テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠︎ロシア病み
薬物表現あり
ロシア 🇷🇺
次回の作品などで、新しい国が出てきます。
【設定】
国(カントリーヒューマンズ)達は、どんなことをしても”絶対に”死ぬ事が出来ない体質です。
勝手に作った設定ですので、ご了承ください。
薄暗い部屋のカーテンの隙間から、夜明けの光がかすかに差し込む。
手には、ウォッカの瓶。
開けたところで、何も変わらないことは分かっている。けれど、ただ、何かに頼らずにはいられない気持ちがあった。
ため息を一つつき、瓶を口に傾ける。
暖かい液体が喉を通る瞬間、少しだけ生きている重さが抜ける気がした。ほんの一瞬だけ、世界から逃れられる気がした。
それでも、またすぐに苦痛へと戻ってくる。
昨日の、副作用がジーンとくる。
🇷🇺「頭痛い…」
そしてまた、ウォッカを呷る。
🇷🇺「…治らない……」
机の上に置いてある、薬に手を伸ばす。
ポトッポトッ
薬を手の上に落とす。
手のひらで転がる小さな球体が、まるで心の隙間を埋めるかのような存在になっていた。
ゴクッ
🇷🇺「…はぁ…」
喉を通る薬と水の感触に、わずかに安心する。
口の中にひんやりと残る錠剤の感触が、心の奥にわずかな安堵をもたらす。
🇷🇺「…やっと…少し、楽に…」
震える声が、静かな部屋の壁に吸い込まれていく。
薬の効果で心がほんの少しだけ軽くなる。逃れられない現実から、距離を置けたような気がする。
🇷🇺「ふっ…ふふっ」
ふと、笑い声が弾ける。
🇷🇺「ハハッ…!」
声が部屋に反響し、壁にぶつかって跳ね返ってくる。自分の笑いでさらに笑いが増幅される感覚。
もっと、この快感が欲しい……!
もっともっと、薬を口に放り込み、水で流すと、体中がぐわっと震え、頭の中が虹色に染まるような高揚感が押し寄せる。
鏡の前に立つと、瞳は光を反射し、顔は笑みで歪む。
それがなんともまぁ、面白くて腹を抱えて笑いこけた。
***
薬の効果が切れると、体は重く、頭は鉛のように沈んだ。さっきまでの笑いは遠く、胸を押し潰す感覚だけが残る。
どんなに自分から壊れても、どんなに周りから孤独でも、どんなにこの世界に絶望しても、この体は死ねない。
その事実が、胸をさらに締め付ける。
終わりですわよぉおおお!
最初と、最後でキャラ代わりすぎ?
キャラ迷走中だからね☆
NEXT→100いいね
ただ、欲しいだけです🥺⤴︎︎︎
ではまた!
コメント
7件
1話目からもう最高です!! (By.ロシア推し) 取り敢えず1話だけでも神作の予感がしたので、♡1000にしときました!!
もはや殺 しにきてそう!! そろそろ尊死しますよ!!??
もう最高すよ