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ベッドの上
小柳君の服に手をかける
「‥‥星導」
「なに?」
「‥‥‥‥本当に全部思い出したのか?」
「そうだけど‥‥まだ何かある?」
「星導が‥‥居なくなった時の事聞いてもいいのか?」
「俺もあまり記憶にはないからなぁ‥‥でも勝手に居なくなってごめん」
「許せなかった‥‥なんで俺置いていかれたのかわからんかったし‥‥でももうそんな事はどうでも良くなったよ。また星導と会えたから」
「今はわかるよ。俺が消える前、この組織に入るかもって小柳君が言って‥‥俺も力が欲しかったんだ。小柳君と渡り合えるくらいの力が」
「あの時だって強かったろ」
「そうだったかな‥‥でもそんな事考えてたら頭に誰かの声が聞こえて光に包まれてふわふわしたと思ったら俺は新たな力を手にしてたんだ。そこから記憶がなくなって俺は1人どうしていいかわからずに彷徨ってた。俺が出来たのは巷を騒がせていたアイツらを新しい力で倒す事。だから所構わず倒していった」
「本当にな。時間と場所は弁えろよ」
「でもそのおかげで小柳君達の組織に見つけてもらえたんです」
「最初は敵か味方かわからなかったからな」
「初めて君たちと顔合わせした時から小柳君の事は気になってました」
「嘘言えよ。話なんて聞いてたか?」
「聞いてませんでしたよ。小柳君が気になり過ぎて‥‥」
「いつからそんなに言う様になったんだ?」
「もう小柳君を繋ぎ止めておけるならなんでも言いますけど」
「なんで俺がどっかに行く様な口振りなんだよ」
服を脱がせ終わると小柳君に口付けをする
赤く潤んだ瞳が俺を見つめる
俺は力を得て何かが変わってしまったのかもしれない
でも小柳君を‥‥
小柳君だけは‥‥‥‥
もう絶対失わない
その為なら俺は‥‥‥‥
「小柳君が記憶を無くした時、俺どうしていいかわからなくて‥‥こんなに辛い思いを小柳君にさせていたと思うと俺‥‥今までどれだけ悲しい思いさせてたのか」
「正直そんな時もあったよ。でも覚えてない奴に俺が勝てる訳でもないし。それでもお前の側にいられるなら良いと思った」
「小柳君‥‥‥‥」
こんなに泣き虫の小柳君は知らない
また溢れる涙が今までの辛さを教えてくれる
「俺の為に泣かないでよ‥‥ぴょん」
「その呼び方‥‥やめろ」
「なんで?」
「昔の分もまた‥‥好きになる」
その言葉に俺はすぐに小柳君の唇を奪った
深く交わす口付けに小柳君の息がすぐにあがる
でもまだ
まだまだ足りない
「っ‥‥ぁ‥‥星導っ‥‥」
「もっと‥‥今までの分もこれからの分も‥‥もっともっと好きになって下さい」
小柳君が俺の首に手を回し、俺を引き寄せた
「もっと好きになるから‥‥離さないで」
「たとえ闇に落ちても小柳君だけは連れて行きますから‥‥あなたが死んで骨になっても離さない」
そう
どちらかが道を踏み外したとしても
絶対あなたを離さないから‥‥
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