独白文
供述:●●● ●●●
とうに壊れていたのだ
俺は
人より五感が優れてる俺は
人一倍気づきやすく
人一倍傷つくやすい
それに気づいたのは
手遅れだった
ある皇帝がいた
俺の好きなスポーツをする上で立ちはだかってきた
そして強烈な煽りをしてきた
普通なら反論するか、無視するか
それだけの事なのに
俺の中に燻り続けている
嫌でも繰り返してしまう
俺が好きなスポーツ__以後サッカーと呼ぶ。
そのサッカーをしていた環境は特殊だった
その中では俺が居たポジション__以後ストライカーと呼ぶ。
ばかりが集まり、メンタルが強く
才能があり、
なんでも勝ち残ろうとするエゴが必要である
その中では弱すぎたのだ
あいつのことが正しいのでは
俺はもう価値がないのでは
マイナス思考に傾いていた。
ある怪獣がいた
そいつはいつも、俺の前に立ちはばかった
それが鬱陶しくて
でも、それ以上に楽しかった
年下なのに身長が高くて
口癖がコロスで
変なやつだった
でもストライカーとして逸材だった
あいつは要らないものを捨てるヤツだ
フィジカルもテクニックも上で
どうにかして追いつきたいがために
必死でトレーニングをした
過剰なトレーニングのせいで
味覚を失った
味が分からない
意識してなかった問題かもしれない
そんなのはごまかせたから良かった
最近は寝不足が多い
夢のせいだろうか
ある大富豪がいた
そいつは金持ちでお坊ちゃん
だけどサッカーの器用さは抜群で
ある寝坊助に依存していた
でも寝坊助とのコンビネーションは抜群で
余計に腹が立った
そんな食い合う俺には
楽しい相手だった
ある蜂がいた
そいつはなんとも楽しそうだった
いつもそうだ
少し変わった笑い方でいつも俺を呼んでくれる
最高の友達でライバル
そんなふうにこんな環境で話し合える
人がいて俺は嬉しかったけど
同時に怖かった
強くなるためなら手段を選ばない
それは皆同じだけど
仲良くしているやつに急に捨てられたら
俺には恐ろしかった
怖かった
中学校の時に仲のいいやつがいた
だけど俺が彼女がいる、しかもDVしてるらしい
変な噂だった
直ぐに消えるだろうと思ったし
そんなバカげた噂なんて信じないと
思っていた
そう、願ってしまった
結果的に、あいつは信じた
それからはずっと仲良くなる度に裏切るのかと
疑ってしまう
そんな俺が嫌だった
そんなことをする俺に戒めを腕に刻んだ
ある寝坊助がいた
そいつは生まれながらの天才だった
サッカー歴数ヶ月
それなのにあのトラップ能力
何度も生まれ変わるお前に魅せられた
めんどくさいというお前も
いつかは楽しそうになった
あぁ、お前に俺はいらないんだな
このように捨てられていくんだと
初めてここで実感した
ある赤豹がいた
そいつはとにかく足が早かった
何もかもをぶち抜いていく 彼に魅せられた
必ず先を行く
なんと言ってもあだ名はお嬢
確かにわがままだ
そうこう思い出していると楽しくなっていく
誰にも読まれない手紙
読ませたくない手紙
俺の弱さを知った瞬間
皆の興味は皆無になるのだから
何もかも吐き出して
楽になってしまいたい
楽しい、サッカー
それよりも前に
元々はあまり目立ちたくない性格だった
すぐ雰囲気に流されたり
すぐに泣きべそかくような
弱い、弱い男の子なんだ
こんなことを言う俺も俺だけど
名前を塗りつぶすだけで俺が俺で無くなる
誰かが書いた、訳の分からない文句
こんな独白なんて要らない
だって読まれたくもないのにわざわざ紙に書く
意味がわからないかもしれない
そうでないと壊れてしまいそうなんだ
味覚も分からなくて
目も最近ぼやっとしてきて
寝れなくて
そんな弱い俺を
誰が必要とするだろうか?
タダノヒトリゴトを紙に殴りかいた
なんか吹っ切れた
その紙を丸めて、クシャクシャにして、捨てる
そうすることで少しは楽になった
誰にも分からない俺の独白
そうして俺は今日も布団に入る
気味悪いは今週末書きます
続きは伸び次第
もし書くんなら他の人視点で書きます
コメント
2件
最高です!続き書いてもらいたいです!!