『大切な人』
次々と爆音がなる
爆音の中には悲鳴や助けてという声も聞こえてくる
そこら辺には人の死体が転がり落ちていて残酷な街を目にした
俺の呼吸音は
「はぁ”、はぁ”」
息切れた呼吸音となっていた
俺はグロテスクが苦手で、そのうち吐いてしまうかもしれない程の吐き気が襲ってきた
ut先生やtnは今別の場所で戦っているのだろう
「ci、しんどいんやったらここで休んどけ、」
と優しいsypの声が聞こえてくる中、俺は休めるわけなんかないよと答えて戦いを進めた
相手チームを俺とsypで相手していれば安心だろうと思った俺が悪かった
油断したそのちょっとした隙に俺は背後を取られた
「隙あり ィ !!」
その言葉を後ろにし俺は死んだんだと覚悟した
ばんっ!!!!
ただ、銃声音が聞こえても俺の体に痛み一つも与えられなかった
「、、は”ッ!?
しょ、sypィ゙ッ!!」
俺が後ろを向くとsypが庇ってくれていた
彼の銃弾の傷は腹にあり、彼は腹を抑えて唸っていた
「ぅ”ッ、、だッだいじょうッぶッかッ?ぅ”が”ッ」
と俺の心配を優先し喋りかけた
インカムは壊されており応援は呼べない状態となっていた
「snの所に、、ッ」
と考えている時間はなく周りは敵国の兵隊で囲まれていた
「くッ、、そッ、、ふぐッ」
そうsypが言うと腹を抑えながら立ち上がり戦い始めた
「sypッ!動いたらッ!!」
「はやくッ!ク”ソ”先輩達呼んできて”やッ
待ってる間は”ァ”戦っとくか”ら」
と無茶なことを言い出した
sypは吐血もしていて致命傷だ、
「、、ッ死なんといてやッ」
震えた小さな声で返事をしその場から逃げ出しut先生達を探しに行く俺の体は必死だった
何故この時俺は大切な人は放って置いたのだろうか
「utせ”ん”ッ!!」
と大きな声で叫ぶが爆発音と共に俺の声は消えていく
そろそろ俺の体力が消えてきた所で
「あれ、ciやん、どうしたんや、?」
と背後からut先生の声が聞こえてきて俺は
謎の安心さに泣いてしまった
「お~?ど、どうしたんや、?」
とut先生が困惑して俺に質問をするが俺はそれを無視してsypの所へut先生を連れて行った
ただ、無視したくてしたんじゃない、
彼の現状を口に出したくなかっただけだった
____
ciは僕の音場に無視して何処かへ引っ張って連れて行った
ciが指さしたところにはsypが腹を抑えて一人で戦っている状況を見せた
sypはもうふらふらな状態で何時倒れても可笑しくなかった
「そ-いうことかッ!!」
と僕はciをその場に置いて行ってsypの所へ走っていく
「、ッ、、ッ!」
この後は遂にsypも倒れ
僕1人と相手10何人と相手をしていた
こんな僕が辛いと感じて良いのかが分からなかった
だってきっとciが一番辛いだろう
自分のせいで、sypを怪我させてしまったからときっと自分を攻めているはず
彼の心は僕達がいつも見る温かい何時もの橙色じゃなく灰色のような黒色に変わって行くのだろうか
そんな事を考えながら戦っていれば相手はもう全員死んでいた
「そういえばsyp忘れてた、、ぁ、」
後ろを振り向くとsypを手当しているsnとniにそれを手伝っているem、
そこら辺に転がってる死体をどかしているshoとtn、
まだまだ残っている相手をどんどん殺していくzmとkn、
そして戦っているzmとknに指示を出しているrbとgr、
ただ、その中にciを居ないことを確認した
「お前も止まっとらんで戦え、!」
と急なtnからの命令に逆らえずci探しを諦める事にした
____
続く
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