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夜の街灯がぼんやりと二人の影を照らす。
ナムギュはいつも通り、アニキの浮気現場を見てしまった。
違う女と笑い合うアニキの姿。
その笑顔は、もう自分に向けられたものではないとわかった。
「アニキ……もう、無理だ」
声が震えた。
その場から走り去ろうとした瞬間、背後からサノスの声。
「おい、待てよ、ナムギュ」
振り返ると、サノスは冷たい目でこちらを見ていた。
「何だよ。なんで来たんだ」
「俺は、もうお前のそばにはいられない」
「別れる?そんなの困る。生活が乱れる」
「生活?愛なんてもうどこにもないだろ」
サノスは何も言えなかった。
「俺は自由になりたい。アニキの奴隷なんかじゃない」
ナムギュは決意を胸に、その場を後にした。
もう二度と、アニキの元には戻らない。
ナムギュの強さと決断、サノスの冷たさが際立つシーンにしたよ。