お久しぶりのゆたんぽぽでございます。私は元気です。
ここに長文書くのもあれなので、あらすじの所にいろいろ書いときました。別に見なくても全くお話に関係ないので安心してください。
今回は中也のこと考えながら一人でえっちする太宰さんです。太中ですが、中也出てこないです。こういう話あんま見つからないんですよね…。(*´・ω・)
太中
15歳
攻めが一人でしてる系苦手な人は悪いことは言わない。今すぐ回れ右をして帰るんだ。時間大事に。
もっかい言うけど中也でてこないかんな!!
注意文等含め2690文字
それはとある夏の夜の事だった。
太宰治はなかなか寝付けずにいた。そりゃあコンテナの中なんて、エアコンなんかがあるわけないし夜だといってもやはり夏は暑い。
きっと暑さのせいだったのだろう。きっと、暑くなんてなければこんなこと、してなかったのに。
寝付けずしばらくベッドをごろごろしだして何時間経ったのだろうか。辺りは暗く時間は確認出来ない。今さら時間だけ確認するために動くのも億劫だ。
このままではなんとなくずっと眠れない気がして。なんとなく思い浮かんだのは相棒である彼の顔。彼は太宰のお気に入りだった。
自分がちょっかい一つ出すと、たちまち感情を露にぶつけてくる。それだけではない。自分が建てた作戦が完璧に上手くいっている時の気持ち良さそうな顔。珍しく褒めてやると、なんだか照れくさそうに目を背け、微かに頬を赤く染めている顔、人を軽蔑するあの眼差し。そして、自分が自殺しようとする時、必ず血相を変えて死なせまいと必死になっている君の姿。己の行動一つで、こんなにもころころ表情を変える彼は、見ていて飽きなかった。
今まで様々な彼を見てきた。他の誰よりも。それでも、まだ見ていない彼の姿がある。それは、愛する人へ、彼はどんな顔をするのか。
私達は相棒で、同時にお互い忌み嫌っている存在である。恋人でも、セフレでもなんでもない。
勿論到底叶わないと分かっている。
だが、もし、自分にその表情を見せてくれるのなら。
見る機会が訪れるとするのなら。彼はどんな姿形で私の目の前に現れてくれるのだろうか。
もし、完全に信頼され、彼から身を預けられ、自らの手で、私のなかで、彼を快楽に落とせたら。
彼はどんな顔をするのだろうか?
想像上での興奮が下半身へじわりじわりと伝わっていく。
緩く勃ち上がるそれは、一度考え出すと止まらない脳と共にゆっくりと気のせいで隠しきれないものとなっていく。このままでは眠れない。
…どうせ眠れなくて困っていたんだ。一発抜いた方がスッキリしてよく眠れるかもしれない。そう、仕方のないことなのだ。そう必死に自分へ言い聞かせた。
嗚呼、今日は酷く暑い。
「…っ、」
ベルトを外し、ズボンのチャックを降ろす。押さえる硬い布が減り、解放的になったことでより大きく見えるそれをゆっくり掻き始める。
最近、任務が多く働きづめで、そういうことを一切していなかった。溜まっていたのだ。最中も誰にも言う予定の無い言い訳ばかりを考える。
それでも思い浮かぶ君の顔。
何故だろう。今日はやけに達しへ向かうのが早い気がする。まだ少ししか掻いてないのに。
掻く場所を先端にずらす。
必死に掻く手のなかのそれはもう出したいとばかりにヒクついている。
彼奴の事を考えながらなんて、最悪。
なんて思っても躰は正直で。
「っ、ぅ、…ぁっ…~~~~っっ♡♡」
ティッシュなんて用意する間もなく、思いっきりシーツにぶちまけた。
出たそれは、彼で発情した証を残してしまったようで。
「本っ当に最悪……」
…だが、足りない。躰は彼を求めている。落ち着くことを知らないそれを見て、諦めて快楽に身を任せることにした。
そろそろ掻くだけも飽きてきた。今度は胸を使ってみようか…
正直、自分は男だし、期待はしていなかった。触り始めたときも対して気持ちいいことは無かったのだが、次第に熱を持ち始め、下とは違う快感を感じるようになってきた。下も上も確り勃ち、そろそろまた出そうだ。
上を触っているとき、彼の顔がよく浮かぶ。
もし、彼にこうやってここを触ったら、彼はどんな反応をするんだろう?
どんなとろけた顔を見せてくれるんだろう?
彼のここは、美味しいのかな?
どんな声をあげてくれるのかな…?
「はぁ…っ…ぅ…ちゅうや…っ♡」
だざい、と求める姿はなんと滑稽で、可愛いのだろう。
嗚呼……もう限界。
「っ~~~~~くっ…♡」
そうしてまた、中也への愛液が白くシーツに勢いよく飛び出した。
まだ足りない。
次はそこらにあった中くらいのクッション。クッションを使うのは何気に初めてかもしれない。
優しい羽毛に包まれたクッションは肌触りが良く、欲のそれを擦り付けると、なめらかで優しい触感がそれを上手く刺激した。これはかなり気持ち良く、出すまでも早かった。これ、中也にやられたら、どんな声聴けるかな…
もう、止まらない
はっ、はっ、
息が荒い。
嗚呼、暑い。
ベッドは己の熱で覆っており、冷たさなど一切無かった。
太宰はベッドから降り、次にそれを床に擦り付け始めた。コンテナの床は夏場でもひんやり冷たく、躰を優しく冷やしてくれる。コンテナ特有の凸凹は揺らすたび何ともいえない程よい刺激が襲い、振る腰が止まらなかった。
「ちゅうやっ、ちゅうや、ちゅうやぁ…っ♡」
いつの間にか、彼の名ばかりを呼び、求めていた。思いの秘めたそれはもう腹まで付いてしまうのではという程に勃っていた
「僕だけ、こんな苦労するなんて、許さないから…っん、」
あと、すこし…
「だから…早く、」
あ…いきそう、
「ぼくとおなじようになっちゃえばいいのに…っ♡」
思いが先端にこもる。最後は、今までより遥かに多い液が飛び出し、自分の顔にもかかり、それを舐めた。
「ふふ…ちゅうや、……すき」
仰向けのまま倒れこむ。コンテナの床がひんやりと冷たく、今までの熱を取ってくれる。
「はぁ、はぁ…疲れた。これはもうぐっすり眠れちゃうね。」
簡単に後処理をして、もう一度ベッドに潜ろうとしたが、また眠れなくなりそうなので今日は床で寝ることにする。
__こんなことがあり、結局晴れて結ばれ初行為に及んだのだが、想像以上に良過ぎたのはまた別のお話…
おわり
コメント
7件
いや、ちょっと最高すぎました!!ゆたんぽぽさんまじバンザイ!!最初っから最後まで飽きずに読めるこの文才マジで欲しいです!読んでいる途中とか太宰さんの片思いかなとか思っていたんですけどやっぱり結ばれてくれて何故かわからないですけど滅茶苦茶嬉しかったです!w
ほぼ1年ぶりにゆたんぽぽさんの作品見ました最高すぎます!!😇👍✨ 受けのことを考えて一人でする攻めってほんとないですよね…これを太でやってくれたゆたんぽぽさん神です🥺💓 久々に太中みれて寿命伸びる~!!
久しぶりのゆたんぽぽさんの小説で喜びが隠せない...相変わらず上手すぎるし最高過ぎる...🫶💕 中のこと想像しながらする太本当に需要高すぎてめちゃくちゃ大好き...もう栄養価高すぎる...😇💕 なんかめちゃくちゃ太が中に対して執着みたいなのありそうで好きだ