テラーノベル
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死。
それは僕が一番恐れたもの。
「…ぁ…っ…」
言葉が詰まる。言いたいことがあるはずなのに声帯が開かない。
「…まぁそうなるだろうよ。…チッ。」
「もう山場は越した。死なねえよ。」
「はっ…っひゅ…ぁの…」
「…なんだよ。」
ガバッ
「っおっ!?」
✧• ──────────── •✧
「…泣くなよ。…その…だぁ゛ー!…チッ。」
「しぬのっ…っひゅ…やだよぉっ…」
テトラがぎこちなく僕の背中を強く2回叩く。
「…生きてて良かったな。」
✧• ──────────── •✧
「お前…ミスミスターだっけ。」
「…すんっ…」
僕はテトラの問いにゆっくり頷いた。
「…そ。…ぁー…なんつーか……ん゛。」
そう汚い声を上げながらテトラは僕に拳を寄せる。
「…?」
僕は合わせるようにグータッチをした。
「ちげーよ!!…これやる。」
「これは…」
テトラが渡したのは小さな輪っかだった。
「これピアス。お前特徴ないし。」
ぐさっと胸にその言葉が刺さる。たしかに特徴はないのかもしれない。
「ピアスはここでは威厳と同意義だ。舐められるぞ。」
たしかにテトラにはじゃらじゃらとピアスがついているように見える。
「ありがとう…ございます…」
「ん。」
KOKUGA
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コメント
1件
「しぬのやだよぉ…」ってもう…ここ、めっちゃ心臓掴まれたよ😢 テトラのぎこちない励まし方、グータッチじゃなくてピアス渡すとこ、なんか不器用すぎて好きすぎる。 「特徴ないし」って言いながらちゃんと気にかけてるの、優しさの形がリアルだなって思った。 短いのにずしっと残るエピソードだった。めがとんきゅーさんの描く空気感、いつも静かに刺さる…🌙