朝起きると僕は布団の外にいた
あれこんなに寝相悪かったっけ?
「夢…」
僕は昨日の夜夢で彼に…抱かれた…
そんな夢見てはいけない…
僕は必死に顔を左右に振らし自分に言い聞かせた
そしていつものように公園へランニングする
彼はいるのだろうか…また話せるのかな…
何故か今日はすごく彼に会いたいという気持ちでいっぱいだった
「会えたらいいな(* ´ ˘ ` *)」
僕は急いで公園に向かった
穏やかで暖かい季節になった、だけど僕は彼に会うと夏のように激しく胸をうつ
変なところを見せないといいけどな…
ウキウキしながら、緊張しながら、彼のいる公園へと走っていった
「あ、居た」
彼は今日も本を読んでいた
僕はあまり本を読むのは好きではないけど、彼の読んでいる姿は好きだった
見ているだけで惚れてしまう
僕が彼の方に目を向けていると…彼は僕に気づいた
「あ、おはようございます」
彼は微笑みながら僕に挨拶してくれた
「お、おはよう、ございます///////」
すごく照れたように答えてしまった
変に思われていないかな…
大丈夫かな
一気に沢山の感情が出てきて僕の頭は混乱状態になってしまった
彼は…
「今日すごく暖かいですね」
僕に言ってくれている
「は、はいそうですね」
僕は緊張でちゃんと話せているか心配だった
「毎日ジョギングって凄いですね」
褒められた…しかも話し続いてる
「そうですか?…ありがとうございます」
僕もちゃんと返さないと…
「はい、だって僕運動できないから…」
彼は少し悲しそうな表情で言ったのだ
何か病気なのだろうか
顔を顰(しか)めていた僕に彼は気にしないでください、と言った
僕は目をパチクリとさせ彼の言葉を待った
けれども彼は何も言ってくれなかった
「す、すみませんもうすぐ仕事の時間なので失礼します」
気まづくなった僕はその場を後にした
これから気まづくなってしまうのかな…
この先の事は誰も想像つかないのだろう
誰にも、結果はわからなかった…僕の人生はやっぱり自分で掴み取ったものではなかったのかな…
神様どっちなのでしょうか
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