テラーノベル
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名前▶朱華
読み方▶しゅか
仮の名前▶綿矢 藍
読み方▶わたや あい
性格▶普段はクールドライで年齢と容姿の割に達観して落ち着いており、物静かで礼儀正しく、感情をあまり表に出さない。少し自由人でマイペース
甘い物や動物には相応の反応を見せる
何を考えているのか分からないが、根は誰よりも心優しい。とにかく可愛い。
身長▶102cm
性別▶男
妖怪の種類▶鴉天狗
能力▶《夜羽神楽》(よばねかぐら)
自分の黒い羽の1枚1枚を自在に操る。
羽を刃・盾・足場へ変えられ、大きさや形を変えたり鋭利なものやとても頑丈なものに変えたり。
剛鉄やダイヤモンドを優に超える強度を誇り、散弾銃やショットガンを使っても、何をしても全くの無傷
五月の晒レ頭の攻撃をいくら食らったとしても傷一つつかない。
応用して竜巻や風刃を巻き起こしたり、風を操ることができるあとは錯乱とか救助とか色々
羽は無限生成できるし炎で焼けない。
普通に翼として飛ぶこともできる。
武器▶黒い鞘に入った短刀。いつも服に仕込んで隠し持っている。
人間社会での職業・学校▶逢魔高等学校初等部1年(小一)
共存派/中立派/敵対派▶中立派
境界屋への印象▶嫌いではない。人を守るために戦う者は認めているが、妖怪を一括りに敵視する者には複雑な感情を抱いている。
もちろんある程度の道理も理解している。
一人称▶僕
その他▼
逢魔高等学校の七不思議の1人
・まだ幼い少年妖怪。ちびっ子烏天狗
・本当の姿と仮の姿共に、雪のように白い髪と血のように赤い瞳、真っ白い肌、長い白まつ毛と整った目鼻立ちの絶世の美少年
・そこまで大まかな違いは無いが、本当の姿ではベールを被り、瞳孔が変化していて、白い髪の毛に赤のインナーカラーが入っている。そして烏天狗らしくふわふわな黒い翼を持っている。
・赤いマフラーが特徴的。とても大事なものらしい。
・極度の寒がりで極度の甘党。甘いものなら基本なんでも食べる。
・そして眠気に弱い。
・花が好き。特に彼岸花
・人間と妖怪のどちらにも偏見はなく、中立の立場を貫いている。
・動物、特にカラスと意思疎通ができ、情報収集や伝令を任せることがある。
・動物大好き。甘いものが好き。昼寝が好き。でも悪夢をよく見てしまう。可愛い
・この通り、まだまだ幼く可愛らしい容姿とは裏腹に、卓越した頭脳と身体能力を持ち、ただでさえ速度に優れる烏天狗だけでなく、妖怪トップと言えるほどの圧倒的なスピードや機動力に優れむちゃくちゃ強い。
・そして烏天狗らしく剣術に優れるが、その中でも朱華は類い稀なる、天才的な剣術の才能の持ち主。ただまだ幼いのも相まってか非力なのがネック。
・幼いが”七不思議”の中でも非常に高い実力を持つ妖怪。見た目に騙されて侮ってはいけない、天才とも言えるほど実力者。
・ただし将来的に妖怪の中でも飛び抜けた実力者になることは間違い無い。
・実は天業とは友達同士。朱華が夜散歩をしていると夜間警備の途中だった天業とたまたま会って友達になった。
めちゃくちゃ懐いている。
空亡について、または天業について色々知っているらしい。
人間時代(なしでもおk)▼
数年前に存在した人里から遠く離れた山奥。
地図にすら記されていない、外界との交流をほとんど持たない小さな集落に生まれた。
人間だった頃の名前は、綿矢 藍
そこは外部の人間を強く拒み、自分達で法律を作り、集落の中だけで何世代にもわたって暮らしてきた、ひどく閉鎖的な土地だった。
外から来た者は余所者。
何か問題が起きれば家族ではなく「集落全体」の問題。
そして何より異様だったのが集落の中では、誰にも秘密など存在しなかったこと。
昨日誰がどこへ行った。
誰の家で夫婦喧嘩があった。
誰の子供が学校で何をした。
誰が誰を好きになった。
どこの家が金に困っている。
そんなことまで、翌日にはまるで当然のように住民全員が知っていた。
近所に住んでいた少女が初潮を迎えた時ですら、家族しか知らないはずのことを、翌日にはまったく関係のない近所の老人が知っていた。けれど、誰もそれを異常だとは思わない
家の中で交わしたはずの話を、翌朝には隣人が知っている。
母親にだけ打ち明けたことを、数日後には知らない大人から聞かれる。
子供同士の些細な秘密さえ、いつの間にか親たちへ伝わっている。
誰が喋ったのかを尋ねても意味はない。
誰か一人が監視しているのではない。
全員が全員を見ていた。
そして全員が、「集落の者なら知っていて当然」と思っていた。
だから家族だけで逃げる計画を立てることも難しい。
誰かに相談することもできない。何気なく口にした一言。いつもと違う買い物。普段とは違う時間に家を出る。
その程度の変化すら誰かに見られ、誰かに話され、気づけば集落中へ伝わっている。
さらにこの集落のルールとして、誰も明文化していないにもかかわらず、絶対に破ってはならない掟があった。
集落から出てはならない。
外から来る者を拒絶するのと同じように、内側の人間が外へ出ることも許されなかった。
これまでにも、この土地の異常さに気づき、家族や恋人、あるいは自分一人だけでも外の世界へ逃げようとした者は何人もいた。
しかし。誰一人として、逃げ切れなかった。
何しろ、誰が誰と話したのか。
誰が普段と違う道を歩いたのか。
誰が食料を余分に蓄えているのか。
誰の家から夜中に物音がしたのか。
そんな些細なことまで、翌朝には集落中へ筒抜けになる場所である。逃亡の準備など、隠し通せるはずがなかった。
そして捕らえられた者には、二度と同じことを考える者が現れないよう、見せしめとして苛烈な罰が与えられたという。
ある者は、見るに堪えない姿にされ。
ある者は、炎によって命を奪われ。
またある者は、飢えた家畜の生き餌として差し出された。
それは幼い子供に語り聞かせられていたが、村人達はそれが残酷な脅迫だということだとは全く思わない。むしろ「掟を破った方が悪い」と、逃亡者が殺されれば安堵する。
これでまた集落の日常が守られると本気で思っているから。
そしてある年、そんな集落を嘲笑うかのように、立て続けに災いが降りかかった。
作物は枯れ、長雨が続き、家畜は死に、病が蔓延する。
竜巻が家々を荒らし、火災まで相次いだ。
追い詰められた村人たちは口々に叫んだ。
「天狗の仕業だ」「大蛇だ」「鵺に違いない」
「牛鬼の祟りだ」「百目が見ている」
「疫病神が、生贄を欲しがっているんだ」
根拠など、何一つなかった。
ただ恐怖に怯え、災いの原因を自分たち以外の“何か”のせいにしたかっただけ。
けれど藍は幼いながらに信じていなかった。
天狗でも、大蛇でも、鵺でもない。
こんなどうしようもない村に、ただ災いが降りかかっただけ。
藍には、それだけのことに思えた。
そして追い詰められた村人たちは、とうとう最悪の答えへ辿り着いた。
「災いを鎮めるには、穢れを知らぬ幼子を捧げればいい」
まだ初潮を迎えていない少女。
あるいは、まだ精通を迎えていない少年。
そんな子供を一人選び、“何か”への生贄として差し出す。
もちろん、それで災いが収まる保証などどこにもない。
天狗が望んだわけでも、大蛇や鵺が求めたわけでもない。
ただ恐怖に狂った大人たちが、自分たちを救うために作り上げた何の根拠もない、生贄の条件だった。
そして、生贄は大人と老人たちだけで密かに決められた。
当然、自分の子供を差し出そうとする者など一人もいない。
そもそも集落に子供は少ない。
その中から、まだ条件を満たす幼い子供。
どうせ捧げるのなら、できるだけ見目が良い方がいい。
そして、抵抗されて面倒にならないよう大人しく、あまり暴れそうにない子がいい。
そんな身勝手な条件を並べ、一人ずつ候補を外していった末。大人たちの目は、ある一人の幼子へ向けられた。
雪のような白髪に、赤い瞳。
物静かで大人しく、まだわずか四歳。
綿矢 藍。
何も知らないところで。
藍は、生贄に選ばれてしまった。
それから不自然に、周りの人達が藍に対して優しくなった。不気味なくらい。
まだ何も藍は知らない。
家では母親が泣いていて、父親は何も言わない。兄だけが、明らかに何かに怯えていた。
両親は藍を渡したくなかった。兄も当然、弟を失いたくなかった。
だからこそ、両親は決めた。
子供2人を連れて、この集落から逃げる。
見つかればどうなるかは分かっていた。
過去に逃亡を試みた者たちの末路も、嫌というほど知っている。だから荷物は最低限。
食料を買い込むこともしない。
近所の人間に怪しまれないよう、表情にも態度にも決して出さない。
その日もいつも通り夕食を食べ、灯りを消した。家族全員が寝入った――ように装った。
夜も深くなり、集落から人の気配が消えた頃に裏口から逃亡した。
……集落の外へ出るより先に見つかった。
藍は家族と引き剥がされ。
背後から聞こえる、叫び声と悲鳴と何かが飛沫が舞う音と、何かが裂かれる音を聞きながら、振り返ることも許されず藍は連れていかれた。
白装束へ着替えさせられ、そのまま村人たちに連れられて、夜の山奥へと進んでいく。
そこにはいくつもの火が灯されていた。
大勢の村人が藍を取り囲み、意味の分からない言葉を、呪文のように何度も何度も唱えている。
怖い。帰りたい。お母さんとお父さんはどこ……お兄ちゃん。と考えている合間に。
手足は縛られ、地面に空いた穴へと藍は放り投げられ。
生き埋めにされて殺された。
享年4歳。
サンプルボイス▼
「僕は綿矢藍。よろしく」
「……本当は朱華っていう名前なんだ。誰にも言わないでね」
「人間だから悪い……妖怪だから悪い……そんな風には思えない。悪い者も善い者もいるでしょ。僕は人間も妖怪も信じたい」
「美味しそう……それ食べてもいい?」
「僕は、誰の敵にもなりたくなかった。」
「お兄ちゃん……あんなことさえ無ければ……もっと……違う道も生き方もあったのかな……」
「共存できたらいいって、今でも思ってるよ。……でも、それが叶わない願いだってことくらい、僕も知ってる。」
「……天業?良い人だよ。この前プリン買ってくれたし。でも君は近づかない方がいい」
「てんごー……眠い……お腹空いた……」
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智日 . ¦
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コメント
3件
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朱華くんの設定、すごく丁寧に作られてますね。110cmの小1なのに達観してるギャップも可愛いのに、過去が重すぎる……。「善悪は種族では決まらない」っていう言葉が、4歳で全てを奪われた子が辿り着いた答えだと思うと胸が締め付けられます。兄を誤って♡♡♡た境界屋も憎み切れないっていうのが切ない。白髪赤目に赤マフラー、《夜羽神楽》の羽使いも、まだ非力な剣士という弱点も、今後の物語でどう繋がるか楽しみです。