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wt様全ペアちょーせん!!
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⬇
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pair ┊︎ 金ブロ / 微 喧嘩
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地面ばかり見て、歩いてた僕は
“君の蒼さ”に気づけなくて
馬鹿みたいに、馬鹿みたいに
闇雲に君の影を追っていた
「なんでいつもそんなヘラヘラしてんだよ」
誰かが僕に言った言葉。
「なんでいつも笑ってるの?」
誰かが僕に放った疑問。
…そんなの、僕が聞きたいよ
なんで、笑ってるんだろう
そんな中、君は言った。
「俺はお前のその眼、好きだけどなぁ」
彼だけは、僕の笑いに触れてくることが無かった。
彼の隣は、居心地が良かった。
今日、一緒に帰る約束をした。
昇降口で、蒼い彼が来るのを待つ。
彼はあの時、僕の眼が綺麗だと言った。
でも、僕は─────
kn 「ごめんな、br。待たせちゃって」
br 「全然大丈夫だよ〜」
kn 「じゃあ、帰ろっか」
日が傾きかかった通学路を、彼の隣に並び、歩を進める。
kn 「…そういえば、知ってた?今日、流星群なんだって。」
br 「…へぇ〜」
僕はそういうのには心底興味が無い。
なので、適当に相槌を打っておいた。
kn 「あ、ほら」
彼が指さした先には、黒く染まっていく空と、満天の星。それと─────
次々に流れる、流れ星が見えた。
白線の上に立って、流れる星を追う。
きれい、だな
彼の隣へ行こうとするも、踏み出す足は、何故か地面に崩れ落ちてしまった。
br 「あれ…、なんで、僕…」
泣いてるの
kn 「……無理しすぎなんだよ」
彼は綺麗な蒼い瞳をそっと伏せると、僕の前に屈んで、手を差し伸べてきた。
kn 「俺に着いてきな」
微かに匂う君の声が、風になびいていた。
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湿気た顔をして生きている俺は
色の多さに気づけなくて、
明暗さえも、分からなくなっていた。
「お前、暗いんだよ」
誰かが俺にそう呟く。
「あの子あんまり笑わないよね」
誰かの心無い言葉。
俺は笑うことが下手だった。
なんで、笑えないんだろう。
笑えたら、もっと上手く生きられたんだろうか。
そんな中、君は言った。
「僕は君のその声、好きだけどなぁ〜」
彼だけは、俺の笑いに触れてくることはなかった。
彼の隣は、居心地が良かった。
今日、一緒に帰る約束をした。
紅い彼を求めて、廊下を足早に進む。
彼はあの時、俺の声が好きだと言った。
でも、俺は─────
kn 「ごめんな、br。待たせちゃって」
br 「全然大丈夫だよ〜」
kn 「じゃあ、帰ろっか」
夕焼けの中、俺と彼の影が伸びている。
kn 「…そういえば、知ってた?今日、流星群なんだって。」
br 「…へぇ〜」
彼は心底興味が無さそうだったが、そんな事はどうでも良い。
─────今は彼を救えるかどうか、だ
彼が無理して笑っていることを知ったのは、昨日の事だった。
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俺がいつも通り窓に寄りかかって親友であるshkと話していると、隣のクラスからnkが尋ねてきた。
nk 「…なぁ、kn、ちょっといい?」
nkの口から紡がれたのは、衝撃の事実だった。
nk 「brの…brの、笑顔、見れなくなるかも」
kn 「…は?」
彼が言うには、brの笑顔が全て作り笑顔だったということらしい。
俺は、brの笑顔が羨ましかった。
あんなに眩しい顔が出来るのが、羨ましかった。
しかし、彼も俺と同じで、笑えない類だった様だ。
でも、彼は俺とは違う。
彼の笑顔で、俺たち”5人”は救われていたと言うのに─────
nk 「俺、俺…ッどうしたらいいかわかんないよ…ッッ」
nkはぽろぽろと大粒の涙を零した。
きっと、もっと早く気づいてあげれば良かった、と自分を責め立てているのだろう。
nkがわざわざ俺を頼って来たのにも、きっと理由がある。
笑わない俺だから分かること─────
俺は即座に彼の所に行くことを決めた。
教室の中で俺らの事を不思議そうに眺めている翠の彼に向かって、
kn 「shk、nkのこと任せた!!」
と大声で叫ぶ。
shk 「は、?どういう事だよ…?」
nk 「…ッッ、」
shk 「え、nkなんで泣いて…!?!」
nk 「knなら、大丈夫だよね……ッ」
shk 「…何が何だか分からんけど…お前が泣く所は、あんま見たくないかも」
nk 「…!!!、ふwなんかshkらしくなッw」
shk 「は?」
そんな事があり、今日一緒に帰る約束をしたのだった。
今日は流星群。
丁度良かった。
kn 「あ、ほら」
俺が指さした先には、満点の星空と───
次々に流れていく、流れ星が見えた。
綺麗な星空に見入っていると、紅い彼が崩れ落ちる音がした。
それは、身体だけではないようで─────
br 「あれ…、なんで、僕…」
そう呟く彼の目元には、薄く輝く涙が浮かんでいた。
kn 「……無理しすぎなんだよ」
そう言いながら、俺は彼の目の前にそっと手を差し伸べた。
kn 「俺に着いてきな」
br 「ねぇ”〜何処まで行くの?」
彼に連れられて来たはいいものの、僕は今永遠に坂を登らされている。
kn 「…もーちょっとだから…」
ほら、着いた。
そう囁く彼の声に反応したように、夜風が僕の髪をさあっ、と揺らした。
br 「わぁ…ッ」
僕はまるで子供の様に、はしゃいだ声を上げる。
kn 「綺麗でしょ…?俺の秘密基地。」
そういう彼の横顔は、何故かとても寂しそうで─────
「…kn、無理してる?」
僕は、無意識にそう呟いてしまった。
kn 「ッッッ…!!」
knはどういうことか驚いた表情で僕の目を見つめる。
幾秒かそうした後、彼は何故か膝をつき座り込んでしまった。
kn 「俺が、…、俺が、救う筈だったのに…」
そう呟いて、彼は涙を流す。
次々と流れるその水は、暗い灰色に見えた。
そんな彼を見ていると、”あの頃”の僕に重ねてしまい─────
溢れる涙でピントの合わない視界は、焼き付いた様に熱くて。
久しく見上げた、君の瞳は、
滲んだ─────蒼だった。
彼と身を寄せあって星空を眺める。
空を眺めているうちに、涙も止まってきていた。
そんな中、蒼い彼が口を開いた。
kn 「…何時からだろう、辺りを見回す余裕すら、無くなってたなぁ」
そう呟いた彼は、珍しく、困ったような、哀愁に満ちた笑顔を見せた。
br 「針のような形をしたまま、僕らは何かになろうとしてたよね。」
僕は、僕のままでいいのに。
彼は、彼のままでいいのに。
隣で星空を見上げていた君の手の中には、雪解けのように輝く美しい指輪が、いつのまにか握られていた。
br 「…え?それって─────」
kn 「今はこれくらいしかあげられないけど─────」
「これからも、俺と一緒に居てください。」
br 「…はい!!」
彼に勢い良く抱きつくと、照れたように顔を真っ赤にした。
僕/俺 には、君が唯一の─────
“ 救いだった “
ー後日談ー
nk 「良かった”ぁ゛…brも、knも、沢山笑うようになって”ぇ”…」
kr 「おいもう泣くなってーw」
sm 「親みてぇな奴だな、w」
shk 「しかもおまけに付き合ったらしいしな」
kr 「まじでそれだけは意外だった」
nk 「今日皆でお祝いしよーぜ!!」
kr 「さんせー!!!!!」
shk 「相変わらずだな、あの二人w」
sm 「…で??お前はいつ告るんだよ」
shk 「ッぇ”なんでバレてッ”」
sm 「分かり易すぎるんだよ…」
“ 天色 “
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡150