さとみis
莉犬がいちご食べたいと、昨日言ったのでいちご買っていきます。
いちごだけじゃないぜ☆
ケーキと、プリン、ゼリーも用意したぜ、☆
昨日は、なーくんとるぅとがきていた。
莉犬はうれしいはずだが、目はしっかりと笑っていなかった。
作り笑いをしていた。
正直それを見ていて心が痛かった。
なーくんたちが買えると莉犬は心から笑顔をだしていた。
あのときの笑顔は1枚の絵になるだろう。
それほど最高だった。
莉犬には義足などをあげたかった。
だけどそれなら両足義足になる。
そんなことなら義足になるより車椅子生活のほうがいいだろう。
莉犬の誕生日プレゼントはほんとにまよう。
莉犬に毎年単位プレゼントなにがいい?ときくと、、
『さとにぃがいてくれるならそれでいいの!』
と返してくる。
莉犬はよく我慢をする子。
少し昔の話をしよう。
莉犬が、幼稚園の年少さん、、ざっと言って3歳、4歳頃からずっと我慢していた。
例えば誰かの誕生日!!
俺達は1ホール買えるヨユウガ無いため、一人1切れずつ買う。
莉犬は何時もシンプルなショートケーキ
またはチーズケーキだ。
チョコケーキや、くまさんのカップケーキを美味しそうに眺めるきれいな大きな瞳。
俺は莉犬にこう訪ねた
『莉犬はこのくまさんのカップケーキたべたい?』
と聞いたが、莉犬は、、
『んーん!このショートケーキにする!!』
くまさんのカップケーキを買ってあげたい気持も山々だが、大きな瞳をうるっとさせられると、、圧に負けてショートケーキを買うことになる。
お菓子もそう。
るぅと、莉犬、ころんがまだちいさかった頃みんなでスーパーにでかけて、お手伝いをした良い子には、お菓子を一つ買っていいよと、なーくんがよく言う。
その時莉犬は安いチロルチョコや、うまい棒など、2桁ぐらいしかないお菓子をかごに入れていた。
服も、ランドセルの色も、鉛筆も、筆箱も全部全部柄ではなく
〝値段〟だ。
俺はいつかその地獄からたすけてやりたいという気持ちしかない。
だからぼちぼちバイトで稼いだお金で、くまさんのカップケーキや、莉犬がいつも、ほしそうに眺めているものを買い、莉犬の病室へ向かった。
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莉犬の病室にて
り『あ、さとにぃ!!』
さ『よ!、りーぬ、』
り『いちご♪』
さ『あ、いちごもあるけど、お菓子とデザートあるよ?、』
り『やった!!』
り『なに買ってきたの!!』
さ『ほいこれ』
さっき買ってきた、いちご、ゼリー、プリン、くまさんのカップケーキ、お菓子を莉犬に見せた
り『それ、、食べていーの、、、?』
さ『俺が頑張って稼いだりお金だ。食べてくれないと困っちまうほどにキュートなカノジョ*』
り『その、、くまさんのカップケーキ、、、食べてみたい』
さ『‼おう!!』
まさか莉犬の口からそんな言葉が出るとは思わなかった。
嬉しすぎて、ビックリマークで言葉を挟んじまったぜ☆
り『頂きます。』
さ『おう』
り『おいしぃ、、』
さ『んふふっ』
り『こんなに美味しいの、、生まれて初めて食べた。』
莉犬はゆっくりとくまさんのカップケーキをたべ始める。
さ『たまにはそーいうわがまま言ってもいいんだからな』
り『うん、!』
俺はこう思った。
明日はヨーグルトを、買おう(((え、
いやなんとなくだよ☆
り『(*-ω-`*).゚。. ウトウト』
さ『眠い?』
り『うん、、ぎゅってして、』
さ『はいよ』
さ【ぎゅー】
り『えへへ』
り『おやしゅみ、、、』、
え?おいおい、、俺の腕の中ですやすわ眠られても、、、
むふんっ、最終時間までここにいるか
莉犬も寂しいだろうに、、
俺は赤いルビーのような髪の毛をそっと撫でた
コメント
9件
泣きそう(´;ω;`)
あぁ…うん…あぁ…可愛い
可愛いですねぇ…最高です!!赤君偉いなぁ…桃君も偉い…!あんまり無理しないでね…?