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ෆ
2,994
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あはそ
127
執事&お坊ちゃん
🍵「こさめ様。朝でございます」
コンコン、と扉を叩く。
返事はない。
🍵「こさめ様」
もう一度。
しーん。
🍵「……失礼いたします」
すちは静かに部屋へ入る。
ベッドを見る。
こんもり。
布団が山になっていた。
🍵「……」
🦈「……」
🍵「こさめ様」
もぞ。
🦈「……あと五分」
🍵「昨日も同じことを仰っていました」
🦈「今日は今日」
🍵「学校に遅刻します」
🦈「学校も五分待って」
🍵「待ちません」
すちは布団をめくる。
🦈「やだぁぁ!」
🍵「起きてください」
🦈「寒い!」
🍵「冬ですので」
🦈「戻して!」
🍵「戻しません」
🦈「鬼執事!」
🍵「ありがとうございます」
🦈「褒めてない!」
十分後。
ようやく制服に着替えたこさめは、食卓へ座る。
🦈「眠い……」
🍵「目は開いております」
🦈「半分寝てる……」
🍵「パンをどうぞ」
🦈「……」
こさめはパンを持つ。
そのまま。
ぼーっと見つめる。
🍵「こさめ様」
🦈「……」
🍵「食べてください」
🦈「食べた」
🍵「まだ持っているだけです」
🦈「気持ちでは食べた」
🍵「お腹は満たされません」
朝食を終え。
玄関へ向かう。
🦈「いってきます!」
元気よく飛び出そうとした瞬間。
🍵「こさめ様」
🦈「なに?」
🍵「鞄」
🦈「……」
🍵「……」
🦈「あ」
机の上だった。
取りに戻る。
🦈「よし!」
🍵「こさめ様」
🦈「今度はなに!」
🍵「お弁当」
🦈「……」
玄関に残っていた。
🍵「……」
🦈「……」
🍵「あとハンカチも」
🦈「なんで全部知ってるの!?」
🍵「執事ですので、?」
学校から帰宅。
🦈「すちー!」
🍵「お帰りなさいませ」
🦈「見て!」
🍵「はい」
テストを差し出す。
九十八点。
🦈「惜しい!」
🍵「十分素晴らしいですよ」
🦈「あと二点!」
🍵「では次は百点ですね」
🦈「うん!」
こさめは嬉しそうに笑う。
🍵「ところで」
🦈「なに?」
🍵「残り二点は」
🦈「名前書き忘れ」
🍵「……」
🦈「……」
🍵「こさめ様」
🦈「はい」
🍵「まず名前を書きましょう」
🦈「次から頑張る!」
🍵「毎回そう仰っています」
夜。
🦈「今日は疲れた!」
🍵「何がございました?」
🦈「名前書き忘れた」
🍵「それは疲れますか、?」
🦈「ずっと引きずってる」
こさめはソファへ倒れ込む。
🦈「もう今日は何もしたくない」
🍵「ではこちらを」
すちは毛布をふわりとかける。
🦈「わぁ」
🍵「温かいうちにココアもどうぞ」
🦈「すちって何でもできるよね」
🍵「仕事ですので」
🦈「こさめも執事ほしい」
🍵「私は誰で何の仕事をしているのでしょう」
🦈「……」
数秒考えて。
🦈「すち!執事!」
🍵「正解です」
🦈「やったー!」
🍵「景品はございません」
🦈「えー!」
コメント
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こういう空間の壁になりたい