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何日か旅路を続けているとウーズの幹部が支配する土地についた。そこは、大きな防壁で囲まれていて、まるで要塞の様だ。防壁の門は空いておりまるで入ってくださいと言わんばかりだ。街に入るとやけに静かだった。もしかすると、元からこうなのかもしれない。だが、人の気配すらしないのはおかしい。するとクレバーは、少し怖い顔でこちらを見た。

「気を付けて···なにかがおかしい···ここまで静かなのは···」

クレバーの話を聞いた皆は警戒し始めた。俺は警戒はしていなかった。ウーズがあまり強くなかったのになぜ警戒する必要があるのだろうか。別に罠程度にかかる俺でもない。街の一番奥に大きな建物があった。建物の前に来ると悲劇は起こった。それは俺が油断していたのもあった。いや、俺の不注意だった。その別れは、突然として起こってしまった。

Rは、突然俺を押し退けた。振り返りRに文句の一つでも言ってやろうと思い、振り返るとそこには、大きな槍が刺さって血塗れになって変わり果てたあいつの姿だった。強い血の匂い、聞こえる罵倒。鮮やかに飛び散る赤。それは俺にあの日の出来事を思い出させた。

昔の話、俺が一番思い出したくない、忘れていた記憶。

ある日、家に友達とその母親を招いた日。友達を出迎え嬉しさにはしゃぐ俺は忘れていた、家でのルールを。いや、自身の身を守るための自ら決めた掟を。決して笑い声をあげてはいけない。友達を招いてはいけない。なぜなら狂った母親に殺されないため。だが時すでに遅し母親は部屋から出てきていた。振り替えれば、般若(はんにゃ)のように顔を恨みと怒りで歪めた自分の母親がいた母親は、声を怒りで震わせながら俺を睨みこう言った。

「失敗作のお前だけが幸せになることは許さない。どうなるか教えてやる!」

そう言って母さんは、台所に行くと大きな包丁を持ち出し俺に一直線で走ってきた。恐怖で足のすくむ俺を、友達は押し退け、刺されてしまった。衝撃と、恐怖で何も聞こえなくなった。強い血の匂い。母さんの罵倒し叫ぶ笑い声を、俺は行動した、恨みと怒りで。母親が持つ包丁を奪い取り、押し倒し、馬乗りになると、心臓に向けてその包丁を突き立てた。そして血塗れになった、包丁を抜き、何度も何度も切りつけ続けた。最後は立ち上がりよろめきながら友達の元へ行くと声が枯れるまで泣き叫び続けたそうだ。その後は、突友達の母親が必死に俺をかばってくれたそうだ。母さんを殺した俺を。母さんが死んだのは、自らに包丁を突き立て何度も切りつけ自殺したと供述してくれた。

そんな記憶がよみがえった。うざかったけど、何だかんだで良い奴だった。Rは今はもう。憎まれ口さえ言うことは出来ない。俺は叫んだ。恨みと怒りで叫び続けた。そうだすべてを無に帰そう。破滅をもたらす者を召喚してしまおう。召喚の仕方など分かる筈もない。だが、俺はなぜか知っていた。

召喚し終わると、その化け物は、すべてを無に返し始めた。そして。強い光が視界を包み込む。

気が付くといつもの部屋だった。俺は弟にメールを送った。そして、住んでいたマンションの屋上に向かうと、靴を脱ぎいだ。この世に別れを告げる覚悟がついた。

「ごめん、龍彦。知りたいことまだあったよな。お前も怒ってるよな。絶対にお前よりも生きて、幸せになるって決めたのに。でも俺は大切な仲間を捨てちまった。だから今からそっち行くから。少し待っててくれ。」

そう言うと、俺はゆっくりとマンションから飛び降りた。すると声がうっすらと聞こえた。

「もう一度人生をやり直せる。望むのならば叶えよう。」

どうせ幻聴だ。でも幻聴だからこそ俺は願った。

『望むのならば、もう一度あいつをRをみんなが幸せになれる世界が良かた。』

「その···ぞみ···聞き付けた。」

落ちた衝撃を感じたどうやら打ち所が良かったらしい。すぐには死ななかったでも出血がひどい。じきに死ねるだろう。夜空が見えた。街では珍しい美しい星空が見えた。意識が途切れる。もう終わったのだろう。

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