テラーノベル
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涼架)はぁっ、はぁっ、ヤバいっ急がないとっ、、、
辺りは大雨。今日は新しい塾に通う1日目。絶対に寝坊しない!と昨日心に誓ったのだが、、、
大寝坊した。しかも大雨でただでさえ時間がかかる。僕は傘をさす事を忘れ無我夢中で走った。
涼架)着いた、、、
塾に着いたのは良いものの、もう授業はとっくに始まっていた。
涼架)す、すいません遅れました、、、
元貴)あぁ!新しい生徒の子だよね!
元貴)皆んなに紹介するね!今日この塾で一緒に勉強する仲間が増えました!自己紹介出来る?
涼架)えっと、藤澤涼架です、、、よろしくお願いします
ただ1人の男の子が僕に向かってこう言った。
滉斗)初回授業で遅れるなんて勉強する気あるの?
元貴)こらっ!若井!そんな事言わないの!
そう言われてしまうのも無理はない。遅刻した僕が悪いから。
元貴)若井の事は気にしないでね
涼架)あ、はい
元貴)えっとね、席は、、、あっ、若井の隣だ
涼架)分かりました
僕は自分の席へと向かった。
滉斗)お前ここの席なの?
涼架)えっ、うん
滉斗)へぇ、、、
滉斗)まぁ、よろしくな
涼架)う、うん、よろしくね
予想外だった。何か言われると思っていたから。
滉斗)分かんないところあったら、俺に聞けよ?
涼架)うん、ありがとう
嬉しかった。そんな事言ってもらえて。
30分ほど経った頃。僕の体に変化が起きた。
涼架)はぁっ、はぁっ、
滉斗)おい、大丈夫か?
体が暑く、頭も痛い。
涼架)若井さんっ、、、たすけてっ、、、