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青「…」
青「…るぅとくん」
黄「なぁに?ころちゃん」
青「僕ね、もう最近全然寝れないんだ」
黄「そっかぁ、寝れないのかぁ」
黄「じゃあとんとんしてあげる」
黄「ほら、とん、とーん…」
青「…ごめんね」
黄「なんで謝るんですか?」
青「こんなこと言っても困るよね」
青「ごめんねぇ…」
黄「ころちゃん…」
ぎゅっ
黄「ここにいますよ」
黄「大丈夫、だから安心してください」
青「…僕がもっと強かったらなぁ」
黄「…そのままのころちゃんが僕は好きですよ」
黄「人前ではおちゃらけてばかりいるのに」
黄「ほんとは泣き虫で寂しがり屋で甘えたさんで」
青「…るぅとくん…」
青「っ…帰ってきてよ…」
青「…寂しいよっ、ずっと」
黄「…」
黄「…願うことなら、」
黄「この声が届けばいいのに」
黄「…なんてね」
❀·°
―病室にて―
コンコン
青「るぅとくん、来たよ」
黄「…ころちゃん!」
黄「来てくれたんだ」
青「うん」
青「…体調はどう?」
黄「もうね、すっごく元気!」
黄「今すぐにでも駆け回りたい気分」
青「…くふふっwそっかぁ~」
黄「あ、もうそろそろ帰らないとですよ」
青「…だ」
黄「え?」
青「やだ」
ギュッ
黄「…もぉ」
黄「ころちゃんは相変わらず甘えたさんですねぇ」
ポロポロ
黄「…ころちゃん?」
青「…ごめ、我慢できなかっ、た」
黄「ころちゃん…」
青「…お願いだから、いかないで、お願い…るぅとくん…」
(黄:青の背中を撫でる)
黄「…ねぇ」
黄「僕はもう、大丈夫ですから」
黄「だからもうそんなに泣かないで」
青「…だってぇ…」
黄「ねぇころちゃん」
黄「もし来世があるなら」
黄「また僕の恋人になってください」
青「あったりまえじゃん…そんなの」
黄「…ころちゃんならそう言ってくれると思ってました」
黄「ありがとう」
❀·°
黄「君が気づいていないだけで」
黄「僕はずっとそばにいるんだよ」
黄「ころちゃん」
青「…るぅとくん?」
黄「!」
黄「…ふふっ」
黄「大好き」
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解説
この物語では基本的に、回想を除いて 青くんと黄くんは会話していません
全てころんくんの独り言です
最後の黄くんの言葉が届いたのか、届いてないのかは皆さんの解釈にお任せします