⚠️注意⚠️
・えげつないキャラ崩壊
・冬弥が限界オタク
・猫かぶり彰人
そんなこんなで駅前についた。放課後だからか、かなり人が多い。
AKITOさんはいつの間にかマスクをし、帽子を被って目立たないようにしていた。まあ、オーラは隠せていないが……
『あ、あの…見たいお店って言うのは……?』
『ん?ああ、ここのショッピングモールに新しく出来た○○っていう服屋なんだけど……』
『服屋…』
俺は仕事の時以外服に無頓着だ。家ではジャージかTシャツ+ハーフパンツとか、パーカーとか……だから、服屋なんてプライベートではほとんど行ったことがない。
『冬弥はあんまり服屋行かないのか?』
『あっ……そうですね…あんまり服とかわからなくて。』
『……じゃあ、オレに服選ばせてくれない?』
『えっ?!!?!!!』
夢小説で見たやつだ……????(2回目)
『そ、そんな…!AKITOさんが買い物するのに邪魔になっちゃいますよ……』
『あー、いや、正直に言うと今日はオレの服より冬弥の服選びたくて来た。』
『え、えええ……???』
あれ、ここほんとに夢小説のセカイだっけ?こんなに理想通りの展開夢小説でしか見たことないよ…
『買わなくていいから、な?』
『う、うぅ……』
推しにお願いされて断れる鋼の理性を持った方がいたらとても尊敬します。俺は無理でした。
無事目当ての店へ到着した。が、1つ問題がある。
『こ、ここって……ストリート系の服ですよね……?』
『ん、そうだけど。』
それは、俺とは縁がないと思っていたジャンルの服だということだ。
モデルとして撮影する時も、こういったコンセプトでの撮影はしたことがなかった。
『し、心配だ……』
『安心しろよ、オレが似合いそうなの選ぶから。』
『あっ……ありがとうございます…』
はぁぁかっこいい…好き……
俺がそんなことを考えている間も、一生懸命コーディネートしてくれるAKITOさん。ただの神では……?
『このアウターなら…こっちだな。ちょっとこれ、試着してみてくれよ。』
『し、試着………わかりました…』
渡された服は俺だったら絶対に選ばなそうな首元が開いたシャツとオーバーサイズのアウターだった。
『仕事意外でこんなちゃんとした服を着るのは初めてな気がするな…緊張する…』
試着室のカーテンを閉めると、早急に服を脱ぎ、ハンガーへかける。
こんな服が俺に似合うのかどうか不安だったが、推しに頼まれたものは仕方がない。軽く身だしなみを整えてからカーテンを開けた。
『着替え終わったんですが…あ、あの…どう…でしょう?』
AKITOさんは目を見開いてこちらをまじまじと見つめている。
『…似合ってる。』
『え、?』
『めちゃくちゃ似合ってるぞ…冬弥…!』
『え、えぇ?!ほ、本当ですか…』
推しに褒めてもらえる日が来るなんて……いや、褒められてるのは服か。
『次、こっちも着てほしい。』
『え、あ、はい…!』
to be continued…
またしてもお久しぶりです。
前回と間があきすぎて忘れられてそう。私もどこまで投稿したのか忘れてました😇
ではまた次の投稿で👋