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朝5時
『……早く起きすぎた…帰ったら寝よ』
「ん……起きるな早くない?全然寝てないだろ!?」
『あーいえ、慣れてますので』
「若いんだしよ、しっかり寝て健康的に過ごさないと!」
『それ言っちゃおしまいですよ…』
「まぁな……」
『私今日帰るので、皆さんにお礼を伝えてください。』
「早くない!?もっとゆっくりして行きな…って言いたいところだが分かったよ」
『では、さようなら』
「じゃぁな」
さぁて、帰るには少し早いな…お土産、買わないとな
にーしても早すぎたな起きるの
どーしたもんか、店やってねぇよ…
『……裏町』
なんとなく行きたくなる場所…
育ってきた場所だしなぁ生きたくなるのは当然か……
「裏町に行く気か?」
『……えぇ』
「危ないとこだが…まぁそれは1番分かっているか」
『白ひげの16番隊隊長が私に用?』
「聞きてぇ事があってな」
『なんでしょうか』
「ここでは言えねぇ、船に」
『……はぁ?』
『で、なんでしょう?』
「お前、薬に詳しいらしいな」
『……まぁ』
「オヤジの病気は……治せねぇのか?」
『それは分かりません。具合にもよります。』
「とりあえず、見て欲しい」
コンコン……
「俺だオヤジ」
「なんだァ?」
『……』
「ザック…お前ェ帰ったって聞いたが」
『ちょっと野暮用が出来ましてね』
「そうかァ」
「少し病気の様子を見てもいいか?」
「構わねェが……?」
『……失礼します』
これは……
『……』
「どうにかなるか…?」
『今の私では治せません』
「……そうか」
『今よりは良くなるかもしれません…』
「本当か!!」
『近いです…』
「すまねぇ……」
『薬草とかってありますか』
「あぁ医療室に」
『……』
コンコン
『失礼します』
「「ザック!」」
「戻ってきたの!」
『まぁ……訳あって…』
『そんなことより薬草は』
「ここに……」
『ありがとう』
「でも、何に?」
『……』
「ん……?ザックどうしてここに」
『連れてこられたんです。貴方の仲間に』
「また悪いことしたな…」
『構いません、調合は好きなので』
「医者……なのか?」
『ただの薬屋の娘です』
「そうか……」
『…病気にかかっても強いなんてさすが四皇ですね』
「なんかお前…薬のことには真剣なんだな」
『そう…ですか?』
「敬語、使ってなかっただろ」
『ぁ……』
師匠ことジジィに薬草の知識を叩き込まれたもんだ。そん時の癖だろう……ジジィに会いてぇなぁ
『ま……無理だけど』
「ん?……なんか言ったか?」
『いえ……なんでも』
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ザックちゃんは薬草や薬の話になると真剣になりすぎて敬語になるそうで、本人も気づいてないので言われるとびっくりするらしい
ザックちゃんのデザインなんかも考えいつか描きたいものです