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狂ってしまった君の敵
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「刃弐、三人やってきたよ 」
今日も嬉しそうに報告して来た牢王は黒く光る銃を片手に持っていた。左頬には返り血と思われるものがついていた。
「 … 牢王、誰やったの?」
「多分警察かな … いやMozu ? 868 ?誰かわかんないけどきっと刃弐の敵だよね」
そう言ってにっこりと笑っていたその目はもう救えないほど闇に呑まれていた。
我に帰ると無線がやけに静かだった。今日868で起きているのは俺と牢王含めて五人。今の無線にはレダー達しかいないはず
「…… 無線からレダー達の声がしない」
「レダー ? あぁ、さっき殺した奴の中にレダーみたいな帽子かぶってた人いたよ」
「それ、レダーじゃないの?」
「わかんないけどレダーだったかもね」
その笑顔と声はいつもの牢王の様で牢王じゃなかった。狂気に満ち溢れている。きっと俺が牢王を可笑しくしてしまったのなら俺が止めないと牢王はこのまま狂っていく。
「 … 牢王、ちょっと俺のお願い聞いてくれる?」
「刃弐からのお願いは珍しいね。いいよ」
「 …… 俺以外を殺さないで欲しい」
こんな馬鹿な奴でごめん。でも君にはあの純粋で明るい笑顔が似合うから。
「俺の敵は、俺だから。俺の敵を殺したいと思うのなら俺を殺して欲しい」
「 … 刃弐に従うよ」
牢王は後ろからぎゅっと俺にハグをした。誰もいない無線と俺のために死んでいった868の仲間たちを想いながら俺は目を瞑った。
コメント
1件
🐭(🍨)さん受け全然なくて凹んでたんですけど、神作品に出会えました! 不穏な雰囲気がめちゃ好きです! 👑さんが🐭さんに依存して🐭さんに喜んでもらうために仲間すら 手にかけてしまうのが🐭さんのことしか眼中にないことが伝わりました。 こんな神作品を執筆していただきありがとうございました!!