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死ネタ⚠

類が死にます。

地味に書き手の私が泣いた。

そして前半下ネタ注意

後半の文を書かなければ幸せだった類寧々…








私は神代寧々、ある変な旦那を抱えるただの妻だ。

ちなみにその変な旦那とは皆さんの思う通りこの人だ

「ねーねぇぇぇぇ!!!ただいまぁ!!ギュッ!」

このメッシュを入れた紫髪の人は毎日帰る度私にハグをしてくる….

「はいはいおかえり….」

この人の名前は神代類….見ての通り妻を激しく愛する旦那だ。地味に鬱陶しいけど…変に色んなところで力のお強い方から抵抗できない…。

例えばこんな時





「ねぇ、今日は流石にYESじゃないからね、だって結婚してから今日まで毎日やってるからたまには━━━」

「寧々、愛してるよ….チュッ…」

毎回類はこうやってイケボを有効活用(?)してくる。

「….全くしょうがない….いいわよ..」

「わーい!!!」







ちなみにあの「毎日やっている」と言うのは本当である。最近はしてないけど….まぁ、私”悔しいけど”体力が無いから…夜の行為は数十分で終わる。本当に悔しい…

でもそんな私でも、”唯一”旦那様に勝てる時がある。それは….


「ねぇ…寧々」

「ん?何?」

「それだけは辞めてくれないかい?!?!…」

「なんでよ」

「それだけは!!…」

そう…それは….野菜を料理に入れるか入れないかだ。

私は結婚する前、お義母さんに沢山家事を教えてもらい、嫁入りがいつもできるようにしていたのだ。そしてお義母さんから1番伝授して貰っていたことがあり、それは

「料理には野菜を是非たくさん入れてもらっていいからね!」

という事である。

つまり、今日作る予定のカレーも【チキンカレー】にする予定だけど、私の行動次第では【野菜カレー】にする事も出来るのである。

「寧々っ…寧々ぇ!!!..,..」

類は現在涙目だ、少しやりすぎたと世の中の妻たちは野菜カレーにするのを諦めるかもしれない、しかし私は

「ダメ、野菜カレーにしますからねぇ〜」

多分私は今、いくら演じていてもしないような悪い顔をしていると思う。でも今はそれでいい!!!

「寧々のケチー….!鬼ー…!美人妻ー…!!!」

明らかに罵倒のつもりだろう。しかし”美人妻”と言っている辺り、罵倒しきれていないのである。

ちなみに類は私の作ったものはどんな料理であっても残さず食べる+必ずおかわりを1回はする。

「ご馳走様っ…あ!違う!….ね..寧々ー…お..オカワリ…ホシイナァ…」

そしてそんなことをした日は必ず…

「ね、寧々…明日は僕が晩御飯作るよ!あ!お風呂洗っとくね!…寧々!肩こってない?!」

等とめちゃくちゃ媚びを売ってくる。まぁ見てて気持ちがいいしいっか!





さっきから散々言っているが、実は私も類のことが勿論大好きに決まっている。

勿論、最初は幼なじみとの恋愛なんてゲームや漫画の中だけかと思ってたし、類なんて変にモテるし、イケメンだし、沢山女性周りにいるしで、私なんかと付き合わないかと思ってた。

でも、告白してきたのは類だし、プロポーズしてきたのも類、類もどうやら私のことが大好きみたいで良かった。

本当に昔が懐かしい…

「ねーねっ!!!!」

ギュッ….ナデナデ

「っ!…類….!」

類に抱きつかれるだけで、自然と笑顔になれる私がいる。



「フフ…今日は久しぶりにやる?..」

「えっ?….寧々?…」

久しぶりに誘った、類がその誘いに了承しないハズがないから、わざと誘った。何がとは言わない。





ちなみに今日はめちゃくちゃ「好き」や「愛してる」とか言われてめちゃくちゃ甘やかされた。….言うのも恥ずかしい。


そして寝る前に類はいつも

「おやすみ、寧々…と言う。」








……

「っ…類…なん…で……なん…..で…..」

類はついこの前、病気で亡くなった….

本来は安静にしていれば治ったかもしれない病気だった….でも、類は無理して演出を作り続けたから….あの時、お医者さんの「無理をしないように」という助言を聞かなかったから…

私も止めた、でもこれは彼の意思だ…

最後に彼は、

「おやすみ…寧々….」

と言って、息を引き取った。











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