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黄青

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黄青

1 - 黄青

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30

2024年07月05日

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青「…」

青「…るぅとくん」

黄「なぁに?ころちゃん」

青「僕ね、もう最近全然寝れないんだ」

黄「そっかぁ、寝れないのかぁ」

黄「じゃあとんとんしてあげる」

黄「ほら、とん、とーん…」

青「…ごめんね」

黄「なんで謝るんですか?」

青「こんなこと言っても困るよね」

青「ごめんねぇ…」

黄「ころちゃん…」

ぎゅっ

黄「ここにいますよ」

黄「大丈夫、だから安心してください」

青「…僕がもっと強かったらなぁ」

黄「…そのままのころちゃんが僕は好きですよ」

黄「人前ではおちゃらけてばかりいるのに」

黄「ほんとは泣き虫で寂しがり屋で甘えたさんで」

青「…るぅとくん…」

青「っ…帰ってきてよ…」

青「…寂しいよっ、ずっと」

黄「…」

黄「…願うことなら、」

黄「この声が届けばいいのに」

黄「…なんてね」


























❀·°































―病室にて―

コンコン

青「るぅとくん、来たよ」

黄「…ころちゃん!」

黄「来てくれたんだ」

青「うん」

青「…体調はどう?」

黄「もうね、すっごく元気!」

黄「今すぐにでも駆け回りたい気分」

青「…くふふっwそっかぁ~」



















黄「あ、もうそろそろ帰らないとですよ」

青「…だ」

黄「え?」

青「やだ」

ギュッ

黄「…もぉ」

黄「ころちゃんは相変わらず甘えたさんですねぇ」

ポロポロ

黄「…ころちゃん?」

青「…ごめ、我慢できなかっ、た」

黄「ころちゃん…」

青「…お願いだから、いかないで、お願い…るぅとくん…」

(黄:青の背中を撫でる)

黄「…ねぇ」

黄「僕はもう、大丈夫ですから」

黄「だからもうそんなに泣かないで」

青「…だってぇ…」

黄「ねぇころちゃん」

黄「もし来世があるなら」

黄「また僕の恋人になってください」

青「あったりまえじゃん…そんなの」

黄「…ころちゃんならそう言ってくれると思ってました」

黄「ありがとう」











❀·°













黄「君が気づいていないだけで」

黄「僕はずっとそばにいるんだよ」

黄「ころちゃん」

青「…るぅとくん?」

黄「!」

黄「…ふふっ」






黄「大好き」

























┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

解説

この物語では基本的に、回想を除いて 青くんと黄くんは会話していません

全てころんくんの独り言です


最後の黄くんの言葉が届いたのか、届いてないのかは皆さんの解釈にお任せします

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