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#YJ
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マネージャーに付き添われて楽屋に戻ると、身支度は済んでいるが何やら落ち着きのないメンバーが居た。
❤️「あ!仁ちゃん!何処におったん!?さっき緊急ベルが鳴ったから仁ちゃん大丈夫かって心配してもーたよ…!」
💛「あー…すまん。ありがとう。メイクオフしたところでベル鳴って…結局着替えまでいけなかったんだよ。とりあえずマネージャーさんが部屋覗いてくれたから、一緒に戻ってきた」
💙「そかそか。吉田さん以外準備できてるから、早よ着替えといでー(笑)」
💛「ん。そーするわ。」
マネージャー「吉田さん、着替え取ってきますね」
💛「すみません。よろしくお願いします。」
🤍「ね、よっしー。顔色悪いけど、大丈夫?」
💛「あ?マジ?」
🤍「うん。今にも倒れそうなくらい白いけど…何かあった?」
人の顔色の変化に柔太朗はよく気付く。
普段から周りを見ながら動いてるんだなぁと感心するが、今はその気遣いが辛い。
どうか、心の傷に気付かないでほしい。
💛「今日の放送、俺は皆と違って緊張してたからなぁ…疲れがドッと出てきたのかもしんね」
🤍「そう…あんまり無理しちゃダメだよ。まぁ嫌がってもこの後勇ちゃんの家には連れてくんだけど(笑)」
💛「あ。そーなんだ(笑)」
🤍「とりあえず水飲んで落ち着きなさいよ」
💛「おぅ、ありがとう」
柔太朗からペットボトルを受け取る。
かなり喉が乾いていたので、ありがたくいただくことにする。
🤍「めっちゃ飲むじゃん(笑)ほどほどにねー」
🩷「おーい、仁人。マネージャーさんが服持ってきてくれたぞー」
マネージャーさんから服を受け取った勇斗が近付いてくる。
🩷「てか、仁人、タートルネックのセーター?今日こんなん着てたか?」
💛「あー…今日緊張で喉に負担かけた気がするからさ。少しでも温めたいなって思ってマネージャーさんに借りたんだよ」
服で温めただけで、負担かけた喉が回復するか!
自分なら普段、そうツッコミを入れるであろう言い分だが仕方ない…
勇斗もそうだったようで、
🩷「ふーーーん…なんかよく分からね(笑)まぁ、早く着替えてきたら?(笑)」
なんて、微妙な返事が返ってきた。
💛「服サンキュ。着替えてくる」
🩷「おぅ、いってら」
勇斗に見送られながら楽屋を後にした。
マ「では、皆さんまとめて佐野さんのご自宅に送りますね」
予定より遅くなってしまったが、佐野家で反省会のために帰路に着く。
緊張の連続だったからか、眠気がキツい…
油断すると瞼が落ちてきそう…
眠気と格闘していると、となりに座っていた柔太朗が気付いたらしい。
🤍「あれ、よっしーもしかして眠い?」
💛「ん……なんか…思ったよりも眠い…おれ、起きてらんないかも」
🩷「まぁ、おいちゃん疲れ体質だもんねー。起こすから寝てていいよ」
💛「ん。サンキュ。助かる…」
マ「吉田さん、お疲れ様でした。車内ではせめて、ゆっくり休んでください。」
💛「ありがとうございます…」
そのまま自分の意識はブラックアウトした。
💛「ん…?なに…?」
頭の方で声が聞こえる。
いや…俺眠ぃんだよ…てか、いつ自分の家に帰って来たっけ?
………あれ?ここ…
💛「俺ん家じゃない…?」
🩷「あ。仁人起きた?おはよー」
💛「おはよーって、オマエ…え、ここどこ?」
🤍「勇ちゃんの家のベットだよ。ごめん、分量間違えちゃったみたいでさ。こんなに寝てもらうつもりじゃなかったのに。」
💛「分量…?」
なんの話だ…?
❤️「仁ちゃん、おねむのところ申し訳ないんやけどさ、」
💛「?」
スっと舜太の指が近付き、ツっと首を撫でる。
❤️「コレ。何なん…?説明してや。」
💛「これ…?…ッッ!!」
指の先には赤い痕。
タートルネックを着て隠していたはずなのにいつの間にか脱がされ別の服に変わっていた。
バレた…見られた…
恐怖で声が出なかった。
🩷「なぁ、仁人。これ、誰に付けられたの?メンバーじゃないことは分かってんだよね」
💛「……」
まずい…なんでこんな事に…
どう言い訳する??
男に襲われかけただなんて、恥ずかくて、悔しくて、言えない。
真実を言ったら気持ち悪がられるんじゃないか…そう思うと、怖くて仕方がなかった。
🤍「フツーに聞いてもどうせ答えてくれないだろうから睡眠薬盛ったのに。意味ないじゃん。」
💛「え、なんで…」
柔太朗から受け取ったペットボトルに入ってたのか…
なんで…何処で気付かれた?
底知れぬ恐怖から、汗が伝う。
🤍「汗、出てるよ。なに、怖いの?」
今まで聞いた事のない柔太朗の氷のような声に恐怖が増す。
🩷「俺と柔太朗さ、見ちゃったんだわ。メイク室前でマネージャーと抱き合ってるの。」
💛「…!!!」
あれを、見られてたのか。
身体が震える。
🩷「それともう1つ。項にも痕付いてるの、知ってた?」
💛「え……」
言われて思い出した。
羽交い締めにされていた時に項に感じた痛み。
💙「結構上に付いてるからタートルネックでは隠せなかったみたいやね。佐野さん気付いとったで。」
❤️「コレを仁ちゃんに付けたのは、ダレ?ねぇ、答えてよ。」
🩷「マネージャーとデキてるの?じゃなかったら、仁人は他人と抱き合ったり他人の服に袖通したりしないもんな…?」
一見優しい目つきに見えるが、奥には暗い冷たさを帯びている。
💛「ち…がう…っ!マネージャーさんじゃ…ない。」
恐怖から声が震える。
💙「ふーん。じゃあ、誰や」
💛「言いたくない…けど、マネージャーではない。信じて」
🩷「なんで言えないんだよ。コレを付けた奴を庇うのか?」
💛「ちが…!」
言い終わらないうちに思い切りベッドに押し倒され、勇斗が覆いかぶさってくる。
🩷「今さ。俺ら大切な時期じゃん?ソレを仁人が壊すの?」
💛「………ッ」
勇斗の一言が、突き刺さる。
皆に申し訳ない。
言いたくない。
恥ずかしい。
情けない。
悔しい。
頭の中で色々な感情が渦巻く。
❤️「あーぁ…仁ちゃん泣いてまうよー可哀想に。けど……今回は仁ちゃんが悪いなぁ。」
🩷「俺らの気も知らないで…俺らの仁人を渡すかよ。」
小さく勇斗が言葉を零すが、聞き取れない。
💙「ごめんなぁ、仁人。許してや」
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