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本日、異世界46日目!
式典開幕!テッテレー♫
王国丞相であるロバートさんの司会で式典が始まる!
開会の挨拶をニコラス王子が務める。
式典としては、最大級のものということらしいです。
これって国民みんなに聞こえないんじゃないかって思うでしょ?
大丈夫なんですよ。この世界には、そういう魔道具があるんです。そういう設定です。
そのあと、王国軍総隊長のカジャンさんより、今回の事件の経緯を詳細に伝えていく。
詳細を聞いた国民は、驚いた様子だったが、事の顛末を伝えた時に一斉に歓声が上がった。
あまりの持ち上げように、ちょっと恥ずかしい思いをしたが、みなさんの笑顔を見ると悪くないなと思った。これで、黒の軍団は超有名になってしまった。もう仮面も付けてないし、どこに行っても目立つよね!
ここで、国王様からの安全宣言!
これ大事!
さらに授与式と進む。
僕たちは、一番最後だそうです。
「黒の軍団を代表して、マサユメ・ハットリ殿、前へお進みください!」
「はい!」
「貴殿は、かくかくしかじか、うんぬんかんぬん、この国を救った英雄である。黒の軍団を代表して、名誉侯爵を授与する!」
「ありがとうございます。お受けいたします!」
って、流れでお受けしましたけど!
侯爵は、王族以外では最高の爵位に相当する。それをもらっちゃいました。
名誉職なので、しがらみもありません。
毎月、いくらか支給されるんです。
いくらか知りませんけど、もう一生お金に困らんのと違うかな?
カナール皇国からももらってるし。
「加えて、報奨金として10億Gを授与する!」
なんか、誰も異論ないみたいなんで、もらっときますよ!お金はなんぼあってもええですから!
あとで貴族証はもらえるようです。
2枚目ですけど、何か?
まあ、かなり特殊みたいですけど、この世界では問題なさそうです。
このあと、王都の街をパレードだって。
そこまでするんやね!
もちろん、僕たち黒の軍団も参加することになってますよ。もうお祭りって感じです。
さらに、今日を記念日にすることも決まったみたいです。国民の祝日ってやつです。
今さらやけど、そこまですごい事件やったということなんですね。
ようやく、一連の式典が終わって解放された。
まだ、街はお祭り騒ぎですけど。
今日は出歩くのやめようと思ったんやけど、ギルドだけ顔を出していこうと思ったのが、いけなかったかも。
なにしろ黒いんで目立つんです。
王都の人たちは、紳士的なんで、もみくちゃってことはないんですけど、行く先々で声をかけられるんで、なかなか進まない。
やっとのことでギルドに到着して、ランクだけ変更してもらう。これだけのために来ちゃって後悔した。
スケルトンナイトの魔心とタナトスの魔心の買取も考えたんだけど、今すぐにお金要らないし、またの機会にソフィアさんのところで買取してもらうことに変更。
まあ、今日は挨拶も兼ねてって事です。
実はウサール王都支部は来たことがなかったんです。
受付のキャロさんは、僕たちを見て感動してた。もう、有名人に会う感覚なんやろな。
逆ならそうなるかも。
とにかく、ランクの変更をしてもらってすぐ帰るはずが、支部長室に寄って欲しいと言われて、せっかくなんで、挨拶するために行きました。
部屋に案内されると支部長さんが待っていたので、ご挨拶。
やはり、カラーズです。王都支部長ともなると只者ではないです。が、すでにランクは越しました。もうチート認定!
「マサユメさん!来てくれてありがとうございます。支部長のマテオです。
いやー、死神を討伐しちゃうなんて、英雄の中の英雄ですよ!黒の軍団もお綺麗で羨ましい限りです!ヨイショ!」
この人、軽いな!でも、こういうの好きです。
「いや、実はですね。
ちょっと経緯がわからないんですけど、メヒカール帝国の帝王様から伝言が来てましてね。
たぶん、ギルド全体にやっちゃってますね。黒の軍団が招待されてますよ。
あの国はマジで情報収集が早いですからね。
もう、今回の件が知れ渡ってるかもしれないですよ。あの国、謎が多いんですよね。
まあ、伝言自体はメヒカール帝国の王城に来てくれってことです。行くかどうかは自由です。
行くんなら、城門も王城も顔パスで行けるみたいなんで、なんも要らないです。
一応、伝言は伝えないといけないんで、伝えましたけどね。好きにしてください。」
「そうですか。伝言ありがとうございます。
カグヤ様!どう思いますか?」
「胡散臭い話やけど、メヒカール帝国に入る以上、行かなしゃーないんちゃうか。警戒した方がええとは思うけどな!」
「そうですよね。わかりました。とにかく、行って来ます。伝言ありがとうございました!」
「ところで、マサユメさん!黒の軍団ってギルド本部からVIP待遇に指定されてるんですけど、お知り合いでもいらっしゃるんですか?
私も神セブンのキャスバルさんにはたまに会いますけど、あの人にもそんな権限ないですからね。さらに、本部の人は会ったこともないですよ。それどころか、本部がどこにあるのかも知りませんからね。」
「あ、いえ、僕もキャスバルさんには、1度だけ会っただけです。本部の方は会ったこともないですね。たしかに不思議ですね。」
「うーん、そうですか。なるほど、まあ、もし本部の偉いさんに会ったらよろしく言っといてください!
ウサール王都支部のマテオは、仕事ができる優秀な人だって。笑。」
「はい、わかりました。笑。
それじゃ、ありがとうございました!」
マテオさん、楽しい人やったな。
キャロさんもありがとうございました。
それじゃ、王城に戻ります。
帰るのも時間かかりそうです!
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