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⚠️注意書き⚠️
※口調迷子
※苦手な人はUターン
※短い
※不穏?
kg『』
ru「」
ru side
『____。』
朝起きると俺の愛おしい恋人がカーテンの隙間から覗く白い光に当てられて、何かを呟いた。
「ん、なに、」
俺は眩しくてまともに目を開けられずにいた。
恋人の白くて柔らかい肌が手元にあることに気づきそれを握る。
透き通る肌はなぜだか冷たく、震えているようだった。
体を起こしたまま壁を一直線に見つめている。
「かげつ、?」
まだ眩しい光に目が慣れず、状況が理解できない。
彼の様子をうかがうように寝起きの掠れた声で呼び慣れた名前を呼んだ。
『ろう、、、、、、。』
俺の呼びかけに気づいたかげつはふと振り返り俺を見る。
低くてもどこか幼子のような声が俺の名前を呼ぶ。
朝の名前を呼ぶだけのやり取り。
やっと光に慣れ始めた頃、ようやく起き始めたからだを起こした。
そして今も握られている手にそっと口元に近づける。
彼の手の甲に唇を落とす。
なにか不安とでも言いたげなその手から腕へ、肩へ、首へと視線を滑らせた。
『ろぉ、なぁ、ろお、、、、。』
やっと視線を交えた。
だがその瞳は何故か潤んで、俺を反射させていた。
やがてその水膜が剥がれ、ぽつりとシーツに染み込んだ。
「、、、どした?」
ずっと握ったままの手を俺の頬へ当て、同じように俺もかげつの頬に手をやった。
こういうことは俺がかげつの側にいるようになってから何回かあった。
しかし最近は朝起きるとこんな状態が頻繁に起こるようになった。
最近は動揺と不安と緊張が襲い、なにか言おうと思っても普段の口下手が足を引っ張った。
なにか聞き出そうとしても自分の口は開かなかった。
そしてかげつも動揺している俺に対して何も言わず、教えてくれなかった。
きっと言いたくないのだろう。
もしかしたら理由なんかないのかもしれない。
不定期に来る謎のソレは、ただ俺がかげつのすべてを知らない事実を突きつけられているような気がして、そして、何か嫌な空気が肩を重くして、、、。
愛おしく想う気持ちと、愛せているか分からない不安。
この矛盾が二人の関係を歪ませているのなら。
『ろう、?』
「ん」
『ちゃんと、、、生きとるよな、、、?』
そう言い、俺の耳や瞼、口、髪を形を確認するように雑に触る。
髪が乱れてもそれは直さない。
顔をいくら引っ張られても抵抗はしない。
彼の焦りを感じたから。
ずっと焦っていた。
彼はナニかに追われていた。
でもそのナニかは当の本人も分かっていないようだった。
俺の存在を確かめると安心するのか俺にもたれかかってしゃくりあげながらまた深い眠りにつく。
安堵のその先にはまた不安があって。
寝ているはずなのに強く俺の服を掴んでいる。
なにか変な夢でも見ているのだろうか?
多分何も伝わらない気がするので没です。
わたしがなんとも言えないふたりの変な愛し方というか、誰にも理解できない関係が好きでそれを作りたかったんですけど、迷走した。
しかも愛し合ってんのかって思うぐらいただただ不穏な空気が漂ってるだけのストーリーになってます。
でも見てくださる皆さんが理解できなくてもそれはそれで正解なのか、?2人だけしか理解できない関係だもんな、
まぁいいよな、
没だけどどうにかして完結させたいッス。