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まぜけちゃ尊い♡
(ぷりあき、あとちぐ要素あり)
side.Kt
「行ってきまーす!!夜ご飯までには帰るね!!」
「はいよー!!遅くなりすぎないようになー!!」
のんびりとコーヒーを飲んでいるまぜちにそう告げて靴を履いて家を出る。なんと言っても今日はあっきぃとちぐと僕で男子会の日!!あっきぃの家で沢山お喋りするぞ〜!!
「あ、けちゃ!!一緒に行こ!!」
「ちぐ〜!!」
道中で偶然ちぐと出会い、そこからは一緒に向かう。ちぐの話は面白いし沢山喋ってくれるから聞いているだけで楽しくて笑顔になる。喋りすぎて気づいたらもうあっきぃの家だった。
ピンポーン
「はーい!!あ、ちぐちゃんにけちち!!上がって上がって!!」
「「お邪魔しまーす!!」」
チャイムを鳴らせばすぐに出てきたあっきぃ。無いはずの犬耳と尻尾が見える。
リビングに着いてからコートを脱いで畳んでおく。そして鞄の中から僕イチオシのココアを取り出す。
「あっきぃ、ちぐ〜!!ココア持ってきたけど飲む?」
「飲む飲む!!ご飯はできてるから温めるついでに作るね!!」
「俺も飲む〜!!俺お菓子持ってきたから後でこれも食べよ!!」
あっきぃがココアと一緒にカルボナーラを持ってきた。やっぱりあっきぃが作る料理は美味しい。2人ともすぐに食べ終わっていた(僕も)。
「ご飯も食べ終わったところで!!恋バナ始めちゃうか〜〜!!」
「「いえーーーい!!!!」」
やっぱり恋バナしないと始まらない。2人の最近の恋愛事情を知ることができて嬉しかったりする。話を聞けば2人とも彼氏がいる生活を楽しんでいるようで何よりだった。しかも話し方が上手いから聞いていて飽きない。
「けちちは最近どうなの?」
「教えて教えて!!」
「ん〜でも2人とそんなに変わんない気がする。同じベッドで寝てる事くらいしかないよ?」
同棲の話を切り出されて嬉しくて即OKしたらダブルベッドで寝る事になっててびっくりしたけどまぜちに抱きついて寝るのは幸せだしいい夢見れる。
「やっぱ同棲した方がいいのかなぁ?俺はどっちでもいいんだけどあっとくん次第?」
「それは人によるかも。でも僕は生活習慣良くなった気がするw」
「あーー、ご飯食べずに寝落ちることなさそうw」
「あっきぃはどうなの?」
「んー、1回切り出してみたけどお互いのプライベート優先するから今はいいかも。俺ん家ペットだらけだからぴのちゃんが怖がるw」
やっぱりそれぞれ事情があるからしていないみたい。いつの間にこんなにも同棲相談会になっているんだろう。でもすぐに話題が変わるから話の尽きない2人だなと思う。
「2人って結構甘える方?」
「俺めっちゃ甘えちゃうw甘やかされると嬉しすぎてついニヤニヤしちゃうな〜」
「僕は…あんまり甘えないかも」
「え、意外!!めっちゃ甘えるかと思った…」
「なんていうか”今甘えて大丈夫かな?”って考えちゃってどうしても甘えれない……」
あとはシンプルに恥ずかしいからなんだけどね。頑張って後ろから頭擦り寄せるくらいしかできない。
でもやっぱり1番盛り上がるのは…
「えっちって週に何回くらいしてるの?」
この話題、夜の事情。生憎今日は攻め組がいないからなんでも話せるし愚痴れちゃうんですよね(いい笑顔)。
「俺週3かも。放送とかレコーディングとかで回数減ったりするけど全然満足してる」
「俺は週4!!声枯れないように1回を短くしてもらってる分回数多めでやってる」
「僕週2かな…。1回がめちゃくちゃ長いから気づいたら朝って時が何回もある……。ちぐの逆パターン?」
これは事実。5回戦とか余裕でするから翌日声ガッサガサだしそもそも起き上がれない。悔しいけど気持ちいいからモーマンタイだけどね。本人には絶対言ってやらない。
「それ大丈夫なの?」
「声ガッサガサだし起き上がれない…w」
「「でしょうね!!」」
ここからはちぐが持ってきてくれたクッキーを食べながら話す。このクッキーめちゃくちゃ美味しいわ。
「これめっちゃ美味い!!」
「でしょでしょ!!俺これお気に入りなんだよね!!」
「ちぐの味覚にハズレなしとはこのこと…」
あ、もうすぐバレンタインだ。何作ろう…。
「ねぇねぇ、2人ともバレンタイン何作る?」
「あ、そうじゃん忘れてた!!」
「何作ろう………?」
「いっその事3人で一緒に作る?」
「いいね!!楽しそう!!」
「あり!!調理器具はあるから俺の家使う?」
「「天才!!」」
今年のバレンタインはいつも以上に楽しくなりそう。あれやこれやと考えていたらいつの間にか日が傾いてきた。
「わ、もう5時?早すぎない?」
「ほんとだ…」
「そろそろ帰ろうかな。ご飯作らなきゃ」
「俺も帰るね!!あっきぃありがとう!!」
「こちらこそありがとうね!!また男子会しよーね!!」
あっきぃに別れを告げて家を出る。寒さが体に堪える。
「さむっ……」
「ほんとにね〜。早く暖かくならないかな?」
「暖かくなって欲しいけどなって欲しくないなぁ…」
「お?それはどうして?」
「寒いのを口実にまぜちに抱きつけないから…」
「やーん!!けちゃ可愛い〜!!」
「可愛くないもん!!」
ちぐと一緒にいると心がポカポカしてくる。相方パワーなのだろうか。無意識に近く寄って暖かくなる。
「また3人で男子会したいね!!」
「ね!!いつもの飲み会とはまた違った良さがあったね!!」
「あ、俺こっちだからじゃあね!!」
「ばいばーい!!」
ちぐと別れ、1人で家に帰る。今日のご飯は何を作ろうか。寒いからシチューもありかもしれない。自然と足取りが軽くなる。楽しみだなぁ。
「ただいま!!」
「おかえり。暖房ついてるから着替えてきな」
「はぁーい!!」
さりげなく僕が持ってた鞄を持って戻っていくまぜちをみて頬が緩む。かっこいいしスマートだなぁ…。僕こんなにも素敵な人と付き合ってるんだ。そう思った。
「けちゃ?何笑ってるんだ?」
「なーんにも!!」
このことは内緒にしておこう。僕だけが知ってるまぜちの大好きなところ。