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末っ子は我慢しなくていい

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末っ子は我慢しなくていい

9 - 第9話  くまさんのカップケーキ

♥

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2022年02月13日

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さとみis





莉犬がいちご食べたいと、昨日言ったのでいちご買っていきます。




いちごだけじゃないぜ☆




ケーキと、プリン、ゼリーも用意したぜ、☆



昨日は、なーくんとるぅとがきていた。




莉犬はうれしいはずだが、目はしっかりと笑っていなかった。




作り笑いをしていた。


正直それを見ていて心が痛かった。




なーくんたちが買えると莉犬は心から笑顔をだしていた。






あのときの笑顔は1枚の絵になるだろう。






それほど最高だった。




莉犬には義足などをあげたかった。



だけどそれなら両足義足になる。



そんなことなら義足になるより車椅子生活のほうがいいだろう。




莉犬の誕生日プレゼントはほんとにまよう。



莉犬に毎年単位プレゼントなにがいい?ときくと、、


『さとにぃがいてくれるならそれでいいの!』


と返してくる。



莉犬はよく我慢をする子。






少し昔の話をしよう。







莉犬が、幼稚園の年少さん、、ざっと言って3歳、4歳頃からずっと我慢していた。





例えば誰かの誕生日!!



俺達は1ホール買えるヨユウガ無いため、一人1切れずつ買う。




莉犬は何時もシンプルなショートケーキ

またはチーズケーキだ。



チョコケーキや、くまさんのカップケーキを美味しそうに眺めるきれいな大きな瞳。



俺は莉犬にこう訪ねた



『莉犬はこのくまさんのカップケーキたべたい?』



と聞いたが、莉犬は、、



『んーん!このショートケーキにする!!』



くまさんのカップケーキを買ってあげたい気持も山々だが、大きな瞳をうるっとさせられると、、圧に負けてショートケーキを買うことになる。




お菓子もそう。




るぅと、莉犬、ころんがまだちいさかった頃みんなでスーパーにでかけて、お手伝いをした良い子には、お菓子を一つ買っていいよと、なーくんがよく言う。



その時莉犬は安いチロルチョコや、うまい棒など、2桁ぐらいしかないお菓子をかごに入れていた。






服も、ランドセルの色も、鉛筆も、筆箱も全部全部柄ではなく



〝値段〟だ。





俺はいつかその地獄からたすけてやりたいという気持ちしかない。




だからぼちぼちバイトで稼いだお金で、くまさんのカップケーキや、莉犬がいつも、ほしそうに眺めているものを買い、莉犬の病室へ向かった。































━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



莉犬の病室にて





り『あ、さとにぃ!!』

さ『よ!、りーぬ、』

り『いちご♪』

さ『あ、いちごもあるけど、お菓子とデザートあるよ?、』

り『やった!!』

り『なに買ってきたの!!』

さ『ほいこれ』



さっき買ってきた、いちご、ゼリー、プリン、くまさんのカップケーキ、お菓子を莉犬に見せた



り『それ、、食べていーの、、、?』

さ『俺が頑張って稼いだりお金だ。食べてくれないと困っちまうほどにキュートなカノジョ*』

り『その、、くまさんのカップケーキ、、、食べてみたい』




さ『‼おう!!』



まさか莉犬の口からそんな言葉が出るとは思わなかった。



嬉しすぎて、ビックリマークで言葉を挟んじまったぜ☆







り『頂きます。』

さ『おう』

り『おいしぃ、、』

さ『んふふっ』

り『こんなに美味しいの、、生まれて初めて食べた。』



莉犬はゆっくりとくまさんのカップケーキをたべ始める。


さ『たまにはそーいうわがまま言ってもいいんだからな』

り『うん、!』






俺はこう思った。





明日はヨーグルトを、買おう(((え、




いやなんとなくだよ☆











り『(*-ω-`*).゚。. ウトウト』

さ『眠い?』

り『うん、、ぎゅってして、』

さ『はいよ』

さ【ぎゅー】

り『えへへ』

り『おやしゅみ、、、』、







え?おいおい、、俺の腕の中ですやすわ眠られても、、、
















むふんっ、最終時間までここにいるか











莉犬も寂しいだろうに、、
























俺は赤いルビーのような髪の毛をそっと撫でた

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コメント

9

ユーザー

泣きそう(´;ω;`)

ユーザー

あぁ…うん…あぁ…可愛い

ユーザー

可愛いですねぇ…最高です!!赤君偉いなぁ…桃君も偉い…!あんまり無理しないでね…?

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