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弓道部コンビだぁ、! 雫ちゃん、天然だけど絶対勘鋭い(偏見)
꒷꒦꒷꒦꒷ まふゆ視点 ꒦꒷꒦꒷꒦꒷
瑞希に一言掛けてからの事。
私はクラスメイトの子達と一通り屋台を回ったり花火を見たりしてその後すぐに別れた。
『…瑞希、大丈夫かな 』
瑞希が死にたいと思って自殺を決めていたのを知った時はビックリしたけど、
……あれ、瑞希は何で自殺したいんだろう
…私と、同じかななんて思いながら残りのりんご飴を1口齧った。
……その時、後ろから優しく 肩を叩かれた。
『……、?』
振り返るとそこに居たのは……
「…朝比奈さん、こんにちは~!」
『え…日野森さん、!?』
日野森さんは変装をしてたけど、 オーラ?が溢れてた。
「朝比奈さんも、お祭りに来たの? 」
『うん、さっきまでクラスメイトの子達と回ってたんだ』
「あら、そうなのね!」
「…それなら、一緒にあそこに行かない?」
『彼処…?って?』
「ふふっ、付いてきて!」
『……、?』
日野森さんに連れられて来たのは小さな公園、?だった。
会場からそれほど遠くは無く、静かにベンチが佇んでいるだけだった。
『……此処は、?』
「私のお気に入りスポットよ!」
「此処なら静かにお弁当も食べられるし、
人がいないからダンスの練習も出来るの!」
『確かに、1人で何かやるなら最適だね』
「そうなの!!」
でも、何で此処に連れてこられたんだろう…と不思議に思っていると日野森さんはベンチに優しく座った。
「朝比奈さんも座って!」
『え…う、うん』
私もベンチに腰を掛けると、日野森さんが口を開いた。
「……朝比奈さん、聞くだけでもいいから
聞いて欲しいの。」
『え……?うん…』
今までとは違い、日野森さんは真剣な雰囲気を出す。
「……辛かったら、言って欲しいの、」
『……え、、?』
「朝比奈さん、今凄く辛そうに見えるの」
思わず俯いてしまう。
「…だから、私じゃなくても良いから
何か…話してくれると嬉しいわ」
『……どうして、日野森さんが…?』
「……ふふっ、やっぱり気にしないでいいわよ」
『……』
私が顔を上げると同時に頬にポツリと何かが伝う。
「あら…?……雨だわ、!!」
『え…!急いで雨宿りしようか』
「そ、そうね!!」
真剣な雰囲気は何処へやら、私達はカフェで雨宿りする事にした。
カフェでアイスティーを飲みながら
日野森さんと他愛も無い話をする。
『……』
ふと窓の外を見ても、
私が求めるものは何も無かった。
24日目
今日はクラスメイトの子達とお祭りに行ってきたよ。
瑞希と日野森さんにも会った。
楽しかった…と思うよ。
……私が求めてるものは、何だろう?
まふゆ