
藤澤「もう聞いた……けど、今からは無理って……」
大森「マジか……」
1人くらいなら何とかなるが3人となれば流石に配る人が居なさすぎる
藤澤「元貴、どうしようっ!」
大森「涼ちゃん大丈夫、何とかする…………」
とりあえず、ひとりは武知を使おう
後は……
大森「若井、武知を探してサンプル配りに配置変更伝えて。後、お前倉田さんの連絡先知ってる?」
若井「いや、知らないです」
藤澤「あっ……僕知ってる」
大森「え、涼ちゃん……なんで……」
藤澤「へへ……」
俺も若井も知らない倉田さんの連絡先を何故涼ちゃんが知っているのか気にはなるが……今はそんなことを聞いてる時間もない
大森「………………まあいいや……じゃあ涼ちゃん、倉田さんに連絡して、事情説明してここに来て欲しいって伝えて。それともしそっちの会社の女性社員で今から来れそうな人にも連絡お願い」
藤澤「りょーかいっ」
若井「じゃあ、俺、武知さん探して伝えて来ます!」
大森「はあ……だめか……」
女性社員に連絡を取ってみたが、用事があるか出ないかだった
まあ、休みの日に急に仕事はしたくないわな……
藤澤「元貴っ、倉田さん今から来てくれるって!でも、あと一人が捕まらなくて……」
大森「こっちもダメだった……でも倉田さん来てくれるだけで良かった」
藤澤「休みの日なのにありがたいよねっ」
大森「……ありがたいけど……もしかして涼ちゃん、何かした?」
藤澤「えっ?」
大森「倉田と交渉したり……とか」
藤澤「…………元貴にはバレバレだね、今度デートするって約束した」
大森「やっぱり……涼ちゃんそこまでしなくても」
藤澤「だって、このイベント成功させたいし!!……元貴と一緒に仕事するのもこれが最初で最後かもしれないじゃん……」
大森「涼ちゃん……」
藤澤「大丈夫、デートの1回や2回……あっ、倉田さん呼んだご褒美に元貴が僕と1回デートしてくれてもいいよ」
「ちょーーーっと待ったぁぁぁ!!」
大森「っ?!」
藤澤「っ!!」
今度は遠くから若井がこっちに走って来る
若井「ハアハア……ふ、ふ、藤澤……ハアハア……さん……だめ……元貴は……俺の……ハアハア……」
大森「お前、地獄耳すぎんだろ……」
呆気に取られていた涼ちゃんは、何か思いついた顔をしたと思えば、ニコニコと笑いながら若井にありえないことを言い出した。
藤澤「若井くーん、何か勘違いしてなぁい?今はビジネスの話を元貴としていて、僕は倉田さんを引っ張って来たからその代価に言ってるんだから」
若井「うぐっ」
大森「お、おい」
藤澤「悔しいなら若井くんもさぁ、誰かひとり連れてきたら〜?まだあと一人足りないし」
若井「……」
藤澤「ふふ、出来ないよね、まだまだヒヨコな若井くんにはさ……ふふ、残念っ」
涼ちゃんの言葉に返すことが出来なくて膝から崩れ落ちる若井
大森「涼ちゃん、勘弁してあげてよ」
藤澤「え〜ほんとのことじゃん」
若井「………………に」
藤澤「え?何か言ったぁ?」
若井「……したいのに」
藤澤「んん?何がしたいの?」
若井「……俺だって元貴とデートしたいのに!ずるいっ」
大森「ば、ばかっ、声がデカ」
藤澤「ぷ……だはっ、あははっ、あはは!」
大森「りょ、りょ、涼ちゃん?」
藤澤「あはは、ごめ、……あはは」
何がそんなに面白いのか、涼ちゃんは腹を抱えてわらっている
藤澤「あははっ……あー、ほんとおもしろい」
大森「涼ちゃん、何がそんなに面白かったの?」
藤澤「だって、誰も呼べないことに落ち込んでるのかと思ったら……んふふっ、元貴とのデートに膝から崩れ落ちるくらい落ち込むなんて……ほんとおもしろいよね、若井って…………ねえねえ、若井。じゃあ、サンプル配りの残りひと枠を若井が埋めたら?」
若井「え、……お、……僕、ですか?」
藤澤「そっ、それで沢山貢献出来たなら……ね?元貴?」
若井「マジでっ?!!」
大森「…………」
時間ももうあまり無い。代打も来ない。となると誰かがやるか、サンプル配りをマイナス1でやるしかない。
俺や涼ちゃんは、トラブル対応や来賓の対応もあってやる事は不可能……正直やるなら今現場に居る社員の誰しか出来ないのだ
大森「…………まあ…………頑張るなら…………」
若井「?!ほんとに?!元貴ほんとに?!」
藤澤「ほんとだよ〜、元貴は嘘つかないって」
大森「……はあぁぁぁ……その変わり、頑張ったら、だからな」
若井「くぅぅぅー、俺っ、ちがっ、僕っ頑張りますっっ!!」
藤澤「うんうん、その調子っ……じゃっ、サンプル配りの件は何とかなりそうだねー、それじゃあ、頑張りますか」
若井「うっっしっ!!」
イベント開始前に倉田さんも到着し、サンプルが思っていたより早く無くなるって以外は、他にトラブルも無く、無事に合同プロジェクトは終わった
・
・
・
「「「「カンパーイ」」」」
そしてその日の夜、プロジェクトの成功のお祝いとお疲れ様の会と称した呑み会が開かれた。
課長「いやぁー、若井くん凄かったねぇ」
倉田「ほんと凄かったですっ、私必要なかったですもんっ」
そう皆が口を揃えて若井が凄かったと言う理由は、サンプル配りで女性が列をなすくらいに若井に人が群がったのだ。
藤澤「ほんと若井は女性に囲まれて凄かったねぇ」
大森「涼ちゃん……また何かしたでしょ?」
藤澤「あれぇ?バレてた?」
若井「普段の若井と全然違ったしね」
藤澤「あら、若井のことよく見てるんだねぇ……ふふ、ちょっとだけ配る時のアドバイスしただけなんだけどなぁ」
大森「……何言ったの?」
藤澤「ん〜、ただ、渡す時に目を見てニコって笑えって…………あれ?もしかして元貴、女性にモテモテの若井を見て嫉妬しちゃった?」
大森「するかボケっ」
藤澤「ふふ……でも若井は、女性にモテても元貴を選ぶんだもんねぇ……大事にしなきゃね」
大森「?!な、なんで」
藤澤「見てれば分かるよ、ふたりが上手くいったんだって」
大森「…………ごめん……すぐに言わなくて」
藤澤「僕は当て馬ですから」
大森「だからそんなんじゃ」
若井「主任ーっ!……あーっ!!」
藤澤「若井に見つかっちゃったね。お礼は言われても、文句を言われるのは嫌だから僕行くね…………元貴…………今度こそ……幸せになってね」
大森「え、ちょっ、涼ちゃ」
そう言って涼ちゃんは他の所へ行ってしまった
若井「主任っ、藤澤さんと何話してたんですか?」
『お礼を言われても』
さっき涼ちゃんはそう言った
実は俺の中で、涼ちゃんにずっと違和感があった
それに
『今度こそ、幸せに』
それって
大森「涼ちゃんっ、待っ」
俺の声に振り向いた涼ちゃんは
満面の笑みで、親指を立てて、今度こそ他の所へと行ってしまった
若井「主任?」
全部……
全部
わざとだったんだ
若井の前で俺の昔の話をしてたのも……
若井とふたりで話したのも……
若井を焚きつけるためで、俺に告白したのも……
何もかも全部………わざとで……
俺が……幸せになるように……
涼ちゃんはしてたんだ
若井「主任、大丈夫ですか?もしかしてまた何か藤澤さんに言われたんですか?!俺、探して文句」
大森「若井、違う、違うんだ」
若井「でもっ、主任…………元貴の様子が明らかにおかしい」
大森「大丈夫、大丈夫だから…………それよりも若井……」
若井「はい?」
大森「俺たち……幸せになんなきゃな」
若井「え、急にどうし」
大森「いや、まあ、その話はまた今度で今日は楽しまなきゃな」
若井「なんかよくわかんないけど……今日は俺頑張りましたからね!これでデート出来るっ」
大森「俺は頑張ったとは言ってないけどな」
若井「えぇぇーっ!そんなぁぁぁっ」
大森「あ、俺まだ他の所にも挨拶しなきゃだし、……お前はハメ外しすぎて呑みすぎるなよ、じゃ、俺はあっちに挨拶行くから」
若井「ちょ、まっ、……もと……主任!はぐらかすなんてずるいですよー!!待ってくださーいっ!」
こうして俺たちのプロジェクトは幕を閉じて、俺と若井の新しい道が始まった
俺たちの道は決して楽ではない
でも、ふたりで楽しいことも苦しいこともふたりで分かち合いたい、そう若井となら思える
幸せを噛み締めて笑うことも
喧嘩をすることもあるだろう
でも、それも若井となら乗り越えられるって思うんだ。
永遠の愛、なんて信じちゃいないけど、若井なら、なんて思う俺は、なんだかんだで……若井が好きだと思う。
ありがとう、若井
ありがとう、涼ちゃん
こんな俺を好きになって幸せにしてくれて
え?何?人がせっかく綺麗に終わらせようと思ってんのに
は?
この日の続きが知りたいって?
んなもん想像通りだよ、バーカ。
END
───────
ヘリオトロープの花言葉
「献身的な愛」「夢中」「熱望」「永遠の愛」
【あとがき】
私の長い長い妄想にお付き合いありがとうございました。
最初は短編くらいで書き始めたんですが、あれよあれよと長編になりました。笑
設定も中身も荒い部分が沢山ありましたが、書いててとても楽しかったです。
さて、最後に、番外編とスピンオフがあります。
スピンオフは涼ちゃんsideです。
本編で涼ちゃんの行動や発言に違和感を感じてたかと思います。それなのにきちんと書かなかったのは、このスピンオフためにワザとでした。
本編は完結しましたが、興味のある方は是非読んでいただけたら幸いです。
2026.8.28 kurara